スタッドレスタイヤ値段4本相場をインチ・車種別に徹底解説

スタッドレスタイヤ値段4本相場をインチ・車種別に徹底解説

スタッドレスタイヤの値段4本の相場をインチ・車種別に徹底解説

溝が残っていても3年でスタッドレスタイヤを交換しないと、雪道でのブレーキ距離がノーマルタイヤと変わらなくなります。


この記事でわかること
💰
インチ・車種別の4本相場

軽自動車(13〜15インチ)は約2〜7万円、普通車(16〜19インチ)は約4〜11万円が目安。インチが上がるほど価格差は大きくなります。

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最安で買える時期

9〜10月の早期セールが狙い目。11月以降は需要増で値上がりしやすく、シーズン前の購入が1〜2割お得になるケースもあります。

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ホイールセットで長期節約

タイヤのみ購入より年2回の工賃が約4,400〜6,600円安くなり、3〜4年でホイール代の元がとれます。


スタッドレスタイヤ4本の値段相場|インチ・車種別一覧





スタッドレスタイヤの値段を「だいたい10万円くらいでしょ」と感覚だけで見積もっていると、実際の見積書を見て驚くことがよくあります。価格はタイヤのインチ数と車種によって数倍の開きがあるためです。


軽自動車(13〜15インチ)では、4本セットの相場は約2〜7万円程度です。コンパクトカーや普通車(15〜17インチ)になると4〜9万円前後、大型セダンやミニバン(17〜18インチ)では5〜11万円前後まで跳ね上がります。SUV(16〜18インチ)はさらに高く、4本で8〜30万円程度の幅があります。


つまり数字が正確です。












車種・インチ目安 4本セット価格相場
軽自動車(13〜15インチ) 約 2万〜7万円
コンパクト・普通車(15〜17インチ) 約 4万〜9万円
セダン・ミニバン(17〜18インチ) 約 5万〜11万円
SUV(16〜18インチ) 約 8万〜30万円


この幅が生まれる最大の理由はメーカーと性能グレードの差です。ブリヂストン「ブリザック」・ヨコハマ「アイスガード」・ダンロップ「ウィンターマックス」など国産大手は、氷上性能や耐摩耗性能への研究開発費が上乗せされているため、同インチでもアジアンタイヤより1本あたり数千〜1万円以上高くなる傾向があります。


価格だけが基準です、という選び方は要注意です。国産スタッドレスタイヤの「最新モデル」と「3世代前のモデル」では氷上ブレーキ性能が20〜30%以上異なることも珍しくなく、その差は文字通り止まれるか止まれないかに直結します。まずは自分の車のインチ数と走行環境を確認した上で、相場帯の中で予算を決める順番が正しい考え方です。




タイヤサイズは運転席ドア内側のシール、またはタイヤの側面に刻印されています。「205/60R16」のような表示のうち、最後の数字「16」がリム径(インチ数)です。まずここを確認することが、適切な相場を把握する第一歩になります。


スタッドレスタイヤの値段を左右する3つの要因

同じ16インチでも、4本で5万円のタイヤと15万円のタイヤが存在します。この価格差を理解していないと、高いものを無条件に選んだり、逆に危険な格安品を選んでしまうリスクがあります。


① タイヤメーカーとブランドグレード


国産大手(ブリヂストン・ヨコハマ・ダンロップ)のプレミアムモデルは1本15,000〜40,000円が相場です。一方、韓国・中国などのアジア系メーカー(ハンコック・クムホ・ナンカンなど)は1本5,000〜11,000円前後と、国産の半額以下になることもあります。


アジアンタイヤが安い理由は、原材料調達のコストの低さと人件費の違いです。以前は「安かろう悪かろう」の評価でしたが、近年は品質が大幅に向上しています。ただし、日本の凍結路(アイスバーン)での氷上制動性能は、国産ハイグレードモデルには及ばないという声も多いです。積雪・凍結が少ない地域で年数回しか使わないなら選択肢になりますが、東北や北海道など本格的な冬道では国産品が安心です。


② タイヤサイズ(インチ数)


インチが1上がるごとに製造コストが増加し、価格も上昇します。13インチと19インチでは4本トータルで約5〜8万円の差が出ることもあります。「インチダウン」といって、スタッドレス用に純正より1インチ小さいサイズのホイールに交換する方法は、コストを抑えながら乗り心地も向上するとして実践するドライバーも少なくありません。ただし車種によっては車検非適合になるケースもあるため、購入前に専門店への確認が必要です。


