

ナンバー灯が切れても昼間なら捕まりません。でも夜間走行では違反点数1点+反則金7,000円が即科されます。
ナンバー灯とは、リアバンパー付近やバックドアの上部に装着された小型のランプのことで、正式名称は「番号灯」といいます。夜間にナンバープレートを後方から照らす役割を持ち、道路運送車両の保安基準 第36条第2項によって装着と点灯が義務付けられています。
「こんな小さい電球が切れただけで問題になるの?」と感じる方も多いと思います。しかし、法律的には非常に明確にリスクが定められています。
夜間の走行中にナンバー灯が点灯していない状態は「整備不良尾灯等違反」に該当します。普通車の場合、違反点数1点と反則金7,000円が科されます。大型車は9,000円、二輪車は6,000円、原付は5,000円です。さらに、反則金の支払いを怠ると刑事処分へ移行するおそれがある点も見逃せません。
つまり、数百円のバルブ1個が切れているだけで、7,000円の出費につながる可能性があります。痛いですね。
加えて、ナンバー灯が切れた状態では車検にも通りません。車検当日に気づいて慌てることがないよう、日ごろから後部の照明を確認する習慣をつけておくと安心です。切れているかどうかは、夜間にリアに回って確認するか、ガレージの壁に反射する光を見れば比較的簡単にわかります。
オートバックスでナンバー灯(ライセンスランプ)を交換する場合の工賃は、825円〜(税込)/1ヵ所が目安です。ナンバー灯は多くの車種で2個取り付けられているため、2ヵ所の工賃で1,650円〜となる計算です。
バルブ代は別途かかります。オートバックス公式通販では、T10タイプのLEDバルブが1個1,080円〜1,790円前後のラインナップが揃っており、2個入りセットならさらにコストを抑えられます。
工賃+バルブ代の合計は車種や選んだバルブによって変わりますが、2,500〜4,000円前後を想定しておけばほぼカバーできます。これはコーヒー10杯分程度の金額です。
持ち込み工賃についても、ネットや他店で購入したバルブをオートバックスのピットに持ち込む形での交換対応は可能です。ただし、持ち込みの場合は「作業を受け付けてもらえない店舗もある」「工賃が変わる場合もある」など、事前に店舗へ確認することを強くおすすめします。
なお、日曜日や連休中はピット作業の待ち時間が1時間30分以上になることも珍しくありません。これが条件です。平日の来店、またはWEB予約システムの活用で、待ち時間を大幅に短縮できます。オートバックス公式サイトからピット作業の予約が可能ですので、時間に余裕がない場合は事前予約が得策です。
参考:ポジションランプ・ライセンスランプ交換工賃についての詳細情報(A PIT AUTOBACS SHINONOME)
A PIT AUTOBACS SHINONOME|その他メンテナンス – 工賃一覧
ナンバー灯をLEDに交換したのに車検で不合格になった、というケースが実際に起きています。原因として多いのが「色の問題」と「照射ムラの問題」の2つです。
まず色の問題について説明します。ナンバー灯の灯光は、道路運送車両の保安基準により「白色」と定められています。電球色(肌色)も一部認められていますが、青・緑・黄色などは完全にアウトです。LEDに多い青白い光も危険で、色温度が6,000Kを大きく超えると検査員が「青」と判断する場合があります。色温度を測定する専用機器がない検査場では、検査員の目視で判断されるため、境界線上の製品は通るか通らないかが読めません。
次に照射ムラの問題です。白熱球は360度全方向に光を放ちますが、LEDは指向性が強く、一方向に光が集中しやすい構造です。そのため安価な製品を使うと、ナンバープレートの片側だけ明るくなったり、文字が読み取りにくくなったりします。保安基準では「夜間後方20メートルの距離からナンバーの数字と文字がすべて確認できること」という条件があります。照射ムラがあればこの基準を満たせず不合格になります。
車検対応と表記された製品を選ぶのが原則です。具体的には、色温度6,500K以下のホワイト、360度全方位照射のレンズ設計、という2点を製品スペックで確認することが条件です。オートバックスでも車検対応のバルブを多数取り扱っており、スタッフに確認してから選べば安心です。
参考:ナンバー灯のLED化と車検の関係について詳しい解説があります
LaBoon!!|ナンバー灯をLEDに交換すると車検に通らない?
オートバックスでナンバー灯を交換する際の流れは、大きく分けて「バルブ選び」「ピット受付」「作業」の3ステップです。
まずバルブを選びます。店内のカー用品売り場には、車種ごとの適合表が掲示されているコーナーがあります。「車種適合検索端末」を使えば、自分の車のメーカー・型式・年式を入力するだけで使用できるバルブが絞り込めます。ナンバー灯にはT10規格が多く使われていますが、車種によって異なるケースもあります。まずここで確認する、という一手間が大事です。
次にピット受付に進みます。混雑時の待ち時間は先述の通り長くなることがあるため、事前にオートバックス公式サイトから作業予約をしておくとスムーズです。受付時に「ライセンスランプの交換をお願いしたい」と伝えれば、スタッフが作業内容と工賃を確認してくれます。
作業時間は20分〜が目安です。車種によってはバックドアの内張りを剥がして交換する必要があり、作業が複雑になる場合もあります。そういったケースでは工賃が変わることもあるため、受付時に確認しておくのが安心です。
なお、「バルブだけ買って自分で交換しよう」と考えている場合も、オートバックスのスタッフに作業難易度を聞いてみることをおすすめします。フリードやヴォクシーなど一部の車種では、カバーを外すだけで交換できる簡単な構造ですが、そうでない車種では爪を