ニスモ リーフ 走行性能 サスペンション ブレーキ

ニスモ リーフ 走行性能 サスペンション ブレーキ

ニスモ リーフ 走行性能

ニスモ リーフ 走行性能:整備士が先に押さえる3点
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足回りは「専用スプリング+減衰+バンプラバー」

乗り味の変化はバネだけでなく、減衰と底付き対策の材質変更までセットで効きます(症状の出方も違います)。

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ブレーキは「油圧コントロール」を専用チューニング

踏力に対する減速度の立ち上がりやフィーリングが変わるため、試運転の評価軸も変わります。

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制御は「トレースコントロール」等が専用化

コーナリング時にブレーキ制御を絡めて挙動を作るので、足回り異音やブレーキ系の違和感の聞き取りが重要です。

ニスモ リーフ サスペンション バネ定数 減衰力


ニスモ リーフの「走りの違い」を整備目線で分解すると、まず分かりやすいのがスプリングとダンパーのセット変更です。日産のリーフ NISMO(2020年モデルの一部改良内容として報じられている範囲)では、前後スプリングのバネ定数をフロント28N/mm→32N/mm(約14%アップ)、リア48N/mm→60N/mm(約25%アップ)とし、これに合わせてダンパー減衰力もフロントは伸び縮みともに約10%アップ、リアは伸び側約30%アップ・縮み側約10%アップとされています。これにより、操舵初期の応答や姿勢変化の出方が「ノーマルとは別物」になりやすく、タイヤ銘柄や空気圧が同じでもドライバーが受ける印象が変化します。
さらに、リアのバンプラバーをノーマルのゴムからウレタンへ変更した点も、現場では見逃しがちです。バンプラバーは「底付きのときだけ働く部品」と思われやすい一方、実走行では段差・うねり・荷重移動で当たり始める領域があり、材質変更で当たり方(ショックの出方)が変わります。コーナリングスピード向上に寄与したとする解説もあり、足回りの評価は“バネとダンパーだけ”で語れません。


参考)日産、「リーフ NISMO」一部改良。2020年モデルはより…

整備士が点検・問診で押さえるべきは、(1)タイヤ摩耗が肩で出ていないか、(2)段差での「ゴン」「コト」の質感、(3)直進でのふらつきより「荷重移動での収まり」に不満がないか、の3点です。とくに車高調やダウンサスへ交換済み個体は、バンプタッチ領域が早まり、異音・突き上げ・トラクション制御の介入感が増幅することがあるため、現車のストローク状況と装着部品の型番確認を優先したほうが安全です。カスタム事例は多く、同じ“リーフ×NISMO”でも仕様差が大きい現実があります。


参考)リーフのNISMOに関するカスタム・ドレスアップ情報[52件…


参考:リーフ NISMOの専用サスペンション(バネ定数アップ等)とブレーキ制御の変更点の根拠
日産、「リーフ NISMO」一部改良。2020年モデルはより…

ニスモ リーフ ブレーキ 専用電動型制御ブレーキ

ニスモ リーフは「パッドやローターを換えたスポーツグレード」というより、制御ブレーキの油圧コントロールをチューニングして、踏力に対する減速度の立ち上がりと制動力を向上させた、という説明が公式にあります。つまり、ペダルの踏み始め・踏み増しの感触、減速Gの立ち上がりが変わる設計思想で、ドライバーの“効きの印象”が先に変化します。
ここで整備現場の落とし穴になるのが、「効きが鋭い=不具合」ではない点です。オーナーから「カックンブレーキっぽい」「回生とのつながりが不自然」などの申告があった場合、まず確認したいのは(1)タイヤ銘柄・空気圧・残溝、(2)アライメント(特にトーのズレ)、(3)足回り交換歴、(4)ブレーキフルードの状態と交換履歴、(5)異物噛みやパッド当たり面の偏摩耗です。ニスモ リーフは走行制御(トレースコントロール等)がブレーキを積極的に使うため、足回りの状態次第で「ブレーキ系の違和感」として症状が出るケースも考えられます。


参考)https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf/specifications/nismo.html

また、インテリジェント トレースコントロールはコーナリング時に4輪それぞれのブレーキを制御してコーナリングを滑らかにする、と公式説明があります。試運転で“曲がりやすさ”の評価は上がる一方、微小な引きずり感や左右差のような感覚を、ユーザーがブレーキ不良と誤認する可能性があります。こうしたクレームを未然に防ぐには、納車後の慣らし・タイヤ空気圧の推奨値維持・足回り変更時の再学習/点検(車両側の整備手順に従うこと)を、説明としてセットで渡すのが現実的です。

参考:リーフ NISMOが「専用電動型制御ブレーキの油圧コントロールをチューニング」と明記している箇所
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf/specifications/nismo.html

ニスモ リーフ インテリジェント トレースコントロール VDC

ニスモ リーフの“速さ”や“安心感”の中核は、足回り部品だけではなく、車両制御の専用化にあります。少なくとも公開されている主要装備一覧では、NISMO専用インテリジェント トレースコントロール(コーナリング安定性向上システム)や、NISMO専用VDC(TCS機能含む)といった記載が確認できます。
整備士として重要なのは、これらが「異常が起きると分かりやすく警告灯が点く」タイプだけではなく、“違和感”として現れる可能性がある点です。たとえば、アライメントずれやタイヤ外径差(前後・左右で残溝差が大きい等)があると、直進時は問題が薄くても、コーナリングで制御が過敏に介入して「パワーが抜ける」「ブレーキが当たるように感じる」などの訴えにつながることがあります。先に足回りの実測(空気圧、残溝、偏摩耗、トー角、ブッシュのガタ)を潰してから電子制御側の診断へ進むと、手戻りが減ります。


