ハブ径一覧で車種別サイズと適合ホイールを確認

ハブ径一覧で車種別サイズと適合ホイールを確認

ハブ径の一覧と車種別サイズ・適合ホイールを正しく確認する方法

社外ホイールのハブ径は73mmが主流なのに、あなたの車のハブ径が54mmなら、約19mmもの隙間が生まれてハブボルトだけで重量を支えることになります。


この記事のポイント
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ハブ径一覧の見方

国産車・輸入車のメーカー別ハブ径サイズ一覧を確認。自分の車のサイズを調べるための基礎知識をわかりやすく解説します。

⚠️
ハブ径が合わないとどうなる?

サイズが違うまま走行すると振動・ブレ・脱輪リスクにつながります。正しい適合確認でこれらのトラブルを事前に防ぎましょう。

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ハブリングの選び方と注意点

社外ホイール装着時に必要なハブリングのサイズ選定や、固着・脱落トラブルを防ぐための正しい取り付け方を紹介します。


ハブ径とは何か|センターボアとの関係と基本的な役割





ホイール中央にある丸い穴、これが「ハブ径」(別名:センターボア)と呼ばれる部分です。この穴の直径が、車体側のハブ(車軸中心部の突起)とぴったり合うかどうかが、安全な走行を左右する重要なポイントになります。


ホイールは「ハブボルトとホイールナットで締め付けて固定する」と思っている方が多いですが、実際には締め付けとあわせてセンターボアがハブの突起をしっかり受け止めることでホイールの中心が安定します。ナットの締め付けだけでは、走行中の横力(コーナリング時など)に対してズレが生じやすくなるのです。


純正ホイールはメーカーが車種に合わせて設計しているため、ハブ径はぴったりのサイズになっています。つまり純正のままであれば問題ありません。


一方で社外ホイールに交換する際は、ハブ径のサイズ確認が必須になります。社外品の多くは汎用性を高めるため、センターボアを大きめに設計しています。主流のサイズは73mmで、これは国産乗用車の車体側ハブ径(54mm〜67mm程度)と比べると6mm〜19mmほど大きくなります。この差をそのまま放置すると、センターがズレた状態で走行することになるのです。


ハブ径はキャリパー(ノギス)と呼ばれる工具でホイール中心部の内径を計測するか、ホイールの背面に刻印されているスペックを確認する方法で調べることができます。車両の取扱説明書や、メーカー公式サイトのスペック表でも確認可能です。


ハブ径一覧|国産・輸入車メーカー別のサイズをまとめて確認

ハブ径のサイズは車種ごとに異なり、同じメーカーでも車種によって違うことがあります。これが基本です。


以下に国産車・輸入車の主なハブ径をまとめました。ホイール交換の前に、ご自身の車種が該当する数値を確認してみてください。


ハブ径(φmm) 主なメーカー・車種(例)
54mm トヨタ(アクアヴィッツ・プリウス・カローラ系など)、ダイハツ全般(タント・ムーヴ・ミラなど)、スズキ(スイフト・ワゴンR・アルトなど)、マツダ(デミオ・ロードスターNB系など)
56mm ホンダ(フィット・N-BOX・フリード・インサイトなど4穴車)、スバル(インプレッサ・レガシィ・フォレスター・BRZなど)、三菱(コルト・eKワゴン・ミラージュなど)
60mm トヨタ(アルファード・ヴェルファイア・クラウン150〜180系・ハリアー・RAV4・ノア・ヴォクシーなど)、レクサス(LS・GS・IS・RXなど)、日産(キューブZ11・ノート・ティーダなど)
64mm ホンダ(アコード・シビック5穴・オデッセイ・ステップワゴン・CR-V・ヴェゼルなど)
66mm 日産(スカイライン・フェアレディZ・フーガ・ムラーノ・シルビア・エルグランドE51など)
66.5mm メルセデスベンツ(Cクラス・Eクラス・Sクラス・Aクラスなど多数)、アウディ(A4・A6・Q5・RS4など)
67mm マツダ(アテンザ・アクセラ・CX-5・RX-7 FD・RX-8・ロードスターNCなど)、三菱(ランサーエボ全車・アウトランダー・デリカD:5・パジェロ99年以降など)
57mm フォルクスワーゲン(ゴルフ2〜6・ポロ・パサート・ニュービートルなど)、アウディ(A3・型A4など)
72.5mm BMW(E39/E30を除くほぼ全モデル)、MINI(2代目・3代目)、ランドローバー(ディスカバリー3/4・レンジローバーLM)
100mm以上 日産エルグランドE50系(100mm)、トヨタハイエース200系6穴車(106mm)、ランドクルーザー100/200系(110mm)など大型車・SUV系


