サニトラカスタム 中古のロング ボディ

サニトラカスタム 中古のロング ボディ

サニトラカスタム 中古を最小限の助詞でつなぐ

サニトラカスタム 中古:整備士が最初に見る3点
🔎
まずは型式と年式

B122/GB122などの型式差で、ブレーキや部品互換が変わるため最初に確定します。

🧰
錆と腐食は「車検目線」

表面錆はともかく、穴あき腐食は車検に影響し得るため、下回り・荷台を重点的に診ます。

🧾
改造内容は書類と現物

エンジンや足回りの変更は、構造変更や記載の整合が取れているかを必ず確認します。

サニトラカスタム 中古の型式B122とGB122とロングの違い

中古のサニトラを点検するとき、最初にやるべきは「呼び名」ではなく型式の確定です。B122とGB122は、カタログ上でショート(標準ボディ)とロングボディの違いとして整理されることが多く、寸法や重量も差が出ます。例えば、ロングボデー側は全長が長く、車両重量もわずかに増えたスペックが掲載されています。
整備の現場で効いてくるのは、荷台延長に伴う使われ方の違いです。ロングは「積む」用途で選ばれやすく、荷台床やアオリ周辺に負荷が集まりやすい傾向があります。逆にショートは街乗り・趣味用途で乗られている個体も混ざるため、見た目のヤレ方と下回りの状態が一致しないケースもあります(外装が綺麗でも下は厳しい、など)。判断材料として、車検証の型式・車台番号の読み取りから入るのが安全です。


参考)https://www.goo-net.com/catalog/NISSAN/SUNNY_TRUCK/

また、1986年頃以降の系統で車名が“日産サニー・トラック”に変わった流れや、B122/GB122型へ移行した経緯も押さえておくと、部品検索や年式推定が速くなります。


参考)サニー・トラック

サニトラカスタム 中古のエンジンA12と諸元の見方

サニートラックの代表的な搭載エンジンとして、日産ヘリテージではA12型(直4・OHV)1171ccが紹介され、最高出力・最大トルクの数値も明記されています。
中古車の現車確認では、この「本来の素性(何が載っていた車か)」を起点にしないと、キャブ・点火・排ガス装置の仕様違いで診断が遠回りになります。とくにカスタム車は、見た目が同じでも中身が別物ということが起きます。


意外に効くのが、A型エンジンの系譜知識です。A12は製造期間が長く、同系列に排気量違いが存在し、A13についても仕様が複数あることが整理されています。


参考)日産・A型エンジン - Wikipedia

現物がA12のままでも、過去にヘッド交換・キャブ変更・圧縮比変更などが入っていると、点火時期の目安やプラグの焼け方が「カタログの想定」から外れます。購入前点検では、圧縮・ブローバイ・オイル消費の兆候(排気煙・プラグ状態)を、過去整備記録とセットで確認すると失敗が減ります。


さらに、メディア記事ではA12改A13のような“改”表現のカスタム事例も見られますが、これは中古市場では説明が曖昧に流通しやすい領域です。


参考)オーディオの名門「尾林ファクトリーが手がけたサニトラ! 14…

整備士としては、口頭説明よりも「原動機型式」「現物刻印」「書類記載」の3点一致を優先し、診断前提を固めるのが結果的に最短です。


参考)錆で車体が腐食していたりフレームに腐食がある場合でも車検に通…

サニトラカスタム 中古の錆と腐食と車検の落とし穴

サニトラの中古で本当に差が付くのは、外装よりも下回りと骨格の錆・腐食です。一般論として、多少の錆は即アウトではない一方、腐食が進んで穴が開いている状態は車検に通らない可能性がある、といった整理がされています。
そして現場では、錆が進んでいる車ほど「車台番号や原動機型式の刻印が読みにくい」問題も出がちで、識別困難だと職権打刻など追加手続きが必要になることもある、という指摘もあります。
カスタム済みサニトラでありがちな落とし穴は、床下の防錆材やチッピングで「一見きれい」に見えることです。表面が黒く整っていると安心しがちですが、叩くと薄い、継ぎ目が浮く、内部側(袋部)が腐っている、というパターンは珍しくありません。点検時は、前側フロア、サイドシル近傍、リーフ取付部、荷台前端の溜まりやすい箇所など、応力と水分が集まる場所を優先して観察します(ライトで角度を変え、溶接線の割れやシーラー浮きも確認)。


少し意外な実務ポイントとして、融雪剤環境の影響は「錆びる/錆びない」の二択ではなく、進行速度を変えます。雪国・海沿い履歴がある個体は、ブレーキ配管、燃料配管、ワイヤ類の被覆下がやられていることがあり、車両価格が安くても“整備側の工数”で逆転します。購入相談では、下回り洗浄・防錆施工の有無や、いつ・どこで使われたかのヒアリングも点検の一部として組み込みます。

サニトラカスタム 中古の荷台と床の腐食の見抜き方

サニトラは「荷台が本体」と言えるほど、荷台状態が使い勝手と修理コストを左右します。トラック荷台の腐食は、水分の影響で床材が傷み、放置すると穴あきや作業性低下につながる、腐食した場合は交換や張替が現実的、といった解説があります。
中古の現場確認で大事なのは、荷台の見栄えではなく“踏んだ感触”と“固定部”です。床が波打つ、局所的に柔らかい、床フック周辺がグラつく、補強板やワッシャでごまかしている、といったサインがあれば、床下側のネタ(根太)まで進行している可能性があります。


荷台修理はDIYで語られがちですが、実際には取り外し・溶接が絡むこともあり、工数と安全性の観点で業者依頼が推奨される場面がある、とされています。


参考)トラック荷台の修理方法をご紹介!修理のタイミングは?|架修・…

ここで整備士向けの実務目線を入れると、荷台は「修理費」だけでなく「車検・構造・記載」の波及も意識が必要です。床を直すだけのつもりが、腐食範囲が広くアオリヒンジ部やバックパネルに及ぶと、板金領域に拡大し、結果的に稼働停止期間が延びます。


点検のコツを箇条書きでまとめます。


  • 懐中電灯で荷台裏の水抜き・溜まり部を見る(黒塗りの下の赤錆筋に注意)。
  • 床フック周辺を手で揺すって、固定部の“遊び”を確認する。
  • 荷台前端(キャビン側)に泥が溜まっていないかを見る。
  • 床面を靴底で軽く荷重移動し、沈み方のムラを感じ取る。

サニトラカスタム 中古の独自視点:整備士の見積もり術(ディスク化・部品)

検索上位の多くは「見た目」「相場」「おしゃれカスタム」に寄りがちですが、整備士として中古購入の意思決定を支えるなら、“初回車検までの見積もり”を作れるかが独自の強みになります。例えば、年式・型式によってフロントブレーキがディスク仕様である前提が置かれる資料があり、B122/GB122(1989/10〜1994)向けのフロントブレーキローター適合として部品販売情報も出ています。
ここから逆算すると、現車が「ディスクのはずなのにドラムが付いている」「ローター径が違う」「キャリパーが別形式」など、改造・流用の可能性を早期に疑えます。


さらに、サニトラの変遷として、1989年11月のビッグマイナーチェンジでフロントにディスクブレーキを採用した、という説明もあります。


参考)日産・サニートラック - Wikipedia

つまり、車検証の初度登録や型式がB122/GB122系なのに、足回りが説明と合わない場合は、事故歴・換装歴・部品取り付けの整合性まで踏み込んで確認する価値があります。ここは「カスタム車の中古」ならではで、走る・止まるの品質が、見た目より優先順位が高い領域です。


見積もり術としては、次の流れが実務的です。


  • 車検証で型式・初度登録・原動機型式を確定する(ここが曖昧だと全部ブレる)。​
  • 消耗品の“定番交換”を前提で積む(ブレーキ、タイヤ、ホース、油脂、ベルト)。
  • 錆・腐食がある個体は「通すための板金/溶接」まで仮枠で入れる(穴あきは車検NGの可能性)。​
  • カスタム内容は、書類(構造変更)と現物が一致する前提で評価する(不一致はリスクとして金額換算)。

参考:型式・年式の整理、車名変更や装備の変遷(B122/GB122への移行)を掴むのに有用
サニー・トラック
参考:A12エンジンの諸元(排気量、最高出力、最大トルク)を一次情報として確認できる
https://www.nissan.co.jp/HERITAGE/DETAIL/311.html
参考:錆・腐食が車検に与える影響(穴あき腐食、刻印確認、職権打刻など)の考え方
錆で車体が腐食していたりフレームに腐食がある場合でも車検に通…