

トヨエースの「主要諸元表」には、シングル/ダブル、2WD/4WD、ジャストロー/フルジャストロー/低床などが同一資料内に並び、車両型式も多数掲載されています。
整備現場では、外観だけで「ダブルキャブ=同じ仕様」と判断すると部品照合で詰まりやすいため、車検証の車両型式(例:QDF-、ABF-、LDF-などの型式表記)を最初に控え、主要諸元表の該当行に当てるのが安全です。
最大積載量も1.0t〜1.5t級の表記が混在し、荷台材質(木製/スチール)やデッキ形状でも枝分かれするため、積載量・荷台条件を確認してから、足回り(リーフ/ショック/ブッシュ)や制動系の消耗を読むと見立てが外れにくいです。
現場での「仕様の早見」チェック(入庫時に30秒で拾う想定)
主要諸元表では、ガソリンの1TR-FE(最高出力98kW/5,600rpm、最大トルク182N・m/4,000rpm)と、ディーゼルの1KD-FTV(最高出力106kW/3,400rpm、最大トルク300N・m/1,200〜3,200rpm)が軸として掲載されています。
同資料にはトランスミッション主要諸元表もあり、5MT(R451/R452など)や4AT(A340E/A45DEなど)が並ぶため、変速機型式まで拾っておくとクラッチ系・ATF系の作業見積が早く固まります。
また、資料中に「ネット値/グロス値」の説明があり、同じエンジンでも表示上の出力差の考え方が書かれているため、スペック比較での誤解を避けられます。
整備士向けの診断の組み立て例(エンジン型式で分ける)
主要諸元表には、全長・全幅・全高・ホイールベース・荷台内寸法などが仕様別に記載され、同じダブルキャブでもホイールベースが2,300mm級と2,545mm級の記載が見られます。
最小回転半径も仕様により差が出るため、現場の試運転ルート(Uターン可否、狭路での切り返し)を決めるときは、現車の仕様を諸元表と突き合わせるのが確実です。
寸法差は、プロペラシャフト長や排気系取り回し、4WD系の配置にも影響し得るので、下回り作業の前に「どのWBの車か」を確定しておくと、余計な脱着や見落としを減らせます。
主要諸元表では、ブレーキ形式(前/後)やサスペンション形式が仕様ごとに整理され、フロントはダブルウィッシュボーン式独立懸架トーションバーばね、リヤは車軸式半楕円板ばね(リーフ)として掲載されています。
この組み合わせは「フロント独立+リヤリーフ」という商用トラック定番構成で、操縦性と積載時の耐久を両立しやすい一方、フロントはトーションバー周り、リヤはリーフ/シャックル周りの異音・姿勢変化が症状として出やすいです。
ダブルキャブは乗員増で空車状態でも重量が乗りやすいため、ブレーキの当たり・片効き・リヤの片減りなどは「使い方(乗員+積載)」とセットで問診しておくと原因に近づきやすくなります。
1999年のトヨタの発表では、ダブルキャブについて「フロント助手席リクライニング(クラス初)」や、リヤシートのヘッドレスト標準、リヤドアガラスのパワーウインドウ、パワードアロックなど“乗用車並み”装備を充実させた旨が書かれています。
この方向性は「走る・止まる」だけでなく、後席ドア周り・レギュレータ・集中ドアロック・ハーネスといった電装修理の仕事量が増えることを意味し、年数が進むほど不具合が“機関以外”に分散して入庫する傾向を作ります。
意外と見落としやすいのは、後席ドアを頻繁に開閉する現場(現場監督の乗り降り、乗員の入れ替え)ほど、ドアヒンジ/ストライカ/ウェザストの摩耗や調整ズレが「風切り音」「半ドア警告」「集中ロック不調」として顕在化しやすい点で、問診で使用状況を取るだけで診断が一段速くなります。
(参考リンク:メーカーが公表したトヨエース主要諸元表。エンジン主要諸元、ブレーキ/サスペンション形式、車両寸法などの一次情報)
トヨタ トヨエース主要諸元表(PDF)
(参考リンク:1999年のフルモデルチェンジ時の公式発表。ダブルキャブの快適装備(リヤパワーウインドウ等)に触れており、装備増が整備に与える影響を説明する根拠になる)
トヨタ「ダイナ/トヨエース」フルモデルチェンジ(1999年)
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