注意したいのは、同じメーカーの車でも年式やグレードによってハブ径が異なるケースがある点です。例えば日産のマーチはK11系が59mm、K12系が60mmと世代によって違います。また三菱のミニカも搭載するPCDやグレードによって56mmと60mmが混在します。


つまり「同じメーカーだから大丈夫」という判断は危険です。必ず自分の車種の型式を確認してから、ハブ径を調べるようにしてください。


ホイールメーカー各社が公開している適合表も非常に役立ちます。KYO-EIやBBS、RAYSなどのブランドは自社サイトで車種別のハブ径適合表を公開しており、型式を入力するだけで確認できます。


ハブ径の確認には車種別一覧表が基本です。


ホイールメーカーKYO-EIが公開しているハブ径適合表(車種別一覧)はこちらから確認できます。


KYO-EI ハブ径適合表(メーカー公式)|国産・輸入車を網羅した車種別ハブ径一覧


ハブ径が合わないとどうなる|脱輪・振動・ハブボルト破損のリスク

ハブ径のミスマッチはそのまま乗り続けると、取り返しのつかないトラブルを招きます。具体的に何が起きるのかを知っておくことが大切です。


まず「ホイールのハブ径が車のハブより小さい」ケースは最も危険です。ホイール中央の穴が小さすぎてそもそも装着できない、または無理に取り付けるとホイールが正しく固定されず、走行中に脱輪する可能性があります。これは命にかかわる重大リスクです。


一方「ホイールのハブ径が車のハブより大きい」ケース(社外ホイールの多くがこれに該当)は、物理的な装着自体はできます。しかし、ハブ径の隙間が大きいまま放置すると、ホイールのセンターがズレやすくなります。センターがズレた状態で走行すると次のような問題が生じます。


  • 🔴 高速道路でのハンドルの振れ・ブレ:センターがわずか1〜2mmズレるだけで、高速走行時にハンドルが震えるシミー現象(ステアリングバイブレーション)が起きることがあります。これはタイヤのアンバランスとは別の原因です。
  • 🔴 ハブボルトへの過剰な負荷:本来ならハブとホイールが直接接触して力を受け持つ構造なのに、センターがズレると全ての横力がハブボルトだけにかかります。ボルトは本来「固定」のためのもので、「荷重支持」は設計範囲外です。これにより走行距離が増えるとボルトが疲労・破損するリスクが高まります。
  • 🔴 タイヤの偏摩耗:ホイールが中心からズレた状態が続くとタイヤの一部だけが異常に摩耗します。タイヤの寿命が早まるだけでなく、ブレーキ時の安定性も低下します。


これらのリスクは全て「ハブリングを正しく装着する」ことでほぼ防げます。ハブリングが条件です。


社外ホイールに交換した後、高速道路でのハンドルぶれが気になり始めたという場合、実はハブ径のズレが原因であるケースが少なくありません。タイヤのバランス調整をしても改善しない場合は、ハブリングの有無・サイズが合っているかを確認してみてください。


ホイールと車のハブ径が合わない場合のリスクや対処法について詳しく解説しています。


タイヤワールド館ベスト|ホイールと車のハブ径が合わないとどうなる?詳細解説ページ


ハブリングの選び方と正しい取り付け|サイズ・素材・固着トラブルの対策

社外ホイールを取り付けるときは、ハブリング(ハブセントリックリング)をセットで用意することが原則です。


ハブリングはリング状のパーツで、ホイール側のセンターボア(大きめ)と車体側のハブ(小さめ)のすき間を埋める役割を担います。たとえばホイール側が73mm・車体側が60mmなら、内径60mm・外径73mmのハブリングを選ぶということです。これが正しいサイズ選びの考え方です。


素材の選び方:金属製 vs 樹脂製


ハブリングの素材は大きく2種類あります。


  • 🔧 アルミ(金属)製:強度が高く耐久性に優れています。ただし長期間取り付けたままにすると、ハブとの間に錆や腐食が発生して「固着」するリスクがあります。取り外しができなくなるケースが報告されており、タイヤ館などのプロショップでも固着トラブルの相談が多いとされています。対策として装着前にグリスを薄く塗布することが有効です。
  • 🔧 樹脂(ポリカーボネート)製:錆びないため固着しにくく、取り扱いが楽です。一方で金属製と比べると強度・耐熱性がやや劣ります。長距離・高荷重の走行が多い場合は金属製を検討する方が安心です。


形状については「ツバ付きタイプ」を選ぶことをおすすめします。ツバがあることでハブリングがホイールの内側で固定されやすく、走行中に外れたりズレたりするリスクを下げられます。


絶対に注意すべき落とし穴:ハブリングを付けたまま純正ホイールに戻す


意外に多いミスが「社外ホイールからスタッドレスタイヤ(純正ホイール)に交換する際、ハブリングを外し忘れる」というものです。純正ホイールはハブとぴったり合うように設計されているため、ハブリングが残ったままだとホイールが正常に密着せず、最悪の場合は脱輪やハブボルト折損につながります。


