二代目 エルグランド 故障 維持費 グレード 評価

二代目 エルグランド 故障 維持費 グレード 評価

二代目 エルグランド 整備士目線の実情

二代目エルグランドの整備ポイント概要
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よくある故障と弱点

E51型で頻発しやすい足回り・電装・冷却系のトラブルを、入庫時にチェックしておきたい実務目線で整理します。

維持費とグレード選び

燃費や自動車税、消耗品コストをざっくり把握し、ユーザーへの説明に使える数字と考え方をまとめます。

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プロならではの提案ポイント

整備入庫から次回提案までの流れで、「二代目らしさ」を踏まえたアドバイスのコツを具体例とともに紹介します。

二代目 エルグランド よくある故障と世代特有の弱点


二代目 エルグランド(E51型)は、中古車市場でいまだに人気がある一方で、いくつかの「定番トラブル」を抱えているモデルです。
まず足回りでは、フロントハブベアリングの劣化に伴う走行時の「ゴー」といううなり音がよく報告されており、車速依存の異音がある場合は早めの点検が必要になります。
定期点検の試乗時にロードノイズと聞き分けながら、ステアリング微舵で音の変化を確認し、ハブかタイヤかサスペンションブッシュかを切り分けると診断効率が上がります。
冷却系では、ラジエーターからの冷却水漏れが弱点として挙げられており、アッパータンク周りのクラックやフィン部の腐食が原因になりやすいです。


参考)エルグランドの故障?よくある原因と世代別の注意点、修理費用ま…

年式を考えると、すでに社外品ラジエーターに交換されている車両も多く、液漏れ跡や補修剤使用歴を視認しておくと、将来のトラブル予防提案につなげやすくなります。


オーバーヒート歴がある車両では、サーモスタットや電動ファンリレーまで含めて一度履歴を確認し、ユーザーにも過去の警告灯点灯有無をヒアリングしておくと安心です。


電装系では、パワースライドドアのワイヤー切れやモーター不良がE51型でも多く、スライドドア開閉時の途中停止や異音は典型症状です。

実務的には、スライドレールのグリス切れやローラー摩耗で負荷が増し、結果としてワイヤーやモーターに負担がかかっているケースも多いため、清掃とグリスアップをセットで提案すると再発率を下げられます。


また、一部個体では燃料計の誤表示が問題となり、残量が正しく出ないことでエンストのリスクが指摘されリコールも行われました。

三列目パワーウィンドウが故障しやすい点も二代目 エルグランド特有の注意ポイントで、スイッチ接点不良やレギュレーター摩耗で動かないケースが見られます。​
中古購入前のチェックでは、全席のパワーウィンドウ動作確認を一通り行い、三列目だけ動きが遅い、引っかかるといった初期症状を見逃さないことが重要です。​
ユーザーには「壊れてから気づくと片側2万円以上の出費になる」と具体的な費用感を伝えると、早期修理やメンテナンス提案の説得力が増します。​
エルグランドの世代別故障傾向と代表的な弱点を整理した日本語解説があり、E51型のチェックポイントをつかむのに役立ちます。


エルグランドの世代別故障傾向と主な弱点を整理した解説

二代目 エルグランド グレード別の性能と維持費の考え方

二代目 エルグランドは、2.5Lと3.5LのVQ型V6エンジンを中心に、FRと4WD、複数のグレード展開がされています。
グレードによって車両重量や装備が変わるため、燃費や税金、タイヤなどの消耗品サイズも異なり、整備士としては「どのグレードか」をまず押さえて見積りを作ることが欠かせません。
とくにハイウェイスター系はエアロパーツや大径タイヤを装着していることが多く、足回り整備やタイヤ交換時のコスト説明が重要になります。
公開されている試算によると、E51後期型250ハイウェイスターで年間走行距離5000km前後の場合、ガソリン代や税金、車検費用を含めた「年間維持費」はおおよそ29万円前後とされています。


