フォグランプ後付けと車検の基準と注意点まとめ

フォグランプ後付けと車検の基準と注意点まとめ

フォグランプ後付けで車検を通すための全条件と注意点

後付けフォグランプが「ついてさえいれば」車検に通ると思っていると、スイッチがないだけで整備不良として車検に落ちます。


📋 この記事のポイント3つ
⚠️
後付けフォグは保安基準への適合が必須

社外品でも後付けでも、取り付けた瞬間から車検の検査対象になります。高さ・色・個数・スイッチなど複数の基準をすべてクリアしなければ不合格です。

🎨
色・ケルビン数・左右の統一に注意

フォグランプの色は白または黄色のみOK。ケルビン数が高すぎると「青色」と判定されて不合格になります。左右で異なる色も即アウトです。

🔧
後付けには室内スイッチ設置が義務

フォグランプを車内スイッチなしで取り付けた場合、保安基準違反となり車検に通りません。スイッチにはフォグのマークの表示とパイロットランプも必要です。


フォグランプ後付けが車検の検査対象になる理由





フォグランプは「義務装備」ではありません。つまり、最初からフォグランプが付いていない車でも、車検は問題なく通過できます。これが原則です。


しかし、後付けで取り付けた瞬間、話は変わります。


道路運送車両法の保安基準では、車に装着されているすべての灯火装置が検査対象になると定められています。後付けした社外品のフォグランプも、メーカー純正品と同じ基準でチェックされます。「自分で付けたから検査外」とはなりません。


基準を満たさないまま公道を走ると、単に車検に落ちるだけでなく、整備不良として道路交通法違反(反則金6,000円〜)になる可能性もあります。つまり後付けが問題なのではなく、基準を無視した状態で走ることが問題なのです。


後付けフォグランプは、保安基準への適合が条件です。




この検査対象の根拠は道路運送車両法第41条・保安基準第33条(前部霧灯)に明記されています。フォグランプに関する保安基準は、2006年(平成18年)以降の車と、それ以前の車でごく一部異なる点があるため、年式も確認しておくと安心です。


JAF(日本自動車連盟)もフォグランプの保安基準について公式サイトで解説しており、取り付けはプロに任せることを推奨しています。


JAF公式|フォグランプを取り付ける際に注意したい保安基準とは?


フォグランプ後付けの車検をクリアする高さ・位置の基準

フォグランプの取り付け位置は、ミリ単位で基準が定められています。感覚で取り付けると、あとで「高さ違反」が発覚して車検に落ちるケースが少なくありません。


フロントフォグランプの取り付け位置の基準(2006年以降の車)は次の通りです。


チェック項目 基準値
上縁の高さ 地上から800mm以下、かつロービームの上縁を超えないこと
下縁の高さ 地上から250mm以上
外側の縁 車体の最外側から400mm以内


地上250mmというのは、一般的な乗用車のバンパー下端からの高さとして「はがきの縦幅(148mm)の約1.7枚分」のイメージです。意外と低い位置まで許容されていると感じるかもしれませんが、下限があるということを忘れずに確認してください。


ローダウン(車高を下げるカスタム)を行った車は注意が必要です。


車高を下げることで、エアロパーツについているフォグランプの下縁が250mmを下回るケースがあります。フォグランプ本体の位置を変えていなくても、車高変更によって基準を外れてしまうのです。これは四駆系のオーバーフェンダーカスタムでも同様に起こります。


後付けフォグランプのDIY取り付けを検討する場合、位置決めの正確さはとくに重要です。カーショップへの依頼であれば、工賃の相場は5,000〜8,000円程度で、位置確認を含めた作業を任せられます。




DIYラボ(IPF公式情報)では取り付け位置の基準を詳細に解説しています。


DIYラボ|車検に通るフォグランプの条件・取り付け位置のルール


フォグランプ後付けの車検で落ちやすい色・ケルビン数の基準

フォグランプの色に関しては、多くのドライバーが誤解しているポイントが1つあります。「黄色のフォグランプは今の車に付けてはいけない」と思っている人が多いのですが、これは間違いです。


ヘッドライトは2018年1月1日以降製造の車から黄色がNGになりました。しかしフォグランプは年式を問わず、現在も白か黄色(淡黄色)のどちらでも合法です。これは知っておくと得する情報のひとつと言えます。


保安基準上の色の条件をまとめると次の通りです。


  • ✅ フロントフォグランプ:白色または淡黄色(どちらでも可)
  • ✅ リアフォグランプ:赤色のみ
  • ❌ 青色・オレンジ色・緑色などは不可
  • ❌ 左右で異なる色(例:右が白、左が黄色)は不合格


