フリード カスタム オフロード リフトアップと整備視点

フリード カスタム オフロード リフトアップと整備視点

フリード カスタム オフロード 実用カスタム

フリードをオフロードテイストに仕上げる要点
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足まわりとリフトアップの基本

車検対応範囲でのリフトアップ量と、アライメント・干渉チェックを含めた整備の勘所を整理します。

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タイヤ・ホイールとルーフラック

フリードのオフロード感を高めるマッド系タイヤやルーフラック選定と、負荷増大への整備上の配慮を解説します。

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4WD・CROSSTARと現場提案

4WDやクロスター系グレードをベースにしたカスタム方針と、ユーザーへの提案トークに落とし込むポイントを紹介します。

フリード カスタム オフロード リフトアップの基本と車検範囲


フリードをオフロードカスタムする際、まず押さえておきたいのが「どこまで上げても車検対応か」というラインです。
一般的に市販されているフリード用リフトアップキットは20〜30mm程度のアップ量に設定されており、この範囲であれば構造変更不要で車検に通しやすいのが現実的な落としどころです。
リフトアップキットの構成は、スペーサータイプとサスペンション交換タイプに大別できます。


参考)フリードのオフロード仕様まとめ、4WD性能とリフトアップ術を…

フリード向けでは、純正サスペンションにスペーサーを追加して車高を上げる「スペーサーキット」が主流で、コストと作業性のバランスが良く、初めてオフロードカスタムに挑戦するオーナーでも導入しやすいのが特徴です。

整備士目線で重要なのは、リフトアップ後のアライメントと、ドライブシャフトやブーツ類への負荷変化です。


参考)フリードのフリード・フリードクロスター・リフトアップに関する…


20〜25mm程度のアップでもキャンバー角やトーが変化し、タイヤ片減りや直進性の悪化に直結するため、交換後の四輪アライメント測定と調整をセット提案にしておくと、トラブル防止と追加売上の両面でメリットがあります。

また、フリードの4WDはオンデマンド方式で、前後トルク配分は電子制御カップリングに依存する構造です。

過度なリフトアップや大径・高負荷タイヤの組み合わせは、カップリングやドライブシャフトの負担増につながるため、「見た目優先で上げ過ぎない」「街乗り+林道程度を想定した設定に抑える」といった現実的なラインを説明しておくと、後々のクレームも防ぎやすくなります。


フリード カスタム オフロード タイヤ・ホイールとルーフラック選び

オフロード感を出すうえで、タイヤとホイールのインパクトは想像以上に大きく、フリードでもマッドスターなどのゴツゴツしたパターンを選ぶ例が増えています。
例えばMUDSTAR RADIAL M/Tやオールテレーン系パターンを組み合わせると、車高がそれほど高くなくても「アウトドア仕様らしい雰囲気」が一気に出るため、予算を抑えたいユーザーにも提案しやすいメニューです。
一方で、純正サイズから外径を大きくし過ぎると、ハウス内干渉やハンドル全切り時のインナーフェンダーへの接触が問題になります。


リフトアップ量とタイヤ外径のバランスを考え、フェンダークリアランスを現車で確認しながら「ここまでなら干渉リスクが低い」という現実的なセットアップを示せると、プロとしての信頼感が高まります。


ルーフラックについては、THULEなど市販ラックを組み合わせたフリードの例が増えており、「キャニオンXT」のようなバスケットタイプでアウトドア感を強調するケースが代表的です。


参考)ホンダフリード(ルーフラック)|ルーフボックス、キャリア|自…

ただし、ルーフラック+ボックス+キャンプ道具と積んでいくと、想像以上に重量がかさみ、重心が高くなることでロール量増大や横風の影響が大きくなる点を、整備時にさりげなく伝えておくと安全面で有効です。


参考)オフロード感マシマシ[新型フリードクロスター]がヤバい!! …


さらに、ルーフラックの装着で全高が上がるため、立体駐車場や洗車機の制限に引っかかる事例もあります。


「ラック込み全高の実測値」「よく利用する駐車場の高さ制限」をユーザーに確認しておくことで、後からのトラブルを防げるだけでなく、整備工場として事前説明の責任を果たした形になります。


フリード+のユーザーの中には、イレクターパイプなどで自作ルーフラックを製作し、ゴツゴツ塗装でアウトドア感を演出する例もあり、DIY志向の高いオーナー層がいるのも特徴です。


参考)フリード+の自作パーツに関するカスタム・ドレスアップ情報[5…

こうしたユーザーには、重量配分やボルト固定部の締結トルク、雨漏れの可能性など、プロとして最低限押さえてほしいチェックポイントをアドバイスしておくと、「相談できる整備工場」としての評価につながりやすくなります。


フリード カスタム オフロード 4WD・CROSSTARの特性と整備の勘所

現行フリードには、SUVテイストを強めた「CROSSTAR(クロスター)」系グレードが設定されており、専用エクステリアと最低地上高アップにより、ノーマルよりもアウトドアイメージを前面に出した仕様になっています。
このCROSSTARをベースにオフロードカスタムを行うケースでは、元々の車高やタイヤ外径が通常グレードと異なるため、リフトアップ量やタイヤサイズの選定で「基準値の違い」を意識した整備が必要です。
新型フリードの4WDはオンデマンド式で、通常走行時はFF主体、スリップ時に後輪へトルク配分を行う構造のため、日常ユースでは燃費とタイヤ摩耗に優れる一方、本格クロカンのような悪路連続走行には向いていません。

オフロードカスタムを希望するユーザーには、「林道やキャンプ場の未舗装路+雪道程度までが守備範囲」であることを説明し、過度な悪路走行や牽引を想定した使い方ならSUV・クロカン系車種を別途検討してもらうのが安全です。


