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ブレーキフルードの交換時期は、メーカー推奨で2年ごとに1回が基本的な目安となっています。これは車検のサイクルとも一致しているため、車検時に交換するのが管理しやすく一般的です。新車時やマスターシリンダー、キャリパーをオーバーホールした際は、全ての経路が完全に新しいブレーキフルードに交換された状態なので、3年で交換するのが良いとされています。
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ただし、車の使用状況によって交換時期は前倒しする必要があります。スポーツ走行をする場合は、ブレーキの負担が大きくなるため1年ごとの交換が推奨されます。また、海水や雪道をよく走る場合は水分や塩分が混入しやすくなるため、劣化が早まることがあります。
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通常の交換では、ブレーキホース内のフルードは綺麗に入れ替わりますが、キャリパーのピストン周り等の隅の部分は完全に古いブレーキフルードが抜けにくく、結果的に古いブレーキフルードが残った状態になってしまいます。そのため、一般的なブレーキフルード交換時の次の交換サイクルは2年と短く指定されているのです。
参考)ブレーキフルードの交換してますか?
ブレーキフルードは使用するにつれて劣化し、その劣化は色の変化で確認できます。新しいブレーキフルードは薄いあめ色のような黄色、またはやや黄色がかった透明な色をしていますが、使用するにつれて空気中の水分がタンク内に入り変色します。濁った茶系、黒っぽくなってきたら交換時期が近づいてきた1つの目安です。
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ブレーキフルードの色はボンネット内に設置されたリザーバータンクで確認することができます。劣化が進むと茶色や黒色に変化していき、この変色の原因は空気中の水分との結合や酸化です。マスターシリンダーやホイールシリンダーなどの微細な摩耗粉も酸化の要因とされています。
劣化したブレーキフルードは沸点が低下し、ブレーキを踏んだ際に気泡が発生しやすくなってブレーキが効かなくなる危険性があります。ブレーキもいきなり利かなくなるのではなく、最初のうちはブレーキの遊びが増えるなど、感触が変化する程度です。しかし、この段階で対処しないと、さらに劣化が進み、最悪の場合ブレーキが全く効かなくなる可能性もあります。
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ブレーキフルードの交換費用は、依頼する場所によって異なります。ディーラーでの交換の場合、フルード代と工賃を合わせて10,000円前後が相場です。一方、民間整備工場やガソリンスタンドでは5,000円前後で対応しているところが多いです。
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交換工賃だけを見ると、4,000円~7,000円程度が一般的な相場となっています。ブレーキフルード本体は500ml缶や1L缶で販売されており、純正品でも2,000円程度、高性能なタイプだと3,000円~5,000円程度で購入できます。
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車検時に交換すると、工賃が割引になるケースが多くあります。これは、車検や点検時にはすでに車体がジャッキアップされており、タイヤも外れているためです。ブレーキフルード交換後のタイヤを取り付けて車体を元の状態に戻す作業も車検、点検時には行う作業ですので、純粋にブレーキフルードの交換作業の工賃のみ請求されることから金額が安くなるのです。中には工賃を半額にしている整備工場もあるため、車検時期にあわせて交換するのがお得です。
参考)ブレーキフルード交換は必要?規格や種類、交換時期について解説…
ブレーキフルードは吸湿性という特性を持っており、空気中の水分を少しずつ吸収しながら、時間の経過とともに劣化してしまう液体です。ブレーキフルードはブレ―キングの都度リザーブタンクキャップの空気穴より大気が出入するため、空気中の水分を吸湿します。
参考)マツダ|ブレーキフルード|メンテナンスパーツ
ブレーキ管内には時間と共に自然に水分が溜まってしまい、その原因としては、走行中と停止中での温度差による水滴、大気の湿気に含まれる水分、ブレーキフルード交換時などに人為的作業ミスで入り込んだ水分が挙げられます。水分を吸収したブレーキフルードは沸点が下がり、本来よりも低い温度で沸騰してしまうのです。
参考)ベーパーロック現象とは?仕組みや原因、また未然に防ぐための対…
含水すると沸点が大幅に下がり、ベーパーロック現象が起きやすくなります。ベーパーロック現象とは、劣化したブレーキフルードが高温になって沸騰し、気泡が発生することで、ブレーキペダルをいくら強く踏んでも気泡を圧縮するだけでブレーキが全く作動せず、非常に危険な状態になってしまう現象です。連続したブレーキの使用によってブレーキフルードの温度が上がると、沸騰しやすくなり、この現象が発生するリスクが高まります。
参考)沸点が低いとなぜ駄目なの?
