N-BOX 型式 調べ方
N-BOXの型式を知るメリット
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正確な部品選定
型式を把握することで、エンジンオイルやフィルターなど、適合する部品を正確に選ぶことができます。
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車両情報の管理
車検や点検時に必要な情報として、型式を正確に把握しておくと手続きがスムーズです。
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中古車価値の判断
中古車購入時に型式を確認することで、製造年や仕様を正確に把握し、適正価格を判断できます。
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N-BOX 型式 車検証での確認方法
N-BOXの型式を調べる最も確実な方法は、車検証を確認することです。車検証には車両の基本情報が詳細に記載されており、型式もしっかりと明記されています。
車検証の上部または中段付近に「型式」という欄があり、そこにN-BOXの型式が記載されています。一般的なN-BOXの型式表記は以下のようになっています。
- DBA-JF1:FF(前輪駆動)モデル(2011年〜2019年)
- DBA-JF2:4WD(四輪駆動)モデル(2011年〜2019年)
- DBA-JF3:FF(前輪駆動)モデル(2017年〜2019年)
- DBA-JF4:4WD(四輪駆動)モデル(2017年〜2019年)
- 6BA-JF3:FFモデル(2019年以降の改良版)
- 6BA-JF4:4WDモデル(2019年以降の改良版)
型式の「DBA」や「6BA」の部分は排出ガス規制に対応したエンジンの種類を示し、「JF1」「JF2」などの部分は車両の基本設計を表しています。
また、車検証の「類別区分番号」も確認することで、より詳細な仕様を知ることができます。この番号が「0**」であれば2WD(FF)、「6**」であれば4WDという具合に、駆動方式も判別できます。
N-BOX 車体番号位置と型式の関連性
N-BOXの車体番号(車台番号)は、車両を一意に識別するための重要な情報です。この車体番号と型式には密接な関連があり、車体番号を確認することでも型式情報を得ることができます。
N-BOXの車体番号は主に以下の場所に刻印されています。
- 運転席後部座席の足元:フロアマットとカーペットをめくると、車体番号が刻印された金属部分が現れます。この位置は多くのN-BOXモデルで共通しています。
- エンジンルーム内のバルクヘッド付近:ボンネットを開け、エンジンルームの奥側(ダッシュボード側の壁)に車体番号が刻印されていることがあります。
車体番号は通常17桁の英数字で構成されており、その中に型式情報も含まれています。例えば、車体番号の4〜8桁目あたりに「JF1」や「JF3」などの型式情報が含まれていることが多いです。
車体番号を確認する際は、懐中電灯を使用すると視認性が向上します。特にエンジンルーム内は暗く、刻印が見づらい場合があるため、明るい光源があると便利です。
N-BOX 型式 コーションプレートでの調べ方
コーションプレート(車両情報プレート)はN-BOXの型式を調べるもう一つの確実な方法です。このプレートは通常、助手席側のドアを開けた際のセンターピラー付近、または運転席フロア近くに取り付けられています。
コーションプレートには以下の情報が記載されています。
- 型式(TYPE/MODEL):「JF1」「JF3」などの型式情報
- カラーコード:車体の色を示すコード
- エンジン番号:エンジンの識別番号
- 製造年月:車両の製造された年月
コーションプレートを確認する手順は以下の通りです。
- 助手席側のドアを開きます
- センターピラー(ドアと窓の間の柱部分)を確認します
- 金属製のプレートに記載された「TYPE」または「MODEL」の項目を探します
このプレートは製造時に取り付けられるため、情報の信頼性が高く、車検証と照らし合わせることで、より確実に型式を把握することができます。
特に中古車を購入する際は、コーションプレートの情報と車検証の情報が一致しているかを確認することが重要です。不一致がある場合は、車両の履歴に何らかの問題がある可能性があります。
N-BOX 型式 JF1/JF2とJF3/JF4の見分け方
N-BOXの型式は大きく分けて初代モデルの「JF1/JF2」と、2017年9月以降に登場した新型モデルの「JF3/JF4」に分類されます。これらの型式の見分け方を外観や特徴から解説します。
外観での見分け方:
- フロントデザイン。
- JF1/JF2:丸みを帯びたヘッドライトとグリルデザイン
- JF3/JF4:より角張ったヘッドライトと大型のグリル
- リアデザイン。
- JF1/JF2:テールランプが縦長の形状
- JF3/JF4:テールランプがより横長になり、デザインが洗練されている
- ボディサイズ。
- 全体的なサイズは似ていますが、JF3/JF4はわずかに全長が長くなっています
内装での見分け方:
- インパネデザイン。
- JF1/JF2:丸みを帯びた従来型デザイン
- JF3/JF4:より直線的でモダンなデザイン、大型ディスプレイ搭載モデルが増加
- シートアレンジ。
- JF3/JF4では後部座席のスライド量が増加し、より多彩なシートアレンジが可能に
技術的な違い:
- エンジン。
- JF1/JF2:S07A型エンジン(660cc)
- JF3/JF4:S07B型エンジン(660cc、より燃費性能が向上)
- 安全装備。
- JF3/JF4ではHonda SENSINGが標準装備となり、安全性能が大幅に向上
また、駆動方式による型式の違いも重要です。JF1とJF3はFF(前輪駆動)、JF2とJF4は4WD(四輪駆動)となっています。外観からは判別しづらいですが、車体下部を確認するとプロペラシャフトやリアデファレンシャルの有無で見分けることができます。
N-BOX 型式 グレード別の特徴と選び方
N-BOXには複数のグレードが存在し、それぞれに特徴があります。型式と合わせてグレードを理解することで、自分に最適なN-BOXを選ぶことができます。
主要グレード一覧:
- G(ベーシックグレード)
- 特徴:基本的な装備が整った入門モデル
- 向いている人:コストを抑えたい方、シンプルな仕様を好む方
- 注目ポイント:Honda SENSINGなどの安全装備は標準搭載
- L(ミドルグレード)
- 特徴:後席パワースライドドアや充電用USBジャックなど利便性が向上
- 向いている人:家族での使用や日常の利便性を重視する方
- 注目ポイント:快適装備が充実し、使い勝手が大幅に向上
- EX(上位グレード)
- 特徴:高級感のある内装や先進装備が充実
- 向いている人:快適性や高級感を求める方
- 注目ポイント:本革巻きステアリングホイールやLEDヘッドライトなど上質な装備
- カスタム(スポーティグレード)
- 特徴:専用エクステリアで精悍な印象、スポーティな内装
- 向いている人:個性的なデザインや走りを楽しみたい方
- 注目ポイント:専用フロントグリルやアルミホイールなど外観の差別化
ターボエンジン搭載モデル:
各グレードにはターボエンジン搭載モデルも設定されています。型式は基本的に同じですが、エンジン性能が大きく異なります。
- ターボ非搭載モデル:燃費重視、穏やかな加速特性
- ターボ搭載モデル:力強い加速、高速道路での余裕ある走行が可能
グレード選びのポイント:
- 使用環境に合わせた駆動方式の選択
- 雪国や山間部:4WD(JF2/JF4型式)
- 都市部や平地中心:FF(JF1/JF3型式)
- 予算と装備のバランス
- 限られた予算:Gグレード
- 利便性重視:Lグレード
- 快適性重視:EXグレード
- 走行性能の優先度
- 燃費重視:ターボ非搭載モデル
- 走行性能重視:ターボ搭載モデル
グレードと型式を組み合わせることで、例えば「JF3のLターボ」や「JF4のEX」など、より具体的な車両仕様を特定することができます。自分のライフスタイルや優先事項に合わせて、最適な組み合わせを選ぶことが大切です。
N-BOX 型式 中古車購入時のチェックポイント
中古車としてN-BOXを購入する際は、型式の確認だけでなく、いくつかの重要なチェックポイントがあります。これらを事前に把握しておくことで、後悔のない中古車選びができます。
型式と車体番号の一致確認:
- 車検証の型式と実車の確認
- 車検証に記載された型式と、実際の車両のコーションプレートや車体番号に含まれる型式情報が一致しているか確認
- 不一致がある場合は、車両の履歴に問題がある可能性があるため注意が必要
- 車体番号の確認方法
- 運転席後部座席の足元とエンジンルーム内のバルクヘッド付近の両方で車体番号を確認
- 車体番号が改ざんされた形跡がないかチェック(番号の打刻が不自然に見える場合は注意)
年式と型式の関係:
- 製造年の確認
- JF1/JF2:2011年12月〜2017年8月
- JF3/JF4:2017年9月〜現在
- コーションプレートに記載された製造年月と型式が合致しているか確認
- マイナーチェンジの把握
- 同じ型式でも、マイナーチェンジによって装備や仕様が異なる場合がある
- 例:2019年12月のマイナーチェンジでは安全装備が強化された