整備士として注目すべきポイントは、4WDカップリングオイルやリアデフ周りの点検頻度です。


見た目だけのカスタムでも、キャンプシーズンに合わせて未舗装路や雪道を走る機会が増えれば、4WD系統への負荷は確実に上がります。オイル管理やシール類のにじみチェックを、法定点検や車検とセットで提案しておくと、予防整備としても価値が高まります。


また、CROSSTARグレードは専用バンパーや樹脂フェンダー、ルーフレールなどの外装パーツが多く、ちょっとした接触でも交換部品が高額になりやすい傾向があります。

オフロードカスタムと聞くと「ガシガシ使えるクルマ」と思われがちですが、実際には樹脂パーツが傷つきやすいため、ユーザーに対しては「飛び石傷や枝こすりを前提に、プロテクションフィルムや簡易コーティングも検討しましょう」といった一言添えるだけでも、現実的な期待値の調整につながります。


フリード カスタム オフロード 自作パーツと整備士の関わり方(独自視点)

フリードのオフロードカスタム界隈では、市販品だけでなく「イレクターパイプ製ルーフラック」や「自作ベッドキット」など、DIY色の強いパーツが増えているのが特徴です。
こうした自作パーツは、ユーザーの愛着と創意工夫が詰まっている一方で、固定強度・錆対策・電装配線の処理など、プロから見ると気になるポイントも多く、整備士として「どこまで関わるか」を判断しなければなりません。
一つの考え方として、自作パーツに対しては「安全に関わる部位」と「快適性・利便性に関わる部位」で線引きをする方法があります。


例えば、ルーフラックやヒッチキャリアの固定ボルトの締結状態、配線取り回しが燃料配管や可動部に干渉していないかといった安全面は、整備工場として積極的にチェックし、問題があれば修正提案を行うべき領域です。


逆に、ベッドキットのクッション材や収納レイアウトなど、快適性に関する部分は「オーナーのこだわり」を尊重し、最低限のアドバイスにとどめることで、DIYを否定せずにプロの立場を保つことができます。


「プロが完全に作り直す」のではなく、「安全だけはプロが守る」というスタンスを打ち出すと、DIY派のユーザーからも信頼を得やすくなり、長期的な顧客関係の構築にもつながります。


また、車検における自作パーツの扱いについても、事前に説明しておくことが重要です。


例えば、シートレイアウトや乗車定員に関わる改造、灯火類の追加や変更などは保安基準との関係がシビアになりやすく、ユーザー自身が知らないうちに「違法改造」になっているケースも少なくありません。


整備士としては、フリードの構造や型式、指定部品以外の装着条件などを踏まえつつ、「ここまではOKだが、これ以上は構造変更が必要」といったラインを具体的に説明できると、単なる作業請負から一歩進んだコンサル的なポジションを確立できます。


オフロードカスタム人気が高まる中で、「DIYとプロ整備の橋渡し」ができる工場は、今後ますます価値が高まっていくはずです。


フリード カスタム オフロード 整備士が提案したいメンテナンスとトーク術

オフロードテイストのフリードは、見た目の変化だけでなく、走行環境自体も「未舗装路・キャンプ場・雪道」など、通常より厳しいシーンが増えやすくなります。
そのため、整備士としては以下のようなメンテナンス提案をセットで行うと、クルマを長く良い状態に保ちつつ、工場としての売上にも貢献しやすくなります。

  • リフトアップ・タイヤ交換時に、四輪アライメント測定と調整を同時に案内する。
  • オフロード走行後の下まわり洗浄とサビ点検を「シーズン点検」としてメニュー化する。
  • 4WD系統(カップリング・デフオイル)を、「距離+使用環境」で早めに交換提案する。
  • ルーフラック装着車には、定期的なボルト締結トルクチェックとシール部の水漏れ確認を案内する。
  • マッドタイヤ装着車には、騒音や偏摩耗リスクを説明し、ローテーションサイクルを短めに設定する。

トークの組み立て方としては、「見た目が良くなるほど、足まわりや下まわりへの負担も増える」という事実を、具体的な事例とセットで伝えるのが有効です。


例えば「キャンプの帰りに高速道路を長く走ると、マッドタイヤは熱を持ちやすいので、空気圧管理を少しシビアに見ていきましょう」といった一言で、ユーザーは自分ごととしてメンテナンスの必要性を理解しやすくなります。


また、新型フリードでは一部グレードに渋滞追従機能付きACCや、スマホアプリによる遠隔操作機能が用意されており、街乗り・アウトドア両方で利便性が高まっています。


参考)フリードクロスターの特徴|オフロードテイストモデルの魅力


オフロードカスタムユーザーに対しても、「長距離移動が増えるならACC付きグレードが疲労軽減に役立つ」「冬場は遠隔エンジンスタートで車内を事前に暖められる」といった使い方を説明すると、単なる見た目カスタムから一歩踏み込んだ提案になります。


フリードのオフロード仕様やCROSSTARの特徴、リフトアップカスタムの注意点を整理した記事です。リフトアップ量や費用感の説明に役立ちます。


フリードのオフロード仕様・リフトアップ術の解説
フリードCROSSTARを中心に、現行モデルの装備やSUVテイストの違いを解説したディーラー系ブログです。グレード説明の補足に使えます。


フリードクロスターの特徴と装備解説
リフトアップしたフリードの実例や、CROSSTARのリフトアップ事例がまとまっている記事です。実車写真を見せながらの提案に便利です。


フリード・フリードクロスターのリフトアップ事例




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