ハブリングは目立たないパーツです。タイヤ交換時の盲点になりやすいので、スタッドレスタイヤと夏タイヤを交換するたびに必ず確認する習慣をつけてください。これは必須です。


goo-net magazine|ハブリングとは?社外ホイールに必要な理由・役割・選び方まで詳しく解説


ハブ径の正確な測り方|ノギス・刻印・一覧表を使った3つの確認方法

ホイール交換前に自分でハブ径を確認したい場合、方法は主に3つあります。


① ノギス(キャリパー)で直接計測する


最も確実な方法です。ノギスでホイール中央のセンターボアの内径を測ります。単位はmm(ミリメートル)で、小数点以下まで正確に読み取れます。デジタルノギスであれば1,000円台から入手でき、初心者でも扱いやすいです。ホイールを外した状態で、センターボアの内側に当てて計測するだけです。


車体側のハブ径を測る場合は、タイヤを外した状態でハブの突起部分の外径をノギスで測ります。ホイールを外した直後に行うのが確認しやすいタイミングです。


② ホイール背面の刻印や仕様書で確認する


社外ホイールには背面(裏側)にサイズが刻印されているケースがあります。また購入時の仕様書・カタログにハブ径の記載があることが多いです。「73φ」や「H/B:73mm」などの表記がそれに当たります。


純正ホイールの場合は、車両の取扱説明書か、メーカー公式サイトのスペック表でハブ径を確認できます。


③ 車種別ハブ径一覧表で調べる


上で紹介したKYO-EIやSpec Tankなどのサイトで、メーカー名・車種・型式から検索すれば、ハブ径を即座に確認できます。型式はフロントガラスにある車検証に記載されている「型式」欄を参照してください。これが最も手軽な方法です。


なお、車検証には「ハブ径」の直接的な記載はありません。型式を調べてから一覧表と照合するという手順を踏む必要があります。型式さえ分かれば問題ありません。


社外ホイール購入時の注意点


ネットオークションやフリマアプリで中古ホイールを購入する場合、商品説明にPCDとボルト穴数だけが記載されていて、ハブ径が明記されていないことがあります。PCD・ボルト穴数が合っていてもハブ径が合わないという事態は十分あり得るため、購入前に必ず出品者にハブ径を確認する、またはノギスで実測値を確認してもらうよう依頼することをおすすめします。


スペックタンクでは車種・グレード別のPCDとハブ径を一覧で確認できます。型式が分かれば数秒で調べられます。


Spec Tank|車種・グレード別ホイールサイズ(PCD・ハブ径)検索一覧ページ


同じPCDなのに取り付けできない理由|ハブ径と他スペックの組み合わせ確認

「PCDも穴数も合っているのに、なぜかホイールが取り付けられない」というのは、ホイール交換初心者がよく直面するトラブルです。その原因の多くがハブ径のミスマッチです。


PCDはホイール取付ボルト穴の中心を結んだ円の直径で、国産車では100mmと114.3mmが主流です。ボルト穴数は乗用車なら4穴か5穴が一般的です。この2点が合っていればホイールは物理的に「はまる」ように見えますが、センターボアが車体ハブより小さいと穴に突起が入りきらず装着不可になります。逆に大きすぎると隙間が生まれてガタつく原因になります。


ホイール選びで失敗しないためには「PCD・穴数・ハブ径」の3点確認が基本です。


さらに加えると、以下の4点目・5点目も重要です。


  • 🔵 インセット(オフセット):ホイールリム幅の中心線とハブ面の距離(mm)。インセット値が純正からかけ離れると、タイヤがフェンダーからはみ出したり(車検不適合)、サスペンションやブレーキに干渉することがあります。
  • 🔵 ホイールナット座面の形状:テーパー座・球面座・平座の3種類があり、ホイール側とナット側の形状が一致していないと正確に固定できません。特にホンダ純正は球面座が多く、他社の汎用ナット(テーパー座)と組み合わせると座面が合いません。


「穴数とPCDが同じだから他社の純正ホイールを流用しよう」と考えるケースも実際にあります。しかし他社純正はハブ径がまったく異なることがほとんどで、そのままでは取り付けられないか、ガタつきの原因になります。意外ですね。


ホイール交換の際は、PCD・穴数に加えてハブ径・インセット・ナット座面の形状という5つのスペックを一括で確認する習慣をつけると、交換後のトラブルをほぼ防ぐことができます。5点確認が条件です。


ホイール交換に必要なPCDの確認方法・調べ方を整備士が詳しく解説しています。


221616.com|ホイールのPCDとは?調べ方や交換時の留意点を現役整備士が解説




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