緑ナンバー 白ナンバー 違いとは|用途・税金・車検・取得条件を比較

緑ナンバー 白ナンバー 違いとは|用途・税金・車検・取得条件を比較

緑ナンバー 白ナンバー 違い

緑ナンバーと白ナンバーの主な違い
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用途の違い

緑ナンバーは有償で他人の荷物を運搬できる事業用、白ナンバーは自社の荷物のみ運べる自家用

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税金・費用の違い

緑ナンバーは税金が安く優遇されるが、保険料は1.5~2倍高くなる

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車検・点検の違い

緑ナンバーは毎年車検が必要で、3ヶ月ごとの点検整備が義務付けられている

緑ナンバーと白ナンバー 運搬物の違い


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緑ナンバーと白ナンバーの最も重要な違いは、運搬できる荷物の種類です。緑ナンバーは事業用自動車として、有償で他人の荷物や旅客を運送することが法律で認められています。一方、白ナンバーは自家用車両として、自社の製品や荷物のみを運搬できる車両です。
参考)緑ナンバーと白ナンバーの違いとは?取得条件や取得方法も解説

食品メーカーが自社製品を納品する場合は白ナンバートラックで問題ありませんが、他社から依頼を受けて荷物を輸送する場合は緑ナンバーが必須となります。運送や物品の運搬自体を生業としている引っ越し業者や宅配便などは、運搬費用を利益として受け取るため緑ナンバーでの運行が必要です。
参考)緑ナンバーのトラックと白ナンバーのトラックの違い

白ナンバーのまま有償で旅客運送を行う「白タク」は道路運送法違反となり、3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金という重い罰則が科されます。営業車や業務用車両であっても、自社業務に使用するだけなら白ナンバーで運行可能です。
参考)自家用?事業用?営業車?業務用?商用車?白/緑ナンバーの関係…

緑ナンバーと白ナンバー 税金の違い

税金面では緑ナンバーに大きな優遇措置があります。自動車税は白ナンバーと比較して緑ナンバーが約30~40%安く設定されています。例えば車両総重量4トン超5トン以下のトラックの場合、緑ナンバーの自動車税は年額18,500円ですが、白ナンバーは年額22,500円となります。
参考)緑ナンバーとは?白ナンバーとの違い|取得方法・条件・メリット…

自動車重量税も同様に緑ナンバーが優遇されており、車両総重量2トン超2.5トン以下の場合、緑ナンバーは13,000円、白ナンバーは20,500円と大きな差があります。これは事業用車両として公共性が高いことから、税制面での配慮がなされているためです。
参考)営業用車両に必須! 緑ナンバーの基礎知識と取得条件・手順を徹…

ただし任意保険料については緑ナンバーの方が高額で、白ナンバーに比べて1.5倍から2倍近い保険料となります。これは緑ナンバー車両の走行距離が長く使用頻度が高いため、事故リスクが高いと評価されることが理由です。さらに緑ナンバーは特定の法人向け自動車保険への加入が必要で、選べる保険会社も限られます。
参考)白ナンバートラックとは?緑ナンバーとの違いや保有が向く企業の…

緑ナンバーと白ナンバー 車検・点検整備の違い

車検と点検整備の頻度には大きな違いがあります。緑ナンバー車両は基本的に1年ごとに車検が必要です(車両総重量8トン未満の貨物用緑ナンバー車両は初回車検のみ2年)。対して白ナンバーは初回3年、以降2年ごとの車検となります。
参考)白ナンバーと緑ナンバーの違い|条件やメリット・デメリットを解…

定期点検整備についても、緑ナンバーは車両総重量に関係なく3ヶ月ごとの点検整備が義務付けられています。一方、白ナンバートラックは車両総重量8トン未満で6ヶ月ごと、8トン以上で3ヶ月ごとと緩やかな設定です。​
点検整備を怠ると故障や事故のリスクが高まるだけでなく、道路運送車両法違反により罰則の対象となります。緑ナンバー車両は事業用として高い安全基準が求められるため、より頻繁な車検と点検が必要となるのです。この頻繁な点検は維持コストの増加につながりますが、車両の安全性を高く保つメリットもあります。
参考)3. 緑ナンバー取得のメリット[意味・税金・車検] - トラ…