参考)https://history.nissan.co.jp/ARCHIVES/PDF/LEAF/ZE1/20180712/leaf_nismo_specsheet.pdf

また、日産公式の説明では、ステアリングギヤ比の変更に合わせてトレースコントロールの制御を最適化し、S字など切り返しで初期応答性やロール制御を最適化した旨が述べられています。ここは改造車で“別のステアリング周り(社外ラックは現実的に少ないが、タイヤ外径やアライメント変更を含む)”が入ると、車両が想定した応答とズレが出やすい領域です。カスタム車両の試運転は、定常円だけでなく、速度域を変えたレーンチェンジと荒れた路面での収まりまで確認したほうが、トラブルの芽を早期に拾えます。


参考:NISMO専用トレースコントロール等が装備一覧に載っている資料
https://history.nissan.co.jp/ARCHIVES/PDF/LEAF/ZE1/20180712/leaf_nismo_specsheet.pdf

ニスモ リーフ パフォーマンスパッケージ エアロ

ニスモ リーフ周辺で混同されやすいのが、「車両グレードとしてのリーフ NISMO」と、用品(パーツ)としてのNISMOパフォーマンスパッケージ/エアロパッケージです。たとえばNISMO(パーツ側)の発表として、リーフ用にエアロパッケージやパフォーマンスパッケージを設定し、空力解析などを用いてリフト量低減や前後リフト量の最適化、空気抵抗低減デザインを狙った、という説明があります。
整備・点検で“意外と効く”のは、エアロの取り付け状態が走行安定性だけでなく、異音や整備性にも波及する点です。リーフはアンダーカバーやバンパー下部の樹脂部品が多く、クリップ欠損や干渉があると、高速域でのバタつき音や、車体下面の整流が乱れることで、オーナーが「直進が落ち着かない」と表現することもあります。エアロ付き車両は、ジャッキアップ時に当てゴム位置やリフトアーム位置の確認も重要で、破損があると見た目以上に補修コストが増えます。


参考)NISMO、EV「リーフ」向け「エアロパッケージ」「パフォー…

またパフォーマンスパッケージには、エアロに加えてスポーツサスペンションキットや、VCM(ビークルコントロールモジュール)へのチューニング(スポーツリセッティング)を含めたパッケージとして説明されています。「電力消費への影響を最小限にして走行性能を向上」というコンセプトが明記されており、単なる“電費度外視のスポーツ化”ではない点は、オーナーへの説明に使えます。

参考:NISMOパフォーマンスパッケージ(エアロ+サスペンション+VCMチューニング等)の説明
NISMO、EV「リーフ」向け「エアロパッケージ」「パフォー…

ニスモ リーフ 整備士 独自視点 点検 問診

検索上位は「試乗」「改良内容」「カスタム例」に寄りがちですが、整備士が価値を出しやすいのは“同じ不満でも原因が複数ある”ポイントを、問診の段階で分岐させることです。ニスモ リーフはサスペンション強化や制御最適化が前提にあり、オーナーの体感は「姿勢変化が小さい=硬い」「曲がる=ブレーキが当たってる?」のように言語化が揺れます。そこで、症状を現象ではなく条件で切ります(いつ、どの速度、どの舵角、路面、荷重、回生の入り方)。
実務で使える問診テンプレを置いておきます(入庫受付でそのまま使える粒度にしています)。


  • 発生速度:20–40 / 40–60 / 60–100 / 100以上
  • 発生状況:定常円 / 右左折 / S字切り返し / 下り坂 / 濡れ路面
  • ペダル:一定踏力で出る / 踏み増しで出る / 踏み始めだけ
  • 音:ゴー(タイヤ)/ コト(足回り)/ キー(パッド)/ ガタ(樹脂・エアロ)
  • 既往歴:タイヤ銘柄変更、空気圧高め運用、ローダウン、ホイールインセット変更、アライメント未実施

このテンプレは、ニスモ リーフで起きやすい「足回り要因」と「制御介入の体感」を切り分けるのに役立ちます。なぜなら、日産公式が説明する通り、ニスモ リーフはサスペンションだけでなくブレーキ制御やトレースコントロールも含めて“曲がり方”を作っているからです。結果として、サスペンションのへたりやブッシュのガタが小さくても、オーナーが違和感として早期に気づきやすい側面があります。これを「神経質なクレーム」と片付けず、むしろ初期症状として拾える整備工場は強いです。

最後に、あまり表に出にくい“意外な注意点”として、NISMOパーツ(用品)側の適合は、同じZE1でも仕様(特別仕様車など)で適合案内が付くことがある点です。日産公式オンラインショップの記載でも、ZE1の特別仕様車(XVセレクション)発売に伴うNISMOパーツ適合の案内といった注意書きが見られます。部品発注前に車検証情報(型式・年式)と現車の仕様を突合し、適合表の注記まで読むクセを徹底すると、ムダな返品と工数が減ります。


参考)日産オンラインショップ:NISMOロックボルト




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