

ピックアップトラック日産を「維持費」の観点で説明するなら、国内で現実的に話がしやすいのは10代目ダットサンピックアップ(D22型)です。D22型は1997年登場で2012年まで長く製造・販売された国内向け最終世代にあたり、中古市場でも根強い需要があります。
維持費は、燃料・自動車税・任意保険・車検・消耗品メンテナンスが主軸になります。D22 2.4Lガソリンの例では、実燃費7km/L・月1,000km走行の条件で、燃料代が年約29万円という試算が提示されています。
参考)https://www.goo-net.com/pit/blog/list?selectBrand=1015amp;selectCar=10154614amp;p=1
また貨物系は「古い個体ほど税や重量税が重課税になりやすい」点が、オーナーの体感コストを押し上げます。D22の例でも、13年超の重課税対象として自動車税が1万7,600円、重量税が12ヶ月で1万2,300円という前提が示されています。
整備士として重要なのは、見積り時に“維持費の内訳”を分解して話すことです。たとえば「メンテ費は年5万円くらいを見ておく」という目安がある一方で、タイヤや経年部品の追加交換で数万円単位が上乗せされ得る、と先に含みを持たせるとトラブルになりにくいです。
参考:維持費の内訳(燃料/税/保険/車検/メンテ)と、年額の試算条件がまとまっている
日産 10代目ダットサンピックアップ(D22型)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説
ピックアップトラック日産は国内新車ラインアップが薄い時期が長かったため、現場では「並行輸入のナバラ(NAVARA)」が話題に上がりやすいです。ナバラは世界各国で販売される一方、少なくとも2020年時点で日本では正規販売がない、と整理されています。
ナバラは地域名で呼称が変わり、欧州やタイではナバラ、ラテンアメリカではフロンティアと呼ばれる、という整理は部品検索で効いてきます。依頼書や車検証の表記と、部品商のデータベース上の“通称”がズレやすいので、型式・年式・エンジン型式ベースで照合するのが安全です。
参考)【2026年最新】Yahoo!オークション -ダットサン d…
サイズ感は「全長5.1~5.4m級、全幅1,850mm」とされ、日本での取り回しはハイラックス級と説明されています。ユーザーが日常利用する場合、外板の擦り傷や荷台周辺のへこみが定番なので、入庫時点で荷台ステップ/リアバンパー周りの変形を確認し、テールランプやバンパー固定部の割れを先に拾うと工数が読みやすくなります。
パワートレインの特徴として、英国仕様では2.3L直4ディーゼルターボ(YS23)が紹介され、シングルターボとツインターボの設定、6MT/7ATの組み合わせなど、仕様差が明確に書かれています。診断時は「同じナバラでもターボ方式やAT有無が違う」前提で、DTCの傾向や補機類(過給・吸気・EGR周り)の点検ルートを変える必要があります。
参考:ナバラの仕様(サイズ、エンジン、4WD、キャブ形状、海外呼称)がまとまっている
日産 ナバラ(2014-)に乗る。日本未導入モデルの概要・スペック解説
ピックアップトラック日産は、同じ車名でも登録のされ方(用途・構造変更・積載・サイズ)で、車検サイクルやコストの話が変わります。現場で混乱が起きやすいのは「1ナンバー・4ナンバー」の扱いで、一般に4ナンバーは小型貨物(条件に全長4.7m/全幅1.7m/全高2.0m以内、ガソリンなら排気量2,000cc以下等の条件)として説明されています。
一方で、1ナンバーは普通貨物の枠として、4ナンバー条件を超えるサイズの車両に交付される、と解説されています。さらに同記事では、(総重量など条件によるものの)車検が毎年になるケースがあることや、自賠責・重量税などの負担差に触れています。
参考)トラックの1ナンバー・4ナンバーの違いは?車検や保険も異なる…
整備士向けの実務ポイントは「ユーザーが思っている“乗用車感覚”の維持費とズレる」ことです。特にピックアップは、荷台の使い方次第で積載状態・タイヤ摩耗・リーフ/リンクのへたりが変わり、車検前点検で交換提案が増えやすいので、入庫直後に用途(運搬か、趣味か、通勤か)を聞いてから点検優先度を決めると説明が通りやすくなります。
ピックアップトラック日産の「海外ディーゼル系」を扱うとき、国産の旧いダットサン系とは論点が変わります。英国仕様のナバラは、排ガス浄化のために尿素SCRシステムを使い、AdBlue(高品位尿素水)の定期補充が必要、と明記されています。
さらに、AdBlueタンク容量が17Lで、補充はガソリンスタンドで行える、という情報まで出ています。整備の現場では、AdBlue残量低下が“突然の出力制限・警告灯”として表面化し、オーナーが「エンジン不調」と訴える入口になりやすいので、問診票に「AdBlue補充履歴」を追加するだけで診断時間を短縮できます。
意外と盲点なのは、ユーザーがAdBlueを「ディーゼル添加剤」のように誤解して、補充間隔や品質を軽視するケースです。尿素SCRは誤給・低品質・長期保管の影響を受けやすい前提で、補充方法と保管の注意を納車時に短く説明すると、再入庫の質(原因がはっきりした入庫)を上げられます。
検索上位の定番論点(燃費・維持費・サイズ)に埋もれがちですが、整備士として“独自視点”で差が出るのがラダーフレームと腐食の読みです。ナバラについては「フレームが折れる?」という話題があり、先代の2代目モデル(特に2005~2008年頃)で報告が相次いだ、と説明されています。
原因の説明として、キャビン下を通ったフレームが荷台とリアアクスル間で上方に折れ曲がる部位が、凍結防止剤などで腐食し、加減速時のストレスで折れるケースがあった、という具体的なメカニズムが書かれています。日本でも融雪剤を使う地域は多いので、下回り洗浄が甘い個体ほど“その形状の折れ点”に腐食が集中しやすい、という読み替えが可能です。
点検での実務は、単に「錆があります」ではなく、疑わしい部位を写真で示し、荷台とリアアクスル間の“折れ曲がり・溜まり・水抜け”のセットで説明することです。ユーザーが納得しやすいだけでなく、次回入庫での経過観察ポイントが明確になり、作業提案が空回りしにくくなります。

Artudatech ドア ヒンジ ピン キット 修理キット 日産用 フロンティアナバラD22用 トラックピックアップ 1997-2005用 シルバー