緑ナンバー 取得条件と必要台数

緑ナンバーを取得するには厳格な条件をクリアする必要があります。最も基本的な条件は、5台以上の車両を保有していることです。残念ながら1台や2台では許可が取れません。軽自動車は対象外で、車検証の「最大積載量」の部分に重量が記載されている車両が対象となります。
参考)【徹底解説】緑ナンバーとは?取得するメリットや取得費用、取得…

トラックの種類に決まりはなく、一般的な平ボディや箱車はもちろん、ハイエースやプロボックスのようなライトバンでも条件を満たせば問題ありません。車両は自己所有である必要はなく、リース契約車両や割賦販売契約車両でも使用権原があれば大丈夫です。
参考)【緑ナンバー】運送業許可の新規許可申請に必要なトラックについ…

さらに運行管理者の選任が必須条件です。営業所に最低1名以上の運行管理者が必要で、車両台数29台までは1人、30台から59台までは2人というように台数に応じて増員が求められます。また適切な立地に事業所があることや、十分な事業資金を保有していることも取得条件となります。
参考)事業用ナンバーの取得方法とは? 自動車のナンバープレートの種…

緑ナンバー 取得費用と申請手続き

緑ナンバー取得には登録免許税として12万円が必要です。さらに印紙代として500円、1台あたりナンバープレート代として1,500円程度がかかります。自分で申請手続きを行う場合は、これらの実費のみで取得可能です。
参考)緑ナンバーとは?取得方法・条件・メリットなどの全知識を一挙に…

申請手続きを行政書士に依頼する場合は、報酬額として平均50万円から60万円程度が必要となります。費用は高額ですが、各種書類の準備や作成、提出代行などをすべて依頼できるため、かなりの時間を削減できます。
参考)緑ナンバー(営業ナンバー)の取得方法を徹底解説!必要条件・手…

申請手続きの流れは、まず営業する地域の運輸支局に出向き、申請書類(事業用連絡書など)の提出と関連試験の受験を行います。その後、許可が下りれば緑ナンバーが取得できますが、申請から許可が下りるまで4カ月以上かかる場合があるため、時間にゆとりをもって申請する必要があります。行政書士のアドバイスがあれば、許可がおりない営業所や車庫を借りてしまうリスクも回避できます。​

緑ナンバーと白ナンバー アルコールチェック義務の違い

アルコールチェック義務については、両ナンバーともに対象となりますが、その歴史と範囲が異なります。緑ナンバー車両は2011年から既にアルコールチェックが義務化されており、タクシーやバス、トラックなどの事業用車両は従来から厳しい運行管理が求められてきました。
参考)安全運転管理者必見!緑ナンバーと白ナンバーのアルコールチェッ…

2021年6月の改正道路交通法により、白ナンバー車両にも義務が拡大されました。2022年4月から白ナンバー車両を一定台数以上使用する事業所に対して、運転前後のアルコールチェックが義務付けられています。具体的には安全運転管理者が配置されている事業所が対象となります。
参考)自家用車でもアルコールチェック義務化の対象になる?対象車や条…

2023年12月からはアルコール検知器を用いたチェックが必須となり、呼気中のアルコールを検知して警告音、警告灯、数値などで示す機能を備えた機器の使用が求められています。営業車や配送車を含む多くの白ナンバー車両の安全運転管理者がこの義務の対象です。検知器は定期的に点検を行い、常時正確な測定が可能な状態に保持しなければなりません。​
日産フィナンシャルサービス - 緑ナンバーと白ナンバーの用途や運行条件の違いについての詳細解説
白ナンバーと緑ナンバーの税金、保険、点検整備期間の比較表
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