エンジンマウント交換費用の相場と節約術を徹底解説

エンジンマウント交換費用の相場と節約術を徹底解説

エンジンマウントの交換費用・相場・節約術を徹底解説

エンジンマウントが劣化したままにしておくと、3万円の交換費用が10万円超の出費に跳ね上がることがあります。


🔧 この記事のポイント3つ
💰
費用の相場を車種別に把握できる

軽自動車は1〜2万円台、普通車は3〜6万円前後、輸入車では10万円近くになることも。車種ごとの費用の目安を知ることで、見積もり時の"ぼったくり"を防げます。

⚠️
放置すると出費が2〜3倍になるリスクがある

エンジンマウントの劣化を放置すると、周辺部品(エキゾースト系・冷却系)まで故障が波及し、修理費が大幅に増加するケースが報告されています。

費用を抑える具体的な方法がわかる

複数業者への相見積もり、車検との同時施工、部品持ち込み交換など、実践しやすい節約術を具体的に解説します。


エンジンマウントの交換費用の相場と内訳





エンジンマウントの交換費用は、大きく「部品代」と「工賃」の2つで構成されています。業者に依頼する場合の総額は、おおよそ1万5,000円〜4万円前後が一般的な相場です。ただし、これは1箇所あたりの目安であり、エンジンマウントは1台につき通常3〜4箇所に取り付けられているため、すべてを一気に交換すると合計5〜9万円前後になることも珍しくありません。


部品代に着目すると、一般的なゴム製エンジンマウントの場合は1個あたり3,000〜4,000円程度と比較的安価です。しかし、液体封入式になると1個8,000円前後、電子制御式では1個1万円以上、さらに一部の高級車に使われる磁性流体式に至っては1個10万円を超えることもあります。ポルシェなど一部の輸入高級車が磁性流体式を採用しているため、車種によって部品代だけで桁が変わることも覚えておく必要があります。


工賃についても見逃せない費用です。部品代は安価でも、エンジンを一時的に持ち上げて支える作業が必要になるため、工賃は高めに設定される傾向があります。軽自動車なら工賃だけで1万円ほど、普通自動車だと2〜3万円程度が一般的です。


つまり、費用の大半は工賃が占めるということですね。


| 費用項目 | 目安(1箇所) |
|---|---|
| ゴム製エンジンマウント(部品代) | 3,000〜4,000円 |
| 液体封入式(部品代) | 8,000円前後 |
| 電子制御式(部品代) | 1万円以上 |
| 工賃(軽自動車) | 1万円程度 |
| 工賃(普通車) | 2〜3万円程度 |


なお、DIYで交換する場合は工賃がかからないため、部品代だけの1万円前後に抑えられることもあります。ただし、エンジンを持ち上げる大がかりな作業が必要なため、整備経験のない方には難易度がかなり高い作業です。工具がない場合は新たに5,000〜1万円以上の出費が加わることも忘れないでください。


参考:エンジンマウントの交換費用相場や内訳の詳細はこちらで確認できます。


エンジンマウントの交換は必要?交換時期と方法を解説!|グーネット


エンジンマウントの交換費用を車種別に比較

交換費用は車種によって大きく異なります。同じ「エンジンマウント交換」という作業でも、軽自動車と輸入車では費用が5倍以上開くことがあります。これはノートPCを1台買える差です。車種ごとの目安を事前に知っておくことが、無駄な出費を防ぐ第一歩となります。


🚗 軽自動車の場合


軽自動車はエンジンが小さくシンプルな構造であるため、比較的安価で交換できます。部品代は1個5,000〜8,000円程度、工賃5,000〜1万円程度で、合計1万〜2万円台が目安です。3箇所すべてを交換しても3万円前後で収まるケースが多いため、費用的な負担は小さいと言えます。


🚙 普通車・SUVの場合


普通車やSUVになると、エンジン自体が大きく作業の難易度も上がるため費用が増します。部品代が8,000〜1万5,000円(×複数個)、工賃が1万〜3万円となり、合計で2万5,000〜6万円以上を見込んでおく必要があります。3箇所すべてを交換する場合は5〜9万円前後になることも珍しくありません。


🏎️ 輸入車(外車)の場合


輸入車は部品代が高いうえに、構造が複雑で作業工数が増えるため工賃も高額になります。部品代1万〜2万5,000円以上、工賃2万〜5万円以上となり、合計で4万〜10万円超となるケースが珍しくありません。ベンツやBMWをディーラーに持ち込むと、1箇所だけで10万円近い請求になる事例も実際に報告されています。厳しいところですね。


| 車種 | 費用目安(複数箇所合計) |
|---|---|
| 軽自動車 | 1〜3万円前後 |
| 普通車・SUV | 2.5〜9万円前後 |
| 輸入車(ベンツ・BMWなど) | 4〜10万円超 |


エンジンマウントの部品代は車種ごとの差が大きいため、事前に「自分の車がどのタイプか」を確認することが重要です。ディーラーに一任してしまうと工賃が割高になりがちなので、複数の業者に相見積もりを依頼することをおすすめします。


参考:輸入車のエンジンマウント交換費用の詳しい相場はこちら。


エンジンマウントの交換費用はいくら!?DIYか業者どちらにすべき?|GARAGENT


エンジンマウント交換のタイミングと劣化サイン

エンジンマウントは「10年または10万km」が交換の目安とされています。これは一般的な車の買い替えサイクルである7〜10年に近いため、「一度も交換したことがない」という方が多いのが実情です。


劣化のサインを見逃すと出費が膨らみます。以下のような症状が現れたら、早めに点検に出すことをおすすめします。


- 🔊 アイドリング時に車内がブルブルと大きく揺れる
- 💥 加速・減速時に「ガツン」という衝撃や異音がある
- 🚗 AT車でNからDレンジに入れたときに振動が目立つ
- 🔩 MT車でクラッチ操作・ギアチェンジ時に違和感がある
- 🔍 ボンネットを開けるとエンジンが明らかに傾いている


これらの症状はすべて、エンジンマウントのゴムが硬化・ひび割れ・ちぎれなどによって、エンジンの固定力が落ちているサインです。放置すると症状が進行し、修理費が大幅に増加するリスクがあるため注意が必要です。


エンジンマウントの劣化チェックは自分でも簡単に行えます。AT車であれば、サイドブレーキをしっかりかけた状態でDレンジに入れ、外からエンジンの動きを確認する方法が有効です。エンジンが大きく持ち上がったり、揺れが激しかったりすれば劣化のサインと判断できます。「自分でチェックしてから業者に相談する」という手順を踏むだけでも、不要な交換を薦められるリスクを下げることにつながります。


なお、エンジンマウントが破損していても、実は車検の検査項目には含まれていません。車検に通るからといって「問題なし」と思い込むのは危険です。症状が出ていれば車検とは関係なく、早急に点検・交換を検討してください。


エンジンマウントを放置すると修理費が激増する理由

「振動が増えただけ」と思って放置するのは非常に危険です。エンジンマウントが劣化すると、エンジンが正しい位置に固定されなくなり、加減速のたびにエンジン全体が大きく揺れ動くようになります。この揺れが周辺部品に次々と悪影響を与えていくのです。


具体的には、ラジエーターホースや冷却系パーツへの接触・摩耗、排気系(エキゾースト)パーツの亀裂・破損、さらにドライブシャフトや駆動系パーツへの負荷増大などが起こり得ます。これらのパーツ修理費は1点あたり数万〜十数万円規模になることもあります。


つまり、3万円で済んだはずの修理が、放置によって10万円以上の出費に膨らむことがあるということですね。


また、金属パーツは大きな振動が継続すると金属疲労を起こし、突然破損するリスクがあります。突発的な走行不能は、修理費だけでなく、レッカー代や代車費用など、さらなる出費を生む原因にもなります。


早期に交換すれば、比較的安い費用で済みます。部品代だけなら1個あたり3,000〜4,000円と安価なため、「小さな出費で大きなリスクを防ぐ」という発想で定期点検に臨むことが大切です。早め対応が原則です。


参考:劣化放置による周辺部品への影響についてはこちらも参考になります。


エンジンマウントの交換をしないとどうなる?費用や必要性について解説|カープレミア


エンジンマウントの交換費用を賢く抑える節約術

同じ交換作業でも、依頼先や方法を変えるだけで費用は大きく変わります。知っているかどうかで数万円の差がつくのが、この分野の特徴です。


🏪 依頼先による費用差を活用する


ディーラーは安心感がある反面、工賃が高めに設定されている傾向があります。一方、整備工場やカー用品店(オートバックスなど)では同等の作業をより安価に行えるケースが多いです。例えば、ディーラーで工賃3万円の作業が、地域の整備工場では1万5,000円前後で完了することもあります。この差は無視できません。


📋 相見積もりを必ず取る


1社だけに任せてしまうと、相場より高い費用を請求されても気づきにくくなります。少なくとも2〜3社に見積もりを依頼し、内訳(部品代・工賃)を比較することをおすすめします。見積もり自体は無料で行ってくれる業者がほとんどです。これは使えそうです。


🔧 車検や他の整備と同時に施工する


車検や定期点検のタイミングにエンジンマウント交換を組み合わせると、工賃のセット割引が適用されるケースがあります。また、すでにジャッキアップ作業が発生するタイミングに合わせることで、作業効率が上がり工賃を抑えやすくなります。他の整備と同時施工がお得です。


📦 部品を持ち込んで工賃だけ支払う


ネット通販などでエンジンマウントの純正品や社外品を購入し、「部品持ち込み交換可能」な業者に工賃だけを支払う方法があります。部品をネット価格で購入することで、業者経由より2,000〜5,000円程度安く抑えられることもあります。ただし、持ち込みを断る業者もあるため、事前確認が必要です。


🔄 ミッションマウントも同時交換で工賃を節約


エンジンマウントと同様に、ミッション(トランスミッション)を支えるミッションマウントも経年劣化します。エンジンマウントと作業工程が重なるため、同時に交換すると1回分の工賃で2つの作業が済むことがあります。別々に依頼すると合計工賃が割高になりやすいため、セットでの点検・交換を業者に相談してみましょう。


参考:費用を抑えるための業者選びのポイントはこちらも参考になります。


エンジンマウント交換費用相場|軽自動車〜輸入車まで解説


【独自視点】エンジンマウントの交換で「燃費改善」を狙う発想

エンジンマウントの交換といえば「振動を止めるため」「異音を解消するため」という目的が一般的です。しかし実は、劣化したエンジンマウントを交換することで燃費が改善するケースがあるという点は、あまり知られていません。


エンジンマウントが劣化してエンジンが本来の位置からずれると、ドライブシャフトやトランスミッションへの接続角度が微妙にずれる場合があります。このずれによって駆動の伝達効率が低下し、エンジンが余分な力を使う状態になります。結果として、燃費の悪化につながることがあるのです。


もちろん、燃費悪化の原因はタイヤの空気圧やエアフィルター、オイル劣化など複数考えられます。ただ「最近少し燃費が落ちた気がする」という方が、点検でエンジンマウントの劣化が見つかって交換後に燃費が戻ったというケースは、整備現場でも報告されています。意外ですね。


また、乗り心地の改善という副次的なメリットも見逃せません。振動や異音が減ることで長距離ドライブの疲労が軽くなり、ドライバーの集中力維持にもつながります。「マウント交換=出費」という発想から、「マウント交換=快適と効率の投資」という視点に切り替えると、交換のタイミングを見誤るリスクも下がるでしょう。


エンジンマウントは地味な部品ですが、車全体のパフォーマンスに静かに貢献しているパーツです。10年・10万kmを目安に、一度プロの目で点検してもらうことをおすすめします。点検だけなら無料で対応している整備工場も多く、まず「今の状態を知る」ところから始めることが、結果的に最もコストを抑える近道です。費用と効果のバランスを見ながら、計画的なメンテナンスを心がけましょう。




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