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最低地上高とは、水平な地面から車体の最も低い部分までの垂直距離を指す自動車用語です。道路運送車両の保安基準の細目を定める告示第163条により、普通自動車・軽自動車ともに最低地上高は9cm以上と定められています。この基準を満たしていない場合は車検に合格せず、公道での走行が認められません。
参考)最低地上高 - Wikipedia
最低地上高が9cmと設定されている理由は、縁石への乗り上げや道路の凹凸、踏切などで車体底部を損傷しないようにするためです。実用上、車体をこすらずに安全に走行できるギリギリの高さとして設定されています。日本の道路環境では縁石の標準高さが15cmと定められており、車両の最低地上高9cmと合わせて安全性が確保されています。
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ノーマル状態の車両は最低地上高の基準をクリアするように設計されていますが、車種によってはノーマルでも基準に近い高さになっています。例えば、メルセデス・ベンツAクラスは10cm、トヨタ86は10.5cmの最低地上高です。ローダウンカスタムを行う場合は、この基準を十分に考慮する必要があります。
参考)https://seibii.co.jp/blog/contents/shaken_low_down
最低地上高は、水平な地面に車を置いた状態で、ガソリン満タン、オイルと冷却水が規定量入っている空車状態で測定されます。人や荷物は降ろし、タイヤの空気圧を規定値にした上で、舗装された平面上で計測を行います。測定値は1cm未満の端数を切り捨てて判定されるため、実測値が8.9cmの場合は基準に満たないと判断されます。
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測定の対象となる部品は、車体に固定されている稼働しない部位です。具体的にはマフラー、サスペンションメンバーとそのボルト、オイルパン、デファレンシャルギアなどが該当します。これらの固定部品から地面までの垂直距離が9cm以上必要となります。
参考)https://www.hayataro.com/column/detail?id=6678
一方、測定対象外となる部品も存在します。タイヤと連動して上下するブレーキドラムの下端やロアアームなどのサスペンション部品、自由度を有するゴム製部品、樹脂製のマッドガード・エアダムスカート・エアカットフラップなどが測定除外部品です。ただし、樹脂製エアロパーツであってもフォグランプなどの灯火類が埋め込まれている場合は測定対象となり、9cm以上の基準が適用されます。
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基本的な最低地上高は9cm以上ですが、車両の大きさによって異なる基準が適用されるケースがあります。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)が300cm以上の車両は最低地上高10cm以上、350cm以上の車両は11cm以上が必要です。大型のミニバンなどはこの特例基準に該当する可能性が高いため注意が必要です。
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また、オーバーハング長(前輪より前、または後輪より後ろの突出部分の長さ)による基準も存在します。オーバーハング長が73cm以上の場合は最低地上高10cm以上、82cm以上の場合は11cm以上が求められます。これは車両のサイズが大きいほど、路面との接触リスクが高まるための措置です。
さらに、車体下面が「衝撃に十分耐える構造」かつ「アンダーカバー等が装着されている構造」の場合、その部分の最低地上高は5cm以上で問題ないとされています。アンダーカバーは樹脂製で衝撃吸収性があるため、固定部品よりも緩い基準が適用されます。ただし、アンダーカバー部分と軸距間(ホイールベース内)の固定部品の両方が、それぞれの基準をクリアする必要があります。
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最低地上高の基準とは別に、灯火類の取り付け位置にも厳格な規定があります。特に平成18年(2006年)以降に登録された車両については、フォグランプの下縁が地上から25cm以上、ウィンカーランプの下端が地面から25cm以上の高さが求められます。フォグランプの上限は地上80cm、バックフォグランプは地上100cmまでと定められています。
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平成17年以前に登録された車両については、灯火類の位置に関する特別な規定がなく、最低地上高が9cm以上あれば車検に通ります。しかし平成18年以降の車両でローダウンを行う場合、最低地上高9cm以上を確保していても、フォグランプやウィンカーの高さが25cm未満であれば車検に通過できません。