長期間交換していないブレーキフルードですと、多くの水分を吸収し沸点が下がり切っている恐れがあります。ブレーキフルードは200度でも沸騰しない特質がありますが、水を吸収すると少しずつ沸点が下がり、ブレーキフルード内の気泡が増えて、ブレーキの利きが悪くなります。
参考)https://www.goobike.com/magazine/maintenance/maintenance/44/
ブレーキフルードにはDOT規格という米国自動車安全基準で定められている規格があり、ブレーキフルードの性能を表すランクとして一般的に使われています。このランクは、ブレーキフルードの沸点特性を定めたもので、DOT3~DOT5.1に分かれています。数字が増えるほど高性能ですが、お持ちの車に使用されているものと同じDOT規格のものを選ぶ必要があります。
参考)ブレーキフルードの特長と交換目安 【通販モノタロウ】
ドライ沸点は吸湿率0%の沸点で新品時の沸点となり、ウェット沸点は吸湿率3.7%時の沸点で、1~2年程度使用した時の沸点です。DOT5は主成分がシリコーンのため、選ぶ際は注意が必要です。DOT数が上がる程、高性能になっていきますが、高性能になればなるほど吸湿性が高くなり、寿命は短くなるので注意が必要です。
ブレーキフルードは大きく分類すると、グリコール系、シリコーン系、鉱物油系の3種類がありますが、主にグリコール系が使用されています。その理由は、鉱物油系だと万が一水分が混入した場合に分離してしまい、分離した水分が高温化で沸騰してしまうからです。グリコール系だと水分を取り込んで分散化するので、全体の純度は下がるものの、分離水分が発生しないのでブレーキ性能を保ち続ける事が出来ます。
ブレーキフルードの日常点検は、ボンネットを開けてエンジンルーム内にあるリザーバータンクで行うことができます。リザーバータンクには上限(MAX)と下限(MIN)の線が入っており、上限と下限の間に液面があれば適量です。タンクは透明または半透明の素材でできているため、外側から目視で液量を確認できます。
参考)日常のチェックはこれ!エンジンルームの点検ポイント!|ガラス…
点検時には、液量だけでなく色も確認することが重要です。新品のブレーキフルードは透明に近い黄色ですが、使用するにつれて茶色く濁ってきます。リザーバータンク周りから液漏れがないかどうかも確認しましょう。
参考)エンジンルームの日常点検で必要なポイントはどこですか?
通常、ブレーキフルードは減ることはありませんが、下限の線近くまでブレーキフルードが減っている場合は、ブレーキオイル漏れか、ブレーキパッドが消耗している可能性があります。液面が下限より下がっていた場合や、液面が下限付近の場合は、ただちに販売店や整備工場に相談する必要があります。ブレーキパッドが摩耗すると、キャリパー内のピストンが押し出されることでブレーキフルードの量が減少するため、ブレーキパッドもあわせて点検することが推奨されます。
参考)https://toyota.jp/after_service/tenken/daily/step1/detail/index.html
定期的な目視確認は、安全運転のための重要な習慣です。月に一度程度、ボンネットを開けて各種液量をチェックする習慣をつけることで、トラブルを未然に防ぐことができます。
参考)https://easpa.jp/maintenance/engine_nozoite.html
ブレーキフルード交換は自分で行うことも可能ですが、事故の原因となる可能性があるため、手順をよく理解してから作業を行う必要があります。DIYでの交換には一般的に3つの方法があり、「負圧式ブレーキブリーダー」、「加圧式ブレーキブリーダー」、そして「ブレーキを踏んでフルードを抜く」という方法です。
参考)301 Moved Permanently
最も一般的なのは負圧式ブレーキブリーダーを使用する方法で、コンプレッサーを使って負圧を利用してブレーキフルードを抽出します。使用方法が簡単で、初めて使う人でもすぐに使いこなせます。補充器と組み合わせて使用すると、1人でブレーキフルード交換することもできます。
参考)https://www.firstinfo.jp/ja/blogs/product_introduction/137329
交換作業の基本的な手順は、まずジャッキアップしてリジッドラックをセットし、4輪を持ち上げた状態で確実に固定してタイヤを外します。次にリザーバータンク内の古いブレーキフルードを大型の注射器やポンプなどで吸い出します。ただし、吸出しすぎてラインにエアが混入してしまうとABSユニットに異常をきたしてしまうので注意が必要です。
参考)車のブレーキフルードの交換方法とは
その後、リザーバータンクに新品のブレーキフルードを注入し、各輪のブレーキキャリパーのブリーダープラグからフルードを抜き取る作業を行います。エアを混入させないよう慎重に作業することが最も重要なポイントです。作業に自信がない場合や、ブレーキという重要な部分の整備であることを考えると、専門の整備工場に依頼することをお勧めします。

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