参考)エルグランド(E51)グレード別!維持費比較まとめ

ここには自動車税約4.5万円、2年に1度の車検費用約15万円、ガソリン費用約9.3万円が含まれており、ユーザーに維持コストのイメージを伝える際の目安になります。

整備工場としては、ここに任意保険やローンを含めた「月々いくら」の話を加えることで、「修理するか、乗り換えるか」の判断材料として提案しやすくなります。


燃費はグレードや駆動方式により違いがあり、2.5L FRモデルでカタログ燃費8.9km/L前後、4WDだと8.4km/L程度の数字が示されています。


参考)E51 エルグランド 性能と維持費 FR/5AT 8人 3…

実燃費ではこれより落ちるケースがほとんどですが、ユーザーには高速主体か街乗り主体かを聞き取り、使用環境ごとの燃料費をざっくり試算してあげると親切です。


タイヤ交換やオイル交換などの定期メンテナンス費用も、1本12000円クラスのタイヤを4年周期で交換、オイル交換を年2回といったモデルケースが公開されており、見積作成時のベースとして役立ちます。

以下は、二代目 エルグランドの維持費イメージを整理した表です。


項目 内容
モデル例 E51系 2代目 後期 250ハイウェイスター
カタログ燃費 約8.6km/L(グレード・条件により8.0〜8.9km/L前後)
年間走行距離 5000km想定
ガソリン費用 約9.3万円/年(条件モデルの場合)
自動車税 約4.5万円/年
車検費用 約15万円(2年ごと)
年間維持費合計 約29万円前後


二代目 エルグランドの燃費や税金、維持費をグレード別に比較している日本語サイトがあります。


エルグランドE51系2代目の燃費や年間維持費をグレード別に試算した記事

二代目 エルグランド 自動車整備士が押さえたい診断と整備のコツ

二代目 エルグランドは、車格のわりにリーズナブルな中古価格で手に入るため、ユーザーは「安く買えたミニバン」として乗り始める一方、年式相応の不具合が一気に噴き出すことも少なくありません。
整備士としては、「安く買えたから壊れても仕方ない」ではなく、定番の弱点を先回りして説明し、トラブル発生前から点検や予防整備を提案する姿勢が信頼につながります。
そのためには、入庫時の問診と試乗で、ハブベアリングの異音、足回りブッシュのヘタリ、スライドドア作動音、ウィンドウ動作などを一通りチェックしておくことが重要です。
実務上のポイントとして、パワースライドドア不調の車両は、いきなりASSY交換を提案するのではなく、まずはレール清掃とグリスアップ、ローラー部の点検から着手するとユーザーの心理的ハードルを下げられます。

その上で、「このまま使い続けるとワイヤーやモーターのASSY交換が必要になる可能性が高い」と将来のリスクまで含めて説明すると、必要なときにスムーズに高額修理を受け入れてもらいやすくなります。


燃料計異常が疑われる場合には、実際の給油量と表示のズレを記録し、ユーザーの使用パターン(満タン法かどうか)まで聞き取ると、再現性のある症状としてメーカー資料とも照合しやすくなります。

三列目パワーウィンドウの不具合は、ユーザー本人もほとんど気にしていないことが多いものの、車検や点検時に見つけてあげると「細かいところまで見てくれている」という印象を与えます。​
その際、「この席はお子さんが乗ることが多いですか?」などライフスタイルに触れた会話を交えながら、閉じ込め防止や換気性の観点から修理の必要性を伝えると、単なる機能回復以上の価値を感じてもらえます。


E51では足回りからの異音が長く放置されていることも多く、車検のたびに「少しずつ音が大きくなっている」ことを記録して伝えることで、ユーザーに時間をかけて修理の決断をしてもらうスタイルも有効です。