③ 最新モデルか型落ちか


同じメーカー・同じサイズでも、最新モデルと2〜3世代前のモデルでは1本あたり2,000〜5,000円の差があることが一般的です。型落ちはお得ですが、製造年を必ず確認してください。製造から5年以内が安心の目安です。


性能と価格のバランスが条件です。以下を参考に選択しましょう。



  • 🏔️ 凍結・積雪が多い地域 → 国産ブランドの最新または1世代前のモデル

  • 🌧️ 雪がたまに降る程度 → 国産スタンダードモデル or アジアン上位モデル

  • 💸 予算優先・雪道はほぼ走らない → アジアンタイヤのコスパモデル


スタッドレスタイヤが最安になる時期と購入戦略

スタッドレスタイヤを「雪が降ってきた!」というタイミングで買いに行くのは、最も損をするパターンです。これは意外ですね。需要が集中する11月後半〜12月は、ほぼすべての販売店で価格が上昇し、在庫が少なくなった状態での「需給逼迫」が起きるためです。


最もお得に購入できる時期は9〜10月の早期セール期です。この時期は各タイヤメーカーや販売店が「早期購入割引」や「蔵出しセール」を実施することが多く、定価より1〜2割程度安く購入できるケースがあります。


もう一つの穴場は3〜4月のシーズン後半〜オフシーズンです。ただし在庫がなくなり次第終了となるため、必ずしも希望サイズが残っているとは限りません。次シーズン用として翌年の9〜10月購入が最も確実で安価です。


購入場所による価格差も見逃せません。



  • 🏪 ディーラー・ガソリンスタンド → 割高になりやすい(工賃込み相談は便利)

  • 🛒 カー用品店(オートバックス・イエローハット) → 中程度の価格帯・セール頻度高め

  • 🌐 ネット通販(楽天・Amazon・タイヤフッド) → 最安クラス。取付工賃は別途発生するが、タイヤフッドなどはネット購入+近隣店舗取付予約が可能


ネット購入で注意したいのが「持ち込み交換」のルールです。店によって持ち込み工賃が通常の1.5〜2倍になることがあります。購入先と交換先を組み合わせる際は、先に交換予約店の持ち込み工賃を確認しておくことが重要です。


購入先の比較が基本です。3店舗以上の見積もりを取るだけで、同じタイヤが1〜2万円安く買えることは珍しくありません。


スタッドレスタイヤの購入タイミングや割引情報については、イエローハットの公式サイトにシーズン別の価格動向が詳しく記載されています。


スタッドレスタイヤの価格が安い時期はいつ?購入先や費用の内訳|イエローハット公式


スタッドレスタイヤはホイールセット購入が3年で元を取れる理由

「どうせホイールセットは初期費用が高いから、タイヤだけ買えばいいや」と考える人が多いですが、3年以上スタッドレスを使い続ける人にとっては逆が正解です。


タイヤのみ購入した場合、毎シーズンの履き替えには「脱着(ホイールを車から外す作業)」+「組み替え(ホイールからタイヤを取り外し付け替える作業)」の2工程が発生します。対してホイールセット持ちの場合、「脱着」の1工程だけで済みます。











購入パターン 1台分・履き替え工賃の目安
タイヤのみ(脱着+組み替え) 8,800〜13,200円
ホイールセット(脱着のみ) 4,400〜6,600円
年間差額(年2回履き替え) 約8,800〜13,200円の節約


16インチのスタンダードホイール代が約35,000円だとすると、年間工賃の節約が約8,800〜13,200円なので、3〜4年でホイール代の元が取れる計算です。ホイールはタイヤより長持ちし、次シーズンのタイヤ交換時は「タイヤのみ」購入でOKなので、長い目で見るとホイールセットのほうが確実にお得です。


これは使えそうです。


さらに見落としがちなメリットがあります。ホイールセットの場合、組み替え時のビード部(タイヤのフチ)へのダメージがなくなり、タイヤ自体の寿命も延びやすくなります。また、専用工具がなくてもホイール付けたまま自分でタイヤ交換ができるようになるため、工賃をゼロにすることも可能です。


ただし、トヨタ・ホンダ車については純正ホイールとナットの座面形状が異なるため、社外アルミホイールに替える際はホイールナットの同時購入が必須です。1台分のナットは約2,000〜4,000円なので予算に加えておきましょう。