樹脂製エアロパーツに灯火類が埋め込まれている場合は、エアロパーツ自体も測定対象となります。この場合、エアロパーツ部分も9cm以上の最低地上高が必要となり、かつ灯火類も25cm以上の高さ基準を満たす必要があります。灯火類付きのエアロパーツを装着する際は、両方の基準を同時にクリアするよう慎重な調整が求められます。
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マフラーは車両の中で最も低い位置にある部品の一つであり、最低地上高の測定で重要なチェックポイントとなります。1991年以降に生産された車両の場合、マフラーの保安基準は最低地上高9cm以上で、さらにフロアラインから10mm以上飛び出していない必要があります。マフラーを社外品に交換する際は、これらの基準を満たす製品を選ぶことが重要です。
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マフラーに関する主な規制項目は「近接排気騒音96dB以内」と「最低地上高9cm」の二つです。保安基準適合のマフラーであっても、取り付け位置が低すぎると車検に合格できません。特にローダウン車両では、マフラーが地面に最も近い部品となるケースが多く、9cm以上の地上高を確保できているか事前確認が必須です。
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マフラー交換時の注意点として、出口の位置だけでなくマフラー全体の最も低い部分を確認する必要があります。エキゾーストパイプの中間部分や触媒付近が最も低くなっている場合もあるため、マフラー全体を車両下部から確認し、最も低い箇所で9cm以上を確保することが求められます。スポーツマフラーなどの社外品を装着する場合は、保安基準適合品であることを確認した上で取り付けを行いましょう。
参考)1.二つの安心。車検対応へのこだわり /マフラー
車高を変更する際、全高が車検証記載の数値から4cm以上変化する場合は構造変更届の提出が必要です。構造変更手続きは陸運支局または自動車検査登録事務所で行い、必要書類として申請書、自動車検査証、点検整備記録簿、自動車損害賠償責任保険証明書などが求められます。構造変更検査の手数料は小型車で2,000円、小型車以外で2,100円です。
参考)車の構造変更による車検の流れについて
ただし構造変更届を提出したとしても、最低地上高9cm以上の保安基準は必ず確保しなければなりません。構造変更は車両の形状変更を届け出る手続きであり、保安基準そのものを免除するものではないためです。コイルスペーサーやボディリフト用ブロックなどの指定外部品を使用する場合、4cm以内の変更であれば構造変更検査は不要ですが、4cmを超える場合は検査が必要になります。
参考)【早見表あり】構造変更の費用がひと目で分かる!なるべくお得に…
最低地上高が保安基準を満たしていない車両で公道を走行すると、道路運送車両法違反となります。車検不適合車両の公道走行は整備不良として取り締まり対象となり、違反点数の加算や罰金が科される可能性があります。また、万が一事故を起こした場合、保安基準違反が判明すると保険金の支払いが拒否されるリスクもあります。カスタムを楽しむ際は、必ず保安基準を遵守した範囲内で行うことが重要です。
参考)最低地上高が原因で車検が通らない?測定方法や注意点を徹底解説
ローダウンカスタムを行いながら車検に合格するには、いくつかの重要ポイントを押さえる必要があります。まず最も重要なのは、固定部品の最低地上高を9cm以上確保することです。車高調やダウンサスを装着する際は、最も車高を下げた状態でも9cm以上を維持できる製品を選ぶか、調整範囲を制限して使用します。
エアロパーツを活用することで、見た目の低さを演出しつつ保安基準をクリアする方法もあります。樹脂製のエアロパーツで灯火類が埋め込まれていないものは、5cm以上の地上高があれば車検に合格します。フロントスポイラーやサイドステップを樹脂製にすることで、固定部品は9cm以上を保ちながら、視覚的にはローダウンした印象を与えることが可能です。
車高調を使用する場合の測定条件も把握しておきましょう。段階的な切り替え式の車高調は標準位置に、無段階式は最高位置と最低位置の中間に設定して測定されます。そのため、普段は低めに設定していても、車検時には基準を満たす高さに調整できる車高調を選ぶことで、日常とのバランスを取ることができます。光軸やアライメントも車高変更により狂いやすいため、車検前には必ず調整を行うことをおすすめします。
参考リンク(保安基準の詳細について)。
国土交通省|道路運送車両の保安基準の細目を定める告示(最低地上高)
参考リンク(車検合格のための車高確認方法)。
最低地上高ってどれを指すの?車検に通るには?|カーネクスト
参考リンク(エアロパーツと灯火類の基準について)。
車検に通る車高とは?車高短や車高調、エアサスについても解説|車検のコバック

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