厳しいところですね。


とくに注意が必要なのはケルビン数(色温度)です。明確な数値上限は保安基準に定められていませんが、目安として6,000〜7,000Kを超えると「白」ではなく「青」と検査員に判断される可能性があります。同じ6,500Kでもメーカーによって見た目の色味が違うため、「車検対応」と明記された製品を選ぶのが確実です。




また、2色切り替え式(白⇔黄)のフォグランプの場合、左右が同じ色で点灯していれば問題ありません。


カーコンビニ倶楽部の解説では、ケルビン数と左右統一の注意点がわかりやすくまとまっています。


後付けフォグランプで絶対に必要な室内スイッチとポジション連動配線

後付けフォグランプの取り付けで、もっとも見落とされやすいのが「室内スイッチの設置義務」です。これが原因で車検に落ちるケースは少なくありません。


保安基準では、フォグランプを後付けする場合に以下がすべて必要とされています。


  • 🔘 運転席から操作できる室内スイッチ:常時点灯はNGなので必須
  • 💡 スイッチへのフォグランプマークの表示:どのスイッチか明示する義務あり
  • 🟢 パイロットランプ(点灯確認ランプ):車内からフォグが点いているか分かるようにする
  • 🔗 ポジションランプ(スモール)との並列配線:スモールが消えているときはフォグも点灯しない配線が必要


スイッチは必須です。


「スモールが消えているときはフォグも点灯しない」という配線ルールは、知らずに違反している人が特に多い部分です。フォグランプだけが単独で点灯する状態は保安基準違反となります。後付けで自分で配線した場合、ここを見落としていると、外見上は問題なく見えても車検で整備不良と判定されます。


これは読者が実際にDIYで付けた場合に起こりやすい失敗です。


配線のやり直しは専門的な知識が必要になるため、取り付けに不安がある場合はオートバックスなどの量販店や整備工場に依頼することをおすすめします。バルブ交換だけであればオートバックスの工賃は1,100円〜ですが、灯体ごとの後付け取り付けとなると5,000〜8,000円以上が目安になります。




IPF公式情報・DIYラボの解説では、後付けフォグの配線ルールを具体的に確認できます。


DIYラボ|フォグ自体の後付けは点灯タイミングに注意(スイッチ・ポジション連動)


フォグランプ後付け後の車検前チェックリストと費用の目安

フォグランプを後付けした状態で車検を受けるとき、事前にチェックしておくべき項目を整理します。これを見ておけば「当日になって車検落ち」という事態をほぼ防げます。


確認項目 基準・目安
高さ(上縁) 地上800mm以下、かつロービーム上縁以下
高さ(下縁) 地上250mm以上
外側の位置 車体最外側から400mm以内
白または淡黄色(左右同色)
個数(同時点灯) 2灯まで(3灯以上同時点灯は不合格)
室内スイッチ フォグマーク付き・パイロットランプあり
ポジション連動 スモールOFFでフォグが点かない配線
点灯確認 左右とも正常点灯すること(片方のみ外しもNG)
光軸方向 下向き、上方に光が飛んでいないこと


これが条件です。




フォグランプの後付けや交換にかかる費用の目安も確認しておきましょう。バルブ交換だけで済む場合と、灯体ごとの後付けでは費用が大きく変わります。


  • 🔦 ハロゲンバルブ(部品代):1,000〜3,000円程度。寿命は300〜500時間で、2〜3年おきに交換が必要なことも。
  • 💡 HIDバルブ(部品代):2,000〜5,000円程度。寿命は1,500〜2,000時間と長め。
  • 🌟 LEDバルブ(部品代):5,000〜15,000円程度。寿命は2万時間以上が多く、車の使用年数によっては一度の交換で済む。
  • 🔧 バルブ交換工賃:1,000〜3,000円程度。
  • 🛠️ 灯体ごとの後付け工賃:5,000〜8,000円程度。配線作業が加わるためバルブ交換より高くなる。
  • 📦 フォグランプユニット本体:7,000〜30,000円程度(製品によって幅がある)。


これは使えそうです。




車検前に不安があれば、フォグランプの取り付け状態を整備士に確認してもらうことを検討してください。カーコンビニ倶楽部などでは、車検と合わせてフォグランプの取り付け・交換も対応しており、基準への適合確認まで込みでお願いできます。


フォグランプを取り付けたままにするか、それとも取り外して車検に臨むかで迷う場合は、「故障していても取り外せば車検は通る」という点を知っておくと損しません。フォグランプが付いていない状態なら検査対象外になるため、故障修理が間に合わない場合は取り外しが現実的な対応策です。ただし、取り外す場合は左右両方を完全に外す必要があります(片側だけ外すのはNGです)。




フォグランプの車検全般に関する詳しい検査基準はカーコンビニ倶楽部の記事で確認できます。




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