

旧型フリードは、一般的に初代(GB3/GB4系、2008年前後登場)を指し、ガソリン車の10・15モード燃費はおおむね14〜16.4km/Lとされていました。この数値は当時のコンパクトミニバンとしては標準的で、「モビリオ」からの乗り換えユーザーにとっても大きな違和感のないレベルといえます。
一方で、後期型や一部グレードではJC08モードの数値が16km/L前後に整理されており、カタログ上は「改善している」と見えるものの、モード切り替えによる見え方の違いもあるため、ユーザーには説明の工夫が必要です。自動車整備士としては「測定モードの違い」と「実際の使用条件」のギャップをセットで説明することで、過度な期待値を抑えたうえで燃費相談を受けやすくなります。
表形式で整理すると、ユーザーへの説明に使いやすくなります。
| 区分 | 測定モード | カタログ燃費 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 初代ガソリン前期 | 10・15モード | 14〜16.4km/L | NA 1.5L、FF/4WD |
| 初代ガソリン後期 | JC08モード | 16.0〜16.6km/L | 達成率75〜79%前後 |
| 先代ハイブリッド | JC08モード | 21.6km/L | 2代目で27.2km/Lへ向上 |
このように年式や測定モードによってカタログ値が変わるため、「何年式のどの型式か」をきちんと確認してから燃費の話を始めることが、プロとしての信頼感につながります。また、新型と比較したときの燃費差(ガソリンで約3km/L、ハイブリッドで約6km/L前後)を具体的に示すと、買い替え相談の場面でも説得力が高まります。
参考)ホンダフリード(2代目)の燃費をまとめ!ライバル比較、実燃費…
旧型と新型フリードの燃費差を解説している記事です。比較説明の際の根拠として使えます。
実際のユーザー報告では、旧型フリードGB3(ガソリンCVT FF)の平均実燃費は約13km/L前後とされ、JC08モード16km/Lに対して達成率75〜79%ほどというデータがあります。日常的な街乗り中心では10〜12km/L台、高速道路を多く含む遠出では15〜17km/L程度という声が多く、カタログ値との差は走行環境に強く依存すると考えられます。
個人ブログのレポートでは、「近場メインで約13km/L、遠出で最高17km/L、夏の冷房使用や冬の暖機でさらに2km/Lほど低下」という具体的な記録もあり、季節要因と使用条件の影響の大きさがよくわかります。同じ旧型でも、渋滞の多い都市部と、流れの良い地方部では2〜3km/L以上の差が出るケースが珍しくありません。
参考)『フリードGB3&GB4、フリードスパイク、フリード+の..…
また、ハイブリッド旧型では、田舎道で40〜50km/h程度の一定速走行が多い環境で、15〜16km/L程度という報告があり、カタログ値21.6km/Lに比べると達成率は7割前後にとどまる傾向が見られます。渋滞の多い街中では13km/L程度まで落ち込むという声もあり、ハイブリッドだからといって必ずしも極端に良い結果になるわけではないことを説明しておくとトラブル防止につながります。
オーナーの実燃費や使用条件別のデータを掲載しているサイトです。顧客説明時の目安として活用できます。
ホンダ フリード 1500cc(GB3)CVT FFの車種情報
旧型フリードで「燃費が悪い」と相談を受けるケースでは、まずカタログ値と実燃費のギャップを前提として共有したうえで、「明らかに悪化しているか」を切り分けることが重要です。たとえば、同じ使用条件で以前は13〜14km/Lだった車両が、最近10km/L前後まで落ち込んでいる場合などは、整備的なアプローチが必要になるレベルと判断できます。
燃費悪化の相談に関するQ&Aでは、「6年落ちフリードで燃費が悪いように思う」「2WDガソリンで10km/L前後しか出ない」といった声が挙がっており、オイル管理やタイヤ空気圧、ブレーキの引きずり、プラグやO2センサーの劣化などが疑われるケースが典型です。OBDの故障コードが出ていない場合でも、吸気系やスロットルボディの汚れ、EGR通路のカーボン蓄積など、経年車ならではの要因が複合していることも少なくありません。
参考)『6年落ちのフリードですが、燃費が悪いように思います。...…
整備士としては、ユーザーに対して「燃費悪化の自覚症状」(発進時の重さ、アイドリングの不安定さ、排気臭の変化など)も丁寧にヒアリングし、試乗と合わせて総合的に判断するのがポイントです。単に「年式相応」と片づけるのではなく、数値(過去の燃費記録)と症状をセットで追いかけることで、予防整備の提案にもつなげることができます。
参考)フリードの燃費性能はどのくらい?カタログ/実燃費の差を解説 …
フリードの燃費とカタログ値・実燃費差を整理した解説です。顧客への説明資料として便利です。
旧型フリードの燃費相談を受けた際、ただ「様子見」で終わらせるのではなく、整備士側から具体的な改善メニューを提示すると、信頼度と工場売上の両方にプラスになります。例えば、10万km前後走行している車両であれば、スロットルボディ清掃・吸気系クリーニング・インジェクター洗浄・プラグ交換などをセットにした「燃費リフレッシュメニュー」を提案するのは有効です。
また、タイヤ選定も燃費に大きく影響し、エコタイヤとスタッドレスでは条件によって1〜2km/L程度の差が出ることもあります。ユーザーには「空気圧は月1回チェック」「短距離オンリーの使い方では、どんな車でも数値が伸びない」など、運転・使用条件に関するアドバイスもセットで伝えると納得感が高くなります。
参考)フリード(08年05月~09年04月)の燃費|中古車なら【カ…
興味深い点として、あるデータでは旧型フリードGB3の実燃費平均が約13km/Lで、カタログ値に対する達成率が75〜79%程度で安定していることが示されています。これは「達成率7割台なら故障ではなく使用環境の範囲内」と判断する一つの目安にもなり、ユーザーに数値を示しながら説明することで、不要な不安を和らげる効果があります。
参考)ホンダ フリード 2008年登録(1500cc GB3 C…
旧型フリードの実燃費と達成率、年間ガソリン代などが詳しく確認できます。数字ベースの説明時に役立ちます。
ホンダ フリード 1500cc(GB3)CVT FFの車種情報
整備士として旧型フリードの燃費相談を受けたとき、「直すか、乗り続けるか、それとも買い替えるか」という判断材料を求められるシーンも少なくありません。新型(2代目以降)のフリードは、ガソリンで約19km/L、ハイブリッドで27.2km/Lと、旧型に比べてカタログ燃費が大きく向上しており、年間走行距離が多いユーザーほど燃料費差が効いてきます。
例えば、旧型ガソリン車が実燃費13km/L、新型が実燃費15〜16km/Lと仮定し、年間1万km走行・レギュラー180円/Lとすると、年間のガソリン代は旧型約13.8万円、新型約11.2〜12万円程度となり、年あたり1.8〜2.6万円ほどの差が生じる計算になります。10年スパンで見れば、燃料費だけで20万円前後の差になる可能性があるため、大きな修理費が見えている旧型オーナーには、買い替えの一つの判断材料として提示しやすい数字です。
ただし、実際には車両価格・減税・保険料など複数要素が絡むため、「燃費だけでの即断」は勧めず、今後数年の走行距離や使用目的、車検・大修理の見込みも含めて総合的に提案するのがプロのスタンスです。燃費の話は、その中の“数字で示しやすい指標”として上手に活用すると、ユーザーとの信頼関係を築きながら次の提案へとつなげやすくなります。
フリード各世代の燃費やライバル比較をまとめている記事です。買い替え提案の材料として参考になります。

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