スタッドレスタイヤとホイールセット購入の損益分岐点については、タイヤ教室の解説記事が非常に詳しいです。


スタッドレスタイヤにホイールは必要!セット購入は3年でおトクに|タイヤ教室


中古スタッドレスタイヤを安易に選ぶと出費が増える逆説

フリマアプリや中古タイヤ専門店で「溝あり・4本セット・送料込み2万円!」という表示を見て飛びつく人が後を絶ちません。これは実はリスクです。スタッドレスタイヤの安全性は「溝の深さ」だけでは判断できないからです。


スタッドレスタイヤの氷上性能を決めるのは、ゴムの柔らかさ(低温での柔軟性)です。このゴムは使っていなくても経年で硬化します。製造から5年を過ぎると、溝が残っていても氷上でのグリップ力が大幅に低下しているケースがあります。特に保管環境が悪い(直射日光・熱・オゾンにさらされている)中古品は劣化が早いです。


中古を選ぶ場合に絶対確認すべきチェックポイントは以下の通りです。



  • 🔍 製造年週の確認 → タイヤ側面の4桁数字(例:「2422」=2024年第22週製造)を必ず確認。製造から5年以内が安心の基準

  • 📏 プラットフォームの確認 → 新品時の溝深さの50%が摩耗するとタイヤ側面の矢印「⇧」の延長線上にプラットフォームが露出。露出したものは冬タイヤとして使用不可

  • 👁️ ひび割れ・変形の有無 → 細かいひび割れが多い場合はゴムの劣化が進んでいるサイン


露出したら交換が条件です。また、中古タイヤで問題が起きた場合、フリマサイトでは返品・補償が難しいという実用的なデメリットもあります。


スタッドレスタイヤの寿命の考え方については、ブリヂストンの公式解説ページが参考になります。


スタッドレスタイヤの寿命は何年?年数の目安と交換タイミング|ブリヂストン公式


結論は明確です。中古タイヤは一見安くても、1〜2シーズンで交換が必要になった場合、新品を最初から買った場合と総コストが変わらなくなることが珍しくありません。製造から3年以内の中古品であれば検討余地はありますが、それ以外は新品の型落ちモデルを狙うほうが安全と経済性の両方を満たせます。


スタッドレスタイヤの寿命と「プラットフォーム」を知っておくべき理由

多くのドライバーが「溝があれば使える」と判断しています。しかしこれはスタッドレスタイヤに限っては間違いです。


スタッドレスタイヤには「プラットフォーム」と呼ばれる独自の摩耗サインがあります。タイヤ側面に「⇧」の矢印が刻印されており、その延長線上のトレッド溝にプラットフォームが設置されています。新品の溝深さから50%摩耗すると、このプラットフォームがトレッド面と同じ高さに達して「露出」します。ここが冬タイヤとしての使用限界です。


ノーマルタイヤのスリップサイン(残り溝1.6mm以下で車検不適合)とは別の基準なので注意が必要です。プラットフォームが露出した状態のスタッドレスタイヤは、溝の深さはまだ残っていても、氷雪路での制動性能がノーマルタイヤとほぼ変わらないレベルまで落ちています。


厳しいところですね。


加えて、ゴムの硬化も無視できない要素です。スタッドレスタイヤは低温でも柔らかさを保つ特殊ゴムを使用していますが、使用年数3〜4年を超えると経年劣化でゴムが硬くなり始めます。各メーカーが推奨する交換サイクルは使用開始から3〜5年が目安で、製造から10年が経過したタイヤは溝が残っていても交換が強く推奨されています。


まとめると、スタッドレスタイヤの「寿命の正しい判断基準」はこの3つです。



  • プラットフォームが露出 → 即交換(冬タイヤとして使用不可)

  • 📅 使用開始から3〜5年 → 点検必須。ゴム硬度をチェック

  • 🔟 製造から10年以上 → 溝の有無にかかわらず交換推奨


スタッドレスタイヤの4本相場は軽自動車で最低2万円台から用意できますが、安全に使えるのは使用開始から3〜5年という期間コストも念頭に置いておきましょう。5年ごとに4本買い替えると仮定した場合、普通車で年間コストは約2万円(10万円÷5年)になります。1ヶ月あたり1,700円程度のコストで冬の安全を確保できると考えると、かえって合理的です。


ヨコハマタイヤの公式サイトにプラットフォームの確認方法が図解付きで掲載されています。


摩耗管理・プラットフォームの見方|ヨコハマタイヤ公式




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