

V36スカイラインセダンのカスタムでまず相談が多いのが車高調と足回り周りで、特にHKSのHIPERMAX Sなどフルタップ式を使ったローダウンは定番メニューになっています。
純正車高ではフェンダーとタイヤのクリアランスが指3本程度残るため、見た目とロール低減を狙って「指1本前後」まで落とすオーダーがよく見られますが、実務ではバンプストロークの残量とバンプラバーとの当たり方を必ず確認しておく必要があります。
全長調整式車高調ではスプリングのプリロードを変えずに車高だけを下げることができますが、ダンパーストロークのセンターがずれすぎると細かいギャップで底付き感が出るため、減衰力30段階調整機構がある製品では「街乗りは中間よりやや柔らかめ」から詰めていくセットアップが現場では扱いやすいです。
スカイラインv36セダン カスタムで足回りを触る際は、アライメントの初期値も押さえておくと診断がスムーズになります。
参考)【V36スカイライン】HKS車高調ハイパーマックスSでローダ…
ローダウンによりリアキャンバーがネガティブ方向へ増えやすく、街乗りメイン車両でも外観を優先してキャンバーを付けすぎると、内減りとウェット路面でのトラクション低下が顕著に出ます。
実務では、前後トーをややイン寄りに設定して直進安定性を確保しつつ、キャンバーはフロントで−1度台、リアで−2度前後に収めると、見た目とタイヤライフのバランスが取りやすいケースが多いです。
アーム交換車両では、ピロボール部のガタやブーツ破れによる異音が増えがちなので、12か月点検や車検時にジャッキアップして0時〜6時、3時〜9時方向のゆすり点検をルーティン化しておくと、初期不良の早期発見につながります。
V36は前後マルチリンク構造のため、ローダウン後のサスペンションジオメトリ変化が大きく、ドリフト仕様やサーキット仕様ではトラクションアームやトーコントロールアームの社外品が入っていることも少なくありません。
その際、ロアアーム周辺のブッシュは純正流用や強化ブッシュに打ち換えている車両もあり、純正図だけを見て「部品が違う」と判断せず、刻印やメーカー刻印を確認してから見積・手配を行うとトラブルを防げます。
また、一部のドリフトユーザーはエンジンマウントやデフマウントを硬度の高いブッシュやリジットに変更していますが、街乗りユーザーにはNVHが大きすぎるため、作業前に試乗体験やデメリットの説明を行うことが信頼につながります。
参考)スカイラインのV36・ドリフトに関するカスタム事例|車のカス…
スカイラインv36セダン カスタムで足回りを触った後は、ハンドルセンターのずれを嫌うユーザーが多いため、アライメント後の試走でステアリングセンターを微調整することも重要です。
電動パワステではなくラック&ピニオン式油圧パワステのため、ステアリングシャフトのスプライン位置を変える整備は避け、基本的にはタイロッド長の左右調整でセンターを合わせるのが原則です。
足回りのボルト類は、サブフレーム締結部などトルク管理がシビアな箇所も多いので、必ず整備書指定の締付トルクと増し締め手順を確認し、車検ラインでのサイドスリップ値も記録しておくと、次回以降のセットアップ変更時の比較データとして活用できます。
スカイラインv36セダン カスタムの足回りセッティングでさらに詳細な事例やHKS車高調の仕様を確認したい場合に有用な解説ページです。
【V36スカイライン】HKS車高調ハイパーマックスSでローダウン
V36スカイラインセダンのカスタムでは、純正17〜18インチから19〜20インチへのインチアップと、コンケイブデザインのホイール装着が人気です。
ショップの実例では、250GT後期に20インチホイールを組み合わせ、同時に車高調でローダウンしているケースが多く、フェンダーとツライチを狙う仕様が目立ちます。
ただし、実務ではフロントの切れ角やインナー干渉、リアバンプ時のインナーライナーとの接触を考慮し、J数やインセットを慎重に詰めることが求められます。
スカイラインv36セダン カスタムで失敗しやすいのは、見た目を重視して過度に扁平率の低いタイヤを選び、乗り心地とロードノイズが一気に悪化するパターンです。
フロントには適度な扁平率を残してストロークを確保しつつ、リアはやや引っ張り気味にしてフェンダーとの干渉を逃がすなど、前後で役割を分けるタイヤ選定が現場では有効です。
輸入タイヤを選ぶユーザーも多いですが、重量級セダンであるV36の場合、ロードインデックスと速度記号を厳守しないと、高速道路走行時のたわみ量増大や発熱のリスクが増すため、整備士としては適合情報を明確に説明する必要があります。
ツライチを攻めるV36ユーザーの中には、リアフェンダーの爪折りやインナー加工を行っている車両もあり、板金済みかどうかによって許容できるインセットが大きく変わります。
そのため、ホイールオフセット相談時には、車両の現状(爪折りの有無、フェンダー内部のシーラー処理状況、前後キャンバー角)を記録し、過去の作業データと照合して提案することで、リスク説明がしやすくなります。
また、ホイールナットはロングハブボルト&貫通ナットに変更されている場合も多く、座面形状の違い(テーパー/球面)を見落とすと、ホイール座面の当たりが不完全になり、走行中の緩みや割れの原因になるため注意が必要です。
スカイラインv36セダン カスタムにおけるホイール・足回りのカスタム事例を写真付きで確認する際に参考になるページです。
日産 V36スカイラインセダン!カスタムオーダー頂きました!