日産エルグランドE51のグレード別燃費や維持費をもとに、ユーザー説明に使える数字が整理された記事があります。


日産エルグランドE51系2代目の維持費と燃費をまとめた解説

二代目 エルグランド 現場で役立つグレード別・用途別の提案トーク

二代目 エルグランドのユーザーは、大きく「大人数でのレジャー利用が中心のファミリー層」と「車中泊や趣味用として使うユーザー」に分かれることが多く、それぞれに響く提案内容が変わってきます。
ファミリー層には、三列目シートの快適性やパワーウィンドウの利便性、スライドドアの安全性など、「同乗者の快適・安全」に直結する整備ポイントを優先して伝えると良いでしょう。
車中泊ユーザーには、アイドリング時の冷却性能やオルタネーターバッテリー管理、電装負荷への対策など、長時間使用を前提とした予防整備の提案が効果的です。
また、250系と350系ではパワー感が違うため、高速道路を頻繁に使うユーザーには3.5Lのメリットを説明しつつ、燃費や税金負担の差も具体的な数字で伝えると納得感が生まれます。


一方、市街地中心であれば2.5Lでも十分なケースが多く、無理にパワーを勧めず「維持しやすさ」を軸にしたアドバイスを心がけると長期的な信頼につながります。


中古購入を検討しているユーザーには、「購入前にここだけはチェックしてほしいポイント」として、ハブベアリング、ラジエーター、パワースライドドア、三列目ウィンドウ動作の4点を紙に書いて渡すのも効果的です。


参考)中古車の日産エルグランドを選ぶ時のチェックポイントと料金相場…


整備工場としては、E51特有の注意点をまとめた自社の「二代目 エルグランド診断メモ」を用意しておき、受付担当からメカニックまで共通認識にしておくと、説明の一貫性が保てます。


さらに、納車時に「次回点検までに気にしておいてほしい症状」を簡単に書いたペーパーを渡しておくと、小さな違和感の段階で再入庫してもらえるきっかけになります。


E51の情報はネット上でも豊富ですが、ユーザーは断片的な口コミに振り回されがちなため、整備士が「事実」と「オーナーの使い方」を整理してあげることが、結果的に最も価値のあるサービスと言えるでしょう。


二代目エルグランドのチェックポイントや中古購入時の注意点をまとめた日本語サイトがあります。


中古エルグランド購入時の世代別チェックポイント解説

二代目 エルグランド 自動車整備士だからできる意外な価値の付け方

ここからは、検索上位ではあまり語られていない「現場ならではの一工夫」に触れてみます。
二代目 エルグランドは、年式のわりに内装が豪華で、オーナーが「まだまだ乗りたい」と考えていることが多いため、見えない部分の整備だけでなく、視覚的なリフレッシュを提案すると満足度が大きく上がります。
例えば、フロントガラスヘッドライトの磨き、内装の樹脂パネルのクリーニングを車検や大きな整備と同時に行うことで、「古いけれどキレイで気持ちよく乗れる車」に変わります。
実際に、エルグランドの納車準備でガラス磨きやヘッドライトポリッシュ、コーティングを行うことで、見栄えが大きく向上した事例も紹介されています。


参考)TE52 エルグランド 売れましたので 納車準備 テンショナ…

整備工場としては、これらの作業を「オプションメニュー」として小さなパックにまとめ、車検時に案内すると、売上アップだけでなく顧客満足度向上にもつながります。


また、イグニッションコイルやテンショナーなど、走行フィーリングに直結する部品のリフレッシュは、ユーザーがすぐに体感できるため、「やってよかった」と感じてもらいやすいメニューです。

二代目 エルグランドのような大型ミニバンでは、オーナーが「家族の思い出が詰まった車」として強い愛着を持っていることも多く、単なる故障修理だけでなく「これからも安心して家族を乗せられるようにする整備」という視点が大切です。


そこで、納車時に「今回の整備で良くなった点」「今後2〜3年以内に注意したい点」「次回おすすめ整備」の3項目を手書きメモなどで渡すと、オーナーの安心感は格段に高まります。


E51は決して新しい車ではありませんが、整備士がこうした付加価値を提案することで、「古いから手放す」ではなく「まだまだ大事に乗り続ける」という選択肢を後押しできるモデルだと言えるでしょう。


エルグランドの納車準備で実際に行われている磨きやコイル交換、テンショナー交換などの様子を紹介した整備ブログがあります。


エルグランドの納車準備で行う磨きやコイル・テンショナー交換の事例ブログ




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