グレードと装備の確認:
- 外観からのグレード判別
- フロントグリルのデザイン(カスタムは専用デザイン)
- ホイールのデザインと素材(上位グレードはアルミホイール)
- ヘッドライトの種類(LEDかハロゲンか)
- 内装からのグレード判別
- シート素材(上位グレードは高級感のある素材)
- ステアリングホイールの素材(本革巻きかウレタンか)
- ナビゲーションシステムの有無と種類
機械的な状態の確認:
- 駆動方式の確認
- JF1/JF3(FF)かJF2/JF4(4WD)かを確認
- 4WDの場合は、4WDシステムが正常に作動するか試乗で確認
- エンジン型式の確認
- ターボ搭載モデルかノンターボモデルかを確認
- エンジンの始動性や異音、振動などをチェック
- 走行距離と整備履歴
- 走行距離と車両の状態が見合っているか
- 定期的な整備が行われているか整備記録を確認
中古車購入時は、型式だけでなく車体番号も含めた総合的な確認が重要です。特に車体番号は車両の「戸籍」とも言える重要な情報であり、この番号が正規のものであるかどうかは、車両の信頼性を判断する大きな材料となります。
また、N-BOXは人気車種のため、状態の良い中古車は比較的早く売れる傾向があります。気に入った車両を見つけたら、上記のチェックポイントを迅速に確認することをおすすめします。
N-BOX 型式 将来的な価値と維持費の関係
N-BOXの型式によって、将来的な価値(資産価値)や維持費に違いが生じます。これらの関係を理解することで、長期的な視点での車選びが可能になります。
型式別の資産価値の傾向:
- JF1/JF2(初代モデル)
- 初期モデル(2011年〜2013年頃):基本的な装備のみで、現在の市場価値は比較的低い
- 後期モデル(2014年〜2017年):装備が充実し、状態が良ければ一定の需要あり
- 特別仕様車:限定モデルは希少性から、標準モデルより高値で取引される傾向
- JF3/JF4(現行モデル)
- 初期モデル(2017年〜2019年):基本性能は高いが、最新モデルと比べると価格下落が進行中
- 現行最新モデル:最新の安全装備や快適装備が充実し、中古市場でも高値を維持
- カスタムグレード:人気が高く、特にターボモデルは資産価値が比較的高い
型式と維持費の関係:
- 燃費性能
- JF1/JF2:平均燃費は約20〜23km/L程度
- JF3/JF4:改良されたエンジンにより、平均燃費は約22〜25km/L程度に向上
- 駆動方式による違い:FF(JF1/JF3)は4WD(JF2/JF4)より約2〜3km/L燃費が良い傾向
- 税金・保険
- 自動車税:軽自動車のため型式による違いはなし(年間10,800円)
- 重量税:型式による違いはなく、経年による増額あり
- 自動車保険:JF3/JF4は安全装備が充実しているため、保険料が若干有利になる場合あり
- メンテナンス費用
- JF1/JF2:部品供給が安定しており、汎用部品も多いため比較的安価
- JF3/JF4:最新モデルのため部品価格が若干高め、特に先進安全装備の修理は高額になる可能性
- ターボモデル:ノンターボと比較して、エンジンオイル交換などのメンテナンス頻度・コストが高め
長期保有を考えた型式選び:
- 信頼性の高いモデル
- JF1/JF2の後期モデル:初期の不具合が修正され、信頼性が向上
- JF3/JF4の2019年以降のモデル:マイナーチェンジで細部が改良され、完成度が高い
- 部品供給の見通し
- JF1/JF2:生産終了から時間が経過しており、今後部品供給が徐々に減少する可能性
- JF3/JF4:当面は部品供給に問題なし、長期保有に適している
- 将来的な規制対応
- 最新の排出ガス規制に対応した6BA-JF3/JF4は、将来的な環境規制強化にも対応しやすい
N-BOXは軽自動車の中でも人気が高く、特に状態の良い車両は資産価値の下落が緩やかな傾向があります。型式選びの際は、初期費用だけでなく、燃費や維持費、将来的な資産価値も考慮することが重要です。
特に長期保有を考えている場合は、信頼性の高いモデルや、部品供給の見通しが良好な比較的新しい型式を選ぶことで、トータルコストを抑えることができます。
ホンダ公式サイトのN-BOX型式・グレード情報
N-BOXの型式調べは、単なる車両識別だけでなく、適切な部品選定や将来的な価値判断、さらには車両の履歴確認にも役立つ重要なスキルです。車検証、コーションプレート、車体番号の3つの確認方法をマスターすれば、N-BOXに関する様々な情報を正確に把握することができます。特に中古車購入時は、これらの情報を総合的に確認することで、安心して車選びを進めることができるでしょう。