

ウインド ルノーのワイパー作業で最初に押さえるべきなのが、ブレードを「サービス位置」に止める手順です。サービス位置に入れることで、ブレードがボンネットから離れた位置で停止し、アームを起こしてブレードを外す動作がしやすくなります。
ユーザーマニュアル系の記載では、イグニッションON(条件によってはエンジンオフ)でレバーを「1回ワイプ位置」に連続で2回動かすと、ワイパーブレードがサービス位置で停止する、と説明されています。
整備現場でありがちな失敗は、サービス位置を作らずに無理にアームを立てて、カウルトップやボンネット縁に干渉させることです。ウインド ルノーはコンパクトなフロント周りなので、干渉による塗装欠けや樹脂の白化が起きると、外観クレームに直結します(作業前の「停止位置」を作るだけで防げます)。
参考)ワイパーブレード: 交換
交換作業の流れは、概ね次の通りです。手順そのものは単純ですが、「どこを押すか」を誤るとツメ折れが起きやすいので、ブレード側のタブ(ツメ)位置を目視してから力を入れます。
作業後に重要なのが「低位置に戻す」操作です。ブレードがガラスに折り畳まれている状態を確認してからレバー操作しないと、意図せずアームが跳ねてガラスを叩くリスクが増えます。
権威性のある参考(サービス位置・脱着の公式手順)
ルノー系ユーザーマニュアル:ワイパーブレード交換(サービス位置・取り外し/取付け)
ウインド ルノーのワイパーブレード交換は、車種によっては「ゴムだけ差し替え」ではなく、ブレードごとの交換になる前提で案内されることがあります。ルノー正規ディーラーのメカニック解説でも、現行販売車種はワイパーゴムのみの交換ができない旨が述べられており、結果としてブレードセット交換になりやすい事情が説明されています。
この前提を共有せずに入庫受付すると、「国産車感覚の金額」を想定していたユーザーほど不満が出ます。ディーラーの説明では、前後同時交換で車種によっては約10,000円程度になる可能性にも触れており、見積説明での“理由付け”が重要だと分かります。
整備士向けの実務ポイントとしては、ブレードを外した瞬間のアーム管理が最大の事故ポイントです。ユーザーマニュアルにも、ブレード取り外し中にアームがウインドー上に落ちないよう注意し、損傷のおそれがあると警告されています(アームが倒れてガラスを打つと、線傷だけでなく割れ・飛散にもつながります)。
参考)ワイパーブレード: 交換
点検での見方は「拭き取り不良が出てから」では遅いケースがあります。ディーラー記事では、ゴム上部が薄い部分から劣化が進み、切れ込みが入ると動作時に一気に裂ける恐れがあると説明しており、微細な亀裂段階での交換提案が合理的です。
権威性のある参考(コスト構造・点検目安・裂けのリスク)
ルノー正規ディーラー記事:車検前のワイパーチェック(ゴム単体交換不可・裂けの危険)
車検でワイパーが問題になる典型は、「動くかどうか」より「拭き取り機能が担保されているか」です。正規ディーラーの現場解説では、ゴムに切込みが入っていると整備不良となり車検が通らない、と明確に言及されています。
この観点は、ユーザーが見落としやすいポイントでもあります。「雨の日は何となく見える」状態でも、ゴムが裂け始めていれば悪化は早く、ワイパーを動かした際に一気に裂ける恐れがあると説明されています。
整備士としては、入庫時の外観チェックで“切れの兆候”を拾えれば、再検や当日追加整備の混乱を避けられます。
また、交換サイクルの説明も車検対応では重要です。ディーラー記事では、ゴムは半年、ブレードは1年が使用期限の目安だとしつつ、現実的には少なくとも1年に1度、点検時に交換すれば切れによる不具合は起きにくい、という落としどころも提示されています。
リアワイパーはフロントより軽視されがちですが、ハッチバック系と同様に後方視界の確保に直結します。ユーザーマニュアルでは、リアワイパーブレード交換前にレバーがオフ位置(無効化)にあることを確認し、アームを起こしてからブレードを回転させ、クリップが外れたら引いて外す、という流れが説明されています。
この「回転→引き抜き」という動きは、国産車のまっすぐ引く感覚だけで作業すると固着に見えてしまい、力任せにしてクリップを痛める原因になります。手順通り、抵抗点まで旋回させる(角度を作る)ことで解除される構造だと理解すると、破損率が下がります。
取り付けは逆手順で、確実に固定されたことを確認する点はフロントと同じです。交換後はリアウォッシャー併用での拭き取り確認を行い、ビビりや筋残りがあれば、ブレードの当たり不良(装着角のズレ)を疑うのが実務的です。
検索上位の整備手順は「外し方・付け方」が中心になりやすい一方、現場で差が出るのは“提案”の質です。正規ディーラーの記事では、ワイパーを使うことで撥水コーティングが行われるシリコンワイパーが発売されたこと、低温時に硬くなりにくいこと、コーティング施工車では撥水被膜を追加して結果的にコーティングが長持ちする効果がある可能性があることが紹介されています。
ここを整備士向けに言い換えると、「交換=消耗品」から「交換=視界性能のアップグレード」へ提案軸をずらせます。価格は通常のフロントワイパーの約2倍程度で高価、フロントのみの設定、という制約も同じ記事で触れられているため、メリットと制約を同時に説明できるとクレームが減ります。
意外と効くのが、ユーザーの使用環境に合わせた一言です。たとえば寒冷地では“低温硬化しにくい”という特徴が刺さりやすく、花粉や黄砂の時期は「乾いたガラスでの空拭きが増えがちなので、劣化兆候が出たら早めに点検」という注意喚起が、車検前トラブルの予防になります。

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