V36スカイラインは次世代ドリ車としても注目されており、セダンでもドリフト走行を前提にしたカスタムが増えています。
整備士目線でユニークなのは、同じV36でもクーペとセダンでステアリングラックのギア比や回転数が異なり、クーペ用ラックをセダンに流用してクイック化を図る手法が一部のユーザーの間で行われている点です。
クーペのステアリングラックは約2.9回転、セダンは約3.4回転と言われており、ラック流用により操舵応答性が変化するため、通常の整備書どおりのフィーリングを期待して試乗すると違和感を覚えることもあります。
スカイラインv36セダン カスタムでドリフト仕様の車両に出会った場合、アーム類は社外調整式が組まれていることが多く、ショートナックルや切れ角アップキット、リアのトラクションロッドなど様々なパーツが入っていることがあります。
このような車両では、トーやキャンバーがかなり攻めた数値でセットされていることもあり、一般ユーザー向けの「基準値への戻し」はかえって不満につながるため、ユーザーの使用目的(サーキット/街乗り/イベント)を聞き取ってから提案を組み立てることが大切です。
また、ドリフト仕様ではデフマウントやサブフレームブッシュの疲労が進みやすく、トラクションが抜ける・異音がするという訴えに対して、アームやショックではなくマウント類の劣化が原因になっているケースも少なくありません。
スカイラインv36セダン カスタムでラックやアームが換装されている車両の中には、ショートパーツやカラー類が社外メーカー品で補強されていることもあり、部品番号が追えない場合もあります。
その際は、写真記録を残してユーザーと共有し、「次回も同じ仕様を維持したいか」「純正回りに戻したいか」を確認しておくと、将来の修理方針を決めやすくなります。
ドリフト仕様車は配線トラブルやオイルブロックからのオイル漏れなど、突貫工事の影響が残っている例もあるため、整備士としては「カスタムのかっこよさ」に目を奪われすぎず、安全性と信頼性を最優先に点検する姿勢が求められます。
V36スカイラインのドリフト志向カスタム事例やラック流用の話題に触れているユーザー投稿です。
V36スカイラインは純正でもテール形状が兄弟車種と似ており、社外テールやLED化で差別化を図るオーナーが多く見られます。
ただし、灯火類のカスタムでは、発光色・照度・レンズカットの違いにより保安基準に抵触するケースがあるため、車検対応品かどうかの確認と、カットラインや光軸の調整を整備士側でしっかり行うことが重要です。
特に輸入LEDバルブへの交換では、ハイビームインジケーターの作動やカットラインが崩れ、対向車へのグレアの原因となることもあるため、光軸テスターで実測してからユーザーへ引き渡すようにしたいところです。
スカイラインv36セダン カスタムでエアロパーツを装着する際は、フロントリップスポイラーやサイドステップ、リアディフューザーが人気ですが、最低地上高と前方突出量の基準を満たす必要があります。
参考)日産 V36スカイラインセダン!カスタムオーダー頂きました!…
車高調と組み合わせると、知らないうちに90mmを割ってしまい、車検ラインで指摘されることもあるため、「エアロ装着後にどこまで車高を下げられるか」を事前に説明しておくとトラブルを防げます。
また、マフラーエンドの突出量や角度も、後方への著しい突出とみなされない範囲に収める必要があり、バンパー下にマフラーを出すような極端なレイアウトは、車検時に指摘されやすいため注意が必要です。
スカイラインv36セダン カスタムで外装を仕上げていく際には、シンプルカスタムを好むユーザーも多く、ホイール・車高・軽めのエアロだけで「純正+α」の雰囲気を狙うケースもあります。
整備士としては、派手なカスタムだけでなく、こうしたライトカスタム車にも丁寧に対応し、「どの程度までなら車検・点検で問題にならないか」をわかりやすく説明することで、リピーター獲得につながります。
灯火類やエアロの取り付け後は、必ず実車での段差乗り越えやバック時の干渉確認を行い、ユーザー立会いで実演しておくと、後のクレームを減らすことができます。
V36スカイラインの外装やテールデザイン、マフラー形状のイメージをつかむのに参考になるレビュー動画です。
【V36スカイライン】今50万以下で狙える魅力なV6セダン!
スカイラインv36セダン カスタム車両は、車両価格がこなれてきたこともあり、50万円前後からベース車を購入してカスタムを楽しむユーザーが増えています。
一方で、年式相応の弱点もあり、内装の加飾パネルの塗装剥がれや、ダッシュボードのベタつき、装備の古さを指摘するレビューも多く見られます。
整備士としては、足回りやエンジンだけでなく、こうした内装のコンディションや装備差も事前に説明し、購入後のギャップを減らすサポートが求められます。
スカイラインv36セダン カスタム車の下回り点検では、サブフレームマウントやデフマウントのひび割れ、ブッシュのグリス抜け、ブーツ破れなどを重点的に見ておくと、後の不具合を先回りして提案できます。
中古で購入した個体の中には、過去にドリフトやサーキット走行に使われていたものも混じっており、純正戻しされていても、ラックやアームが非純正品に入れ替わっていることがあります。
そのため、下回り点検時には、塗装の剥がれ具合や溶接跡、ナットの回し痕などを観察し、「どのような使われ方をしてきたか」を推測してユーザーに共有することで、信頼度の高いアドバイスが可能になります。
スカイラインv36セダン カスタムの弱点解説や購入時の注意点を整理している日本語のレビュー動画で、整備士としての説明材料にも利用しやすい情報がまとまっています。
【悪い点も把握して購入しましょう!】日産V36スカイラインを悪い点18選!