ランクル70 黒 カスタム 車検 適合 パーツ

ランクル70 黒 カスタム 車検 適合 パーツ

ランクル70 黒 カスタム

ランクル70 黒 カスタムの要点
🧰
車検と適合を最初に固定

外装の突起・灯火・寸法を先に押さえると、黒化パーツの手戻りが減ります。

🛞
足回りは「狙い」を言語化

見た目優先か、積載・牽引・悪路優先かでスプリングと減衰の正解が変わります。

🔧
黒は汚れと傷が目立つ前提

塗装・粉体・ラッピングの選択で、整備性と耐久性に差が出ます。

ランクル70 黒 カスタム 車検 適合


黒カスタムで一番トラブルが出やすいのは「見た目」ではなく、車検で指摘される外装形状と灯火まわりです。国交省の外装基準では、外部表面に鋭い突起がないこと、歩行者等に危害を与えるおそれのある突起を有しないことが求められ、突起の曲率半径や突出量に関する考え方も示されています。特に別添20の一般規定には「曲率半径が2.5mm未満の突起を有してはならない(例外条件あり)」といった記載があり、社外バンパー、牽引フック、ボルト頭、ナンバー移設ブラケットの角などが論点になりがちです。
整備士としては「当日ラインでの判断」になりそうな箇所を、作業段階で“丸める・覆う・位置を変える”の順で潰すのが安全です。例えば、黒のスチールバンパーに交換した場合、角のR不足や鋭角エッジが疑われるなら、エッジモールや専用品のエンドキャップで形状を緩和できるケースがあります(ただし安易なゴム貼りが外装強度や脱落リスクになると逆効果)。また、黒化の定番であるスモーク系の灯火カバーは、光度・色味・視認性の観点で指摘対象になりやすいので、基本は「純正灯具+周辺の黒化(ベゼル、ガーニッシュ、ブラケット)」で成立させた方が通しやすいです。


さらに見落としやすいのが、サイズ感の変化です。現行のランドクルーザー“70”は、車両寸法として全長4,890mm・全幅1,870mm・全高1,920mmが案内されています。オーバーフェンダーや大型バンパーで実測幅が増えた場合、保安基準というより登録上の記載・構造等変更の論点に波及する可能性があります。見た目を詰めるほど「寸法」と「外装突起」の2系統でチェックが入るため、黒化の前に必ず現車採寸と写真記録を残しておくと、ユーザー説明と再現性が上がります。


参考)トヨタ お問い合わせ・よくあるご質問


参考:外装の突起物規制(曲率半径・突出量などの考え方)
https://www.mlit.go.jp/jidosha/kijyun/saimokubetten/saibet_020_00.pdf

ランクル70 黒 カスタム パーツ

黒カスタムは「黒い部品を付ける」より、「純正の機能を崩さず黒で統一する」方が結果的に完成度が高く、整備士の工数も読みやすいです。代表例は、サイドステップ、ラダー、ガード類など“外装に見える機能部品”で、黒粉体やカチオン電着など耐食を意識した仕様のものを選ぶと、長期で白サビ・赤サビが出にくくなります。JAOSの70向け資料では、エクステリアアイテムが車検適合品(※特記を除く)である旨が示され、ブラックサイドステップやブラックリヤラダー等の設定も確認できます。
ここで現場が一度つまずくのが「適合の世代差」です。70は再販(GRJ76/79)と再再販(GDJ76系)で、同じ“ランクル70用”表記でも付かない・干渉する・取付穴が違うことがあります。70系カスタムパーツリスト系の情報でも「一部パーツは再再販ランクル70には適合しない場合がある」旨の注意があり、購入前の照合が必須です。整備工場での事故(穴あけ、無理な曲げ、干渉放置)を避けるには、車台番号・型式・年式・純正オプション(ウインチ等)まで確認してから発注し、仮組みで当たりを全て潰してから塗装に回すのが定石です。


参考)カスタムパーツリスト for ランクル70

黒パーツ選定で意外に効くのは「黒の質感の統一」です。艶あり黒・半艶黒・艶消し黒が混在すると、同じ黒でも色ムラに見え、写真で粗が出ます。粉体塗装は膜厚が出やすく耐久性も期待できますが、ボルト穴や合わせ面に厚みが乗ると、組み付け時に塗膜が欠けてサビ起点になります。整備士の作業設計としては、合わせ面はマスキング、ボルト座面は座金で塗膜を潰さない、組付け後にタッチアップを「上塗り」ではなく「端部に浸透させる」イメージで行うと長持ちします。


ランクル70 黒 カスタム 足回り

ランクル70の黒カスタムは外装が主役になりがちですが、足回りを合わせないと“ただ黒いだけ”で終わります。2インチアップ前後のサスキットやショックの設定は多く、リフト量と減衰の考え方を誤ると、直進性の低下やステアの修正舵が増え、ユーザー満足が落ちます。カスタムパーツ情報では、約2インチUPのサスキットや50mmUP向けショックなどが挙げられており、リフト量の選択肢が複数あることが分かります。
整備士向けに「黒カスタム×足回り」で押さえるべきは、見た目のタイヤ外径と、操安・摩耗の因果関係です。外径アップでタイヤが太くなるほど、フェンダー内側、マッドフラップ、バンパー角、ステア全切り時の干渉点が増えます。黒ホイールはブレーキダストが目立ちにくい反面、熱で色が焼けるとムラが出るため、ブレーキの引きずりやハブベアリングの発熱を点検しやすいよう、納車後点検のメニューに“ホイール内側の色変化と臭い”を入れておくと早期発見に繋がります。


また現行70の寸法(全長4,890mm・全幅1,870mm・全高1,920mm)を前提にすると、見た目の重心が高い車なので、リフトアップは必ず「用途」とセットで提案すべきです。街乗り中心で黒の統一感を狙うなら、上げすぎず、バンプラバー・ショックストローク・アライメントの基準化を優先した方が、結果として“締まった黒”に見えます。


参考)https://toyota.jp/pages/contents/landcruiser70/003_p_001/pdf/landcruiser70_spec_202311.pdf


ランクル70 黒 カスタム 塗装

黒カスタムの品質は、塗装の種類と下地処理でほぼ決まります。黒は、飛び石・擦り傷・ワックス残り・樹脂白化が目立つため、「新品部品を黒にする」だけでなく「劣化する部位を黒で目立たせない設計」にすると、長期で整備入庫が減ります。具体的には、樹脂部は艶を合わせた樹脂用コート、金属部は粉体塗装または電着下地のある製品を選ぶ、ボルト類は黒亜鉛やダクロに揃える、といった“材料の整合”が効きます。
現場でありがちな失敗は、バンパーやステップを艶消し黒で統一したのに、取付ボルトだけ銀で残り、写真で浮くパターンです。ここは見た目だけでなく、異種金属接触による腐食や、塗膜下の錆汁の筋が出る原因にもなります。ボルト頭の角が外装突起の論点になる場合もあるため、ボルト選定は「見た目」「防錆」「外装形状」の三点で考えると、一気に整備品質が上がります。


参考)https://www.mlit.go.jp/common/000052115.pdf


意外に効く小技として、黒化の“境界線”を作る方法があります。例えば、ボディは艶あり黒、ガード類は半艶黒、下回りは艶消し黒のように、艶の段階差を設計しておくと、補修時に同じ黒を完全一致させなくても違和感が出にくくなります。これは塗装屋任せではなく、整備側で「艶の仕様書」を作って発注すると再現性が上がり、クレームが減ります。


ランクル70 黒 カスタム 独自視点

独自視点として強く勧めたいのは、「黒カスタムほど“点検性”が落ちる」点を前提に、整備側で点検導線まで設計することです。黒いアンダーガード、黒いフレーム、黒いホイールは、オイル滲み・クーラント乾き跡・グリス飛び・ハブの焼けといった“薄い異常サイン”が視覚で拾いづらくなります。だからこそ、納車整備の段階で点検しやすい目印(例:締結部のマーキング、点検窓の確保、サービスホールの塞ぎ方)を決めておくと、定期点検の品質が安定します。
もう一つは、黒カスタムと車検適合を両立する“メーカー資料の活用”です。社外パーツは現場判断になりやすい一方、車検適合を明記している資料があると、ユーザー説明と記録保全が楽になります。例えばJAOSの資料には「エクステリアアイテムは車検適合品(特記を除く)」といった記載があり、適合確認の起点になります。整備工場の運用としては、作業指示書に「製品名・品番・適合根拠PDFのURL」を残し、次回入庫時に同じ判断を繰り返さない仕組みにすると強いです。


参考)https://www.jaos.co.jp/document/dl/71a01f3ecf5b96f9a2cce09f207b28f2/

最後に、黒カスタムは“完成した瞬間”より“半年後”に差が出ます。黒は汚れを隠せる反面、水垢・融雪剤・鉄粉の固着が進むと一気にくすみ、せっかくの統一感が崩れます。整備士としては、黒化の提案とセットで、洗車頻度とケミカル、下回り洗浄、冬季後の防錆点検をメニュー化して提示すると、カスタムの価値を維持できます。


参考:ランドクルーザー“70” 主要諸元表(寸法・トレッド等の基礎データ)
https://toyota.jp/pages/contents/landcruiser70/003_p_001/pdf/landcruiser70_spec_202311.pdf




ジャオス(Jaos) ドアハンドルプロテクター カーボン調 ランドクルーザー 70系 B636241