車のナンバープレート修理と交換方法の完全ガイド

車のナンバープレート修理と交換方法の完全ガイド

車のナンバープレート修理と交換方法

車のナンバープレート修理と交換方法

 

ナンバープレート修理の基本知識

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破損状態の確認

ナンバープレートの破損状態を確認し、修理か交換かを判断することが重要です

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法律上の問題

破損したナンバープレートのまま走行すると50万円以下の罰金の可能性があります

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費用の目安

修理は約3,000円、再交付は車種やタイプにより750円~9,200円程度かかります

 

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車のナンバープレート破損時の法的リスク

 

ナンバープレートは単なる識別番号ではなく、公道を走行するための法的要件です。道路運送車両法によると、ナンバープレートが破損した状態での走行は違法行為とみなされます。具体的には、ナンバープレートが見えにくい状態や一部でも判読できない状態での走行は、50万円以下の罰金が科せられる可能性があります。

 

破損したナンバープレートをそのまま放置することのリスクは非常に大きいと言えます。警察の取り締まりで発見された場合、その場で運転を中止させられるだけでなく、罰則を受けることになります。また、事故を起こした際に車両の特定が困難になるため、様々なトラブルの原因となります。

 

ナンバープレートは「見やすく表示する」ことが義務付けられており、以下のような状態は違反となります。

  • 文字が判読できないほどの変形
  • 錆びによる表示の不鮮明
  • カバーの装着による視認性の低下
  • 回転させて取り付けるなどの不適切な表示方法

車のナンバープレート修理が可能な破損状態の判断基準

 

ナンバープレートの修理が可能かどうかは、破損の程度によって判断します。修理可能かどうかの基準は以下の通りです。

  1. 変形の程度
    • 軽度の曲がりやへこみ → 修理可能
    • 全ての文字が判別できない重度の変形 → 交換が必要
  2. 錆びの状態
    • 表面的な錆び(錆び落としで対応可能) → 修理可能
    • 一部でも表示が見えにくい錆び → 交換が必要
  3. 文字の判読性
    • すべての文字や数字が明確に判読できる → 修理可能
    • 一部でも判読困難な状態 → 交換が必要

専門家によると、ナンバープレートの修理は基本的に「見た目の問題を解消する」ことが目的であり、法的要件を満たすための最低限の基準は「すべての文字が明確に判読できること」です。したがって、文字の判読性に問題がある場合は、修理ではなく交換を検討すべきでしょう。

 

車のナンバープレート修理を自分でする方法とコツ

 

軽度の破損であれば、自分でナンバープレートを修理することも可能です。ただし、リアのナンバープレートには封印があるため、フロントのナンバープレートのみ自分で修理できることに注意が必要です。

 

自分で修理する際の手順:

  1. 必要な道具の準備
    • 金属用ハンマー(小型)
    • 木片(当て木として使用)
    • 軍手
    • 錆び落とし剤(必要に応じて)
  2. へこみの修正方法
    • ナンバープレートを平らな場所に置く
    • 木片をへこみの裏側に当てる
    • ハンマーで軽く叩いて形状を整える
    • 力加減に注意し、少しずつ調整する
  3. 曲がりの修正方法
    • 曲がりの角度に応じて、手で慎重に曲げ戻す
    • 硬い曲がりの場合は、万力などで固定して少しずつ調整
  4. 錆びの除去方法
    • 錆び落とし剤を塗布
    • 10分程度放置後、柔らかい布で拭き取る
    • 必要に応じて繰り返す

自分で修理する際の注意点として、過度な力を加えるとプレートが破損する可能性があります。また、文字部分を傷つけないよう細心の注意を払いましょう。修理後も文字が判読できない場合は、専門業者への依頼や交換を検討してください。

 

車のナンバープレート修理を業者に依頼する費用と流れ

 

ナンバープレートの修理を自分で行うことが難しい場合や、リアのナンバープレート(封印があるため自分では取り外せない)の修理が必要な場合は、専門業者への依頼が適切です。

 

業者に依頼する際の費用相場:

修理内容 費用目安
フロントのみの修理 約3,000円
リアのみの修理 約3,000円
前後両方の修理 約5,000~6,000円
出張修理サービス 追加1,000~2,000円

業者依頼の流れ:

  1. 見積もり依頼
    • 複数の業者に見積もりを依頼
    • 破損状態の写真を送付すると正確な見積もりが得られる
  2. 修理方法の相談
    • 修理可能かどうかの判断を仰ぐ
    • 修理期間や代車の有無を確認
  3. 車両の持ち込みまたは引き取り依頼
    • 自走可能な場合は持ち込み
    • 破損が酷い場合は引き取りサービスを利用
  4. 修理完了・受け取り
    • 修理完了の連絡を受ける
    • 修理内容の確認と支払い

業者選びのポイントとしては、板金修理の実績が豊富な業者を選ぶことが重要です。また、封印の取り扱いが可能な指定工場かどうかも確認しましょう。修理期間は通常1~3日程度ですが、繁忙期は長くなる可能性があります。

 

車のナンバープレート交換・再交付の手続きと必要書類

 

ナンバープレートの破損が著しく修理が難しい場合は、交換または再交付の手続きが必要になります。車種によって手続き先が異なるため注意が必要です。

 

普通自動車の場合:
手続き先:運輸支局または自動車検査登録事務所
必要書類。

  • 自動車検査証(車検証)
  • 破損したナンバープレート
  • 印鑑
  • 自動車登録番号標再交付申込書(窓口で入手可能)

軽自動車の場合:
手続き先:軽自動車検査協会
必要書類。

  • 自動車検査証(車検証)
  • 破損したナンバープレート
  • 印鑑
  • 軽自動車税申告書(窓口で入手可能)
  • 自動車検査証記入申請書(窓口で入手可能)

再交付と再作成の違い:

  1. 再交付(新しいナンバーになる)
    • 当日中に受け取り可能
    • ナンバーが変更になる
  2. 再作成(同じナンバーを維持)
    • 受け取りまで約1週間かかる
    • 同じナンバーを維持できる

交換・再交付にかかる費用:

車種・タイプ 費用目安
普通自動車(通常) 約1,500~2,000円
普通自動車(図柄入り) 約7,000~9,200円
軽自動車(ペイント式) 約750円
軽自動車(字光式) 約2,400円
軽自動車(希望ナンバー) 約2,100円

なお、再交付・再作成の手続き中に車を使用する必要がある場合は、仮ナンバーを取得することも可能です。仮ナンバーの取得には別途手数料がかかり、使用期間も限られていることに注意しましょう。

 

車のナンバープレート修理と保険適用の可能性

 

ナンバープレートの破損修理や交換費用は、状況によっては自動車保険で補償される可能性があります。これは多くのドライバーが見落としがちなポイントです。

 

保険適用の可能性がある状況:

  1. 事故による破損の場合
    • 車両保険に加入している場合、事故によるナンバープレートの破損は補償対象となることが多い
    • 自分の過失割合によって補償額が変動する可能性あり
  2. 盗難・いたずらの場合
    • 車両保険の特約として「車両危険限定特約」に加入していれば、第三者によるいたずらや盗難による損害も補償対象
  3. 自然災害による破損の場合
    • 車両保険に「地震・噴火・津波危険車両全損時一時金特約」がついていれば、自然災害による破損も補償対象となる可能性あり

保険を使う際の注意点:

  • 保険を使用すると翌年の保険料が上がる可能性がある
  • 修理費用が免責金額(自己負担額)を下回る場合は保険を使わない方が得策
  • 事故証明書など、保険会社が求める書類の準備が必要

保険適用を検討する場合は、まず加入している保険会社に問い合わせ、補償範囲と手続き方法を確認しましょう。ナンバープレートの修理費用は数千円程度であることが多いため、免責金額や翌年の保険料上昇を考慮して判断することが重要です。

 

多くの場合、ナンバープレートのみの破損であれば保険を使わずに自費で修理・交換した方が経済的です。ただし、他の部位も同時に破損している場合は、まとめて保険を使用することで効率的に修理できる可能性があります。

 

日本損害保険協会:自動車保険の補償内容について詳しい説明があります

※中古車の場合は、修理・交換よりも車を買い直したほうが安いケースもあります。

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