マイナーチェンジ フルモデルチェンジの違いと買い替え時期

マイナーチェンジ フルモデルチェンジの違いと買い替え時期

マイナーチェンジ フルモデルチェンジとは

この記事のポイント
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変更の範囲が異なる

マイナーチェンジは外装・内装中心、フルモデルチェンジは車全体を刷新

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実施サイクルに違い

マイナーチェンジは2~4年、フルモデルチェンジは4~7年周期

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買い替えタイミングが重要

モデルチェンジ前後で値引き率や査定価格が大きく変動

マイナーチェンジの定義と改良範囲


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マイナーチェンジとは、既存のモデルに対して一部改良を加えることを指し、自動車メーカーによっては「一部改良」や「部分改良」と呼ばれることもあります。主な変更内容は外装デザイン、内装デザイン、機能、装備、価格などに限定され、エンジンや車両の基本構造は変更されないのが特徴です。例えば、ヘッドライトテールランプ、グリル部分のデザイン変更、安全運転支援システムの追加、内装カラーの変更などが実施されます。
参考)車の「マイナーチェンジ」・「フルモデルチェンジ」とは?

マイナーチェンジは、フルモデルチェンジの間に実施される改良で、通常は新モデル発売から3~4年のスパンで行われます。多くの場合、フルモデルチェンジまでの間に1~2回実施されるのが一般的なパターンです。これにより、メーカーは商品力を維持しながら市場の変化に対応できます。
参考)車のモデルチェンジは2種類ある!フルモデルチェンジとマイナー…

フルモデルチェンジの定義と全面改良の内容

フルモデルチェンジは、車両を基本から作り直す全面改良のことで、「FMC(Full Model Change)」と略記されたり、「全面改良」と表現されます。外観デザインの刷新はもちろん、プラットフォーム(車台)、パワートレイン(エンジンやトランスミッション)、車両構造など、基本的な部分から見直しが行われます。これまで導入されていなかった新技術や先進安全装備が搭載されることも多く、まさに車の「世代交代」といえる大規模な変更です。
参考)クルマのマイナーチェンジとフルモデルチェンジの違いは?購入の…

日本では2010年代以降、およそ4~7年のサイクルでフルモデルチェンジが繰り返される傾向が強くなっています。海外や商用車の場合は7~8年サイクルが主流で、国産車でも日産マーチのように8年以上のサイクルでFMCを行う車種も存在します。開発期間は通常36~48ヶ月程度で、この間に商品企画、デザイン開発、技術開発、生産準備などの工程が進められます。
参考)新卒採用で知っておくべき自動車用語:フルモデルチェンジとは

フルモデルチェンジには数百億円から数千億円規模の投資が必要となり、開発費用、金型費用、生産設備の更新費用などが含まれます。フルモデルチェンジを行うと同時に車の型式番号も変わり、「2代目」「3代目」と呼ばれることが多いのも特徴です。
参考)車のマイナーチェンジとフルモデルチェンジの違いとは?

マイナーチェンジとフルモデルチェンジの違い一覧

両者の違いを分かりやすく表にまとめると、変更範囲と実施サイクルに大きな差があることが明確になります。

 

項目 マイナーチェンジ フルモデルチェンジ
外装デザイン ○ 部分的変更 ○ 全面刷新
内装デザイン ○ 部分的変更 ○ 全面刷新
装備品 ○ 追加・変更 ○ 全面見直し
エンジン × 変更なし ○ 新型に変更
車両構造・プラットフォーム × 変更なし ○ 新型に変更
型式番号 × 変更なし ○ 変更あり
実施サイクル 2~4年ごと 4~7年ごと
開発期間 短期間 36~48ヶ月

マイナーチェンジは既存のモデルに対して小規模な変更が行われ、大きなデザイン変更や技術の根本的な更新は行われません。マイナーチェンジは「改良」、フルモデルチェンジは「進化」というイメージで捉えるとわかりやすいでしょう。​

マイナーチェンジ特殊ケース:ビッグマイナーチェンジ

近年では「ビッグマイナーチェンジ」という言葉を見かける機会も増えています。これは型式番号の変更をともなわない改良ではあるものの、従来のマイナーチェンジよりも大幅な変更が施されたもので、「マイナーチェンジ」以上「フルモデルチェンジ」以下の改良を指します。ヘッドライトやグリルなどの外装や内装がガラリと変わることをいい、一見別車種と思えるほどの変更を受けるため、この矛盾した呼称が用いられます。
参考)モデルチェンジ (自動車) - Wikipedia

ビッグマイナーチェンジとマイナーチェンジの間には明確な線引きができず、変更箇所や変更の度合いが基準ではなく、メーカーやメディア、ユーザーが「ビッグマイナーチェンジ」と呼ぶかどうかが基準となっています。具体例としては、2020年11月にビッグマイナーチェンジが行なわれたレクサスISや、2019年2月に大幅改良された三菱デリカD:5などが挙げられます。レクサスでは「メジャーチェンジ」という呼称を用いることもあります。
参考)なぜ「ビッグマイナーチェンジ」という言葉が生まれた?│月刊自…

マイナーチェンジとフルモデルチェンジの実施サイクル関係

車は定期的に最新型にフルモデルチェンジされますが、その間を埋めるアップデートが「マイナーチェンジ」です。新モデルが販売されてから次のモデルへフルモデルチェンジする前に、大体1~2回ほどマイナーチェンジされるのが通常のパターンです。マイナーチェンジは2~4年のスパン、フルモデルチェンジは4~7年程のスパンで実施されます。​
かつてはフルモデルチェンジが現在のマイナーチェンジと同じくらいのサイクルで行われていた時期がありました。その理由として生産計画の都合もありますが、バブル期は短期間で車を乗り換える人の割合が高かったことが挙げられます。バブル期が過ぎると車を長く乗り続ける人が増加し、それに伴いフルモデルチェンジの期間も長くなりました。この変化により、フルモデルチェンジの間にマイナーチェンジが多く行われるようになったのです。​

マイナーチェンジ前後の買い替えタイミング

マイナーチェンジが実施される前のタイミングで買い替えると、査定価格が高くなる傾向があります。マイナーチェンジの情報が出回る数ヶ月前までに売却することで、市場価値の高い状態で売却ができます。現在の車の型式を把握して、マイナーチェンジが行われる時期を逆算し、市場価値の高いときに車を買い替えることが賢明です。
参考)おすすめな車の買い替え時期は?判断方法や定期的な買い替えが必…

マイナーチェンジやフルモデルチェンジが実施されると、安全性能装置の追加や外観デザインの変更により、モデルチェンジ前の車両よりも車両価格が上がります。車両価格の上がり幅は軽自動車から大型車により異なりますが、一般的には5万円~40万円ほど価格がアップするでしょう。メーカーとしても、マイナーチェンジ前に工場で生産された車は、改良車が発売される前に在庫をなくしたいと考えるため、大幅な値引きが可能になります。
参考)車の買い替え時期のタイミングをわかりやすく解説!必要書類など…

フルモデルチェンジ前後の値引きと価格動向

フルモデルチェンジ前、つまりモデルチェンジが発表されたのちに「セール」などの名目によって売り出されるようになるため、大幅な値引きが期待できます。値引き率でいえば、フルモデルチェンジの直前の方がマイナーチェンジの直前よりも値引き率は高いため、高額値引きを狙うのならそのタイミングが最適です。ディーラーによって事情は異なりますが、フルモデルチェンジした直後であれば値引き率は0~5%前後、次のフルモデルチェンジの直前なら10~15%前後となることが多いようです。
参考)成功率99%!新車値引き60万円を実現したディーラー交渉術【…

一方、フルモデルチェンジ後に旧型車を購入する場合、新型車が発売されてから半年後が旧型車の価格が最も下落するタイミングだといわれています。この時期は、新型車の登場に合わせて注目度が上がる一方で、旧型車の在庫が残っているため、ディーラーが在庫処分のために大幅な値引きを行う傾向です。ただし、旧型車の価格下落幅は車種によって異なり、人気車種や趣味性の高い車種は下落幅が小さく、需要の低い車種は大きく下がる傾向にあります。
参考)フルモデルチェンジ後の旧型車はいつ買うのがお得?狙い目のタイ…

マイナーチェンジとフルモデルチェンジ情報の入手方法

マイナーチェンジやフルモデルチェンジの時期は、メーカーが事前に公式ホームページで告知していることがほとんどです。最近では、YouTubeやインスタグラムなどにも、メーカーは積極的に最新情報を提供しています。自分が購入希望するメーカーや車の情報があれば、情報収集に力を入れていきましょう。​
営業マンが「正式に」フルモデルチェンジの概要、販売開始時期を知るのは1か月前から早くとも半年前となることが多いようです。高額車ほど準備期間は長くなる傾向があります。所有している車のモデルチェンジやマイナーチェンジ前のタイミングで買い替えると、査定価格が高くなる傾向があり、モデルチェンジは6年ごと、マイナーチェンジは2年ごとに行われるパターンが多いため、このサイクルを把握しておくことが重要です。
参考)新車を買うならいつ?フルモデルチェンジとマイナーチェンジの違…

マイナーチェンジとフルモデルチェンジで変わる車の資産価値

所有している車のモデルチェンジやマイナーチェンジ前のタイミングで買い替えると、査定価格が高くなる傾向があります。特にフルモデルチェンジは、車の査定価格に大きな影響を及ぼします。フルモデルチェンジの情報が出回る半年前までに売却することで、新型車への流出を防いだ市場価値の高い状態で売却ができます。現在の車の型式を把握して、モデルチェンジが行われる時期を逆算し、市場価値の高いときに車を買い替えることが賢明な選択といえます。​
買い替えの時期を迷っている場合は、車の維持費とリセールバリューを考えて、5年目か7年目の車検前の買い替えがおすすめです。通常、売る時期が遅くなればなるほど車のリセールバリューは下がっていきます。例えば新車を購入して3年以内に売る場合には高いリセールバリューが期待できますが、それ以降は年数とともに価値が低下していきます。マイナーチェンジ後は新型車発売よりは劇的な変動はありませんが、だいたい数ヵ月後から徐々に旧型のモデルの価格が下がっていきます。
参考)車を買うベストな時期は2~3月・9月・月末|買い換えにおすす…

 

 


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