

車好きなのにジャンクカーから始めると聞いて、最初から諦めてしまうと70種類以上のブランドパーツが丸ごと使えないまま終わります。
スーパーストリート レーサー(Nintendo Switch版)、および姉妹作のThe Game(PS4版)に登場する車は、すべて架空の名称が使われています。これはライセンス取得のコストや契約上の理由によるもので、実在メーカーとの正式な契約がないため、公式には「架空車」として扱われています。
架空車ではあっても、シルエットや車名の雰囲気から元ネタとなる実在車種をほぼ特定できます。意外ですね。
実際にプレイしたユーザーのレビューや実況動画を総合すると、以下のような対応が確認されています。
| ゲーム内車名 | 元ネタと思われる実在車種 |
|---|---|
| Avian Revolution | 三菱 ランサーエボリューション X |
| Prodigy Inspire | 日産 スカイライン GT-R(R34) |
| Prodigy 17 | 日産 シルビア S15 |
| O.R.P Citycruiser | ホンダ シビック EK9 |
| O.R.P Maestro | ホンダ プレリュード(推定) |
| Kurcher Kollektiv | フォルクスワーゲン ゴルフ |
| Mitz 3S | BMW 3シリーズ(推定) |
| Six Fuse | トヨタ カムリ(推定) |
ベース車両は8台前後が用意されており、それぞれ異なるクラスやスタイルに対応しています。スポーツ系のランエボ・GT-Rオマージュから、ハッチバック系のシビック・ゴルフオマージュまで、幅広い層が楽しめるラインナップです。
クイックレースや一部イベント専用の車両も別途用意されており、キャリアモードで乗れる車種とは異なる場合があります。車種の幅が意外と広いのは、このゲームの見逃されがちな強みです。
実在ライセンスがないため「がっかりした」という声もありますが、逆に「この車がベースで何を作るか」という自由度が高まる点もあります。架空車ならではの楽しみ方だということです。
参考:スーパーストリートの登場車種やゲームシステムについての詳細なレビュー。車種の元ネタ考察も掲載。
スーパー・ストリート: The Game をやってみたよって話 – roty_norisu ブログ
スーパーストリート レーサー最大の売りは、なんといっても70種類以上のブランドから数百種のチューニングパーツが用意されている点です。アメリカで人気のチューニング専門誌「Super Street」公式のゲームである強みを存分に活かした設計です。
登場するパーツカテゴリは非常に多岐にわたります。エンジン系(ターボ・エアクリーナー・ECU)、足回り系(車高調・ブレーキ・ホイール)、外装系(エアロ・フェンダー・サイドスカート・バンパー)、そして内装系(シート・ステアリング・メーター類)まで、ほぼすべての部位をカスタム可能です。
💡 登場ブランドの例
- HKS(ターボ・マフラー)
- TEIN(サスペンション・車高調)
- Garrett(ターボチャージャー)
- Bilstein(サスペンション)
ここで知っておきたい重要ポイントがあります。同一カテゴリのパーツであれば、どのブランドを選んでも性能値は同じという仕様になっています。例えば、ターボをHKSにしてもGarrettにしても、パワーアップ量は変わりません。これが条件です。
これはゲームとして「手抜き」と批判されることもある点ですが、裏を返すと「好きなブランドを自由に選べる」という純粋なコレクション性の高さでもあります。つまりメカニックへのこだわりより、ドレスアップの楽しさを優先した設計ということです。
予算を効率よく使いたい序盤なら、コストの安いノーブランドパーツで性能を上げておいて、後から好みのメーカーに付け替える戦略が有効です。また、一度購入したパーツはアンロック形式なので、複数台に使いまわしができます。これは使えそうです。
外装パーツの取り付けには注意も必要で、フロントバンパーとサイドスカートなど、パーツの干渉が起きるケースがあります。組み合わせを変えながら自分だけの一台を作り上げていく過程が、このゲームの最大の醍醐味といえるでしょう。
参考:ファミ通によるスーパーストリート The Game/Racer の公式発表記事。ゲーム内容やパーツの特徴が詳しく解説されています。
スーパー・ストリート The Game/Racer 公式情報 – ファミ通
キャリアモードはゲームのメインとなるモードで、ボロボロのジャンクカーを1台購入するところからスタートします。最初は見た目も走りもお世辞にも良いとはいえない状態ですが、レースに勝って賞金を稼ぎ、少しずつ改造していくことで理想のマシンに育てていく流れです。
攻略の基本的な流れは以下のとおりです。
- レースで1位を目指して賞金と経験値を稼ぐ
- 経験値が溜まると新たなイベントが解放される
- 賞金でパーツを購入してカスタムする
- より高レベルのイベントに挑戦する
注意したいのは、同じレースを繰り返して稼ぐことに制限がある点です。一度1位になったレースを再度1位でクリアしても、前回との差分の賞金しか入りません。これは硬派なつくりですね。そのため、手詰まりを感じたら「スキルアップ」が求められる設計になっています。
破壊ボーナスは繰り返し獲得できますが、金額が小さいため頼りにはできません。序盤は難易度を「ノーマル」で始めて、まずドライビングに慣れることが大切です。
カスタムの優先順位については、エンジン系→足回り系の順で強化するのが基本です。エンジン出力を上げれば加速と最高速が伸び、足回りを整えれば曲がりやすくなります。外装はどうしても後回しになりますが、お気に入りのパーツが見つかったら早めに揃えておくのが長く楽しむコツです。
難易度は「イージー/ノーマル/ハード/ベリーハード」の4段階から変更できます。難易度を変えてCPUの追い上げに強弱をつけることで、自分のペースでゲームを進められます。
参考:価格.comのユーザーレビュー。実際にプレイした人の感想や攻略ヒントが詳細に記載されています。
スーパー・ストリート Racer Switch レビュー – 価格.com
スーパーストリート レーサーには、単純に「ゴールへ向かって走る」だけではない、複数のレースモードが用意されています。それぞれの特徴を把握しておくことで、攻略やカスタム方向性の選び方が変わってきます。
🏁 レースモード一覧
| モード名 | 内容 |
|---|---|
| サーキット | 複数台(計6台程度)での周回レース。基本のメインモード |
| タイムトライアル | 制限時間内にコースを完走する1人走行 |
| エリミネーター | 一定時間ごとに最下位車が脱落、最後の1台になれば勝利 |
| フリーライド | コース上の障害物を壊してポイントを稼ぐ破壊系モード |
| スプリント | 箱庭内のチェックポイントを自由なルートで最速周回する |
コースはすべて公道の街中を走るストリートスタイルで、クローズドサーキットは存在しません。8つのロケーション(箱庭)が用意されており、各ロケーション内で異なるコースラインやチェックポイントが設定されています。
Switch版(Racer)ではキャリアモードのコース数が66コース、PS4版(The Game)では80コースと差があります。これが原則です。
コースの特徴として、街中ゆえに直角コーナーや障害物、対向車などが存在します。マリオカートのようなカジュアルなコースとは異なり、リアルよりの公道走行イメージです。ブレーキが効きにくい挙動と合わさると難易度は高めで、慣れるまでのコース攻略が大きな山場になります。
スプリントモードはチェックポイントを自由ルートで回る特殊なルールで、全体マップが表示されないという難点があります。コースを覚えるまで何度かリスタートが必要になるため、ロードの速さが攻略スピードを左右します。
参考:ゲームウォッチによる発売日決定記事。コース数やPS4版/Switch版の仕様比較が掲載されています。
スーパー・ストリート PS4「The Game」とSwitch「Racer」本日発売 – GAME Watch
スーパーストリート レーサーはレビューを見ると「粗削り」「バグがある」という声も目立ちます。確かにそれは事実です。ただし、それだけで切り捨ててしまうと、このゲームが持つ独特の魅力を見逃してしまいます。
実際に車を所有しているドライバーほど深く刺さる要素が、このゲームには複数あります。
まず、登場するチューニングブランドの多くが日本でも名の通った実在メーカーです。HKS、TEIN、Bilstein、Garrettといった名前を聞いて「あのブランドか」と反応できる人は、このゲームのパーツショッピング画面だけで相当な時間を過ごせます。結論は「車好きの知識がそのまま活きるゲーム」です。
次に、内装カスタムに対応している点も見どころです。シート、ステアリング、メーター類まで交換できるゲームは珍しく、実車でインテリアにこだわりを持つオーナーには響く要素です。外装が架空車ベースであることを差し引いても、内側を作り込む楽しさは本物のカーカスタム文化に通じています。
また、クラッシュ演出が非常に細かく、エアロが割れ、足回りパーツが剥がれ落ちる映像が専用カメラで流れます。せっかくカスタムした車が壊れるのは痛いですが、「自分が組んだパーツが実際に付いている」という実感が、クラッシュシーンの迫力をより個人的なものにしてくれます。
このゲームを最大限楽しむためには、「グランツーリスモのようなリアルシム」を期待するより、「ガレージカスタム×ストリートレース」の文化を体験するゲームとして向き合うのが正解です。
実際にカーライフを楽しんでいる人なら、ゲーム内で「自分が好きなブランドのパーツだけで組んだ1台」を作るプロセス自体が、強い満足感につながります。それで大丈夫です。
車高調ひとつとっても「ここはBilsteinにしよう、次の足回りはTEINで統一しよう」という選択が、実車のカーライフに近い思考回路を使わせてくれます。価格は税込4,378円とリーズナブルで、本格的なレースシムの息抜きや「レースゲームのつまみ食い」にも向いています。
参考:gaming-city.comによるゲームレビュー記事。公道ベースのカスタム系レースゲームとしての評価が詳しく掲載されています。
スーパーストリート ゲームレビュー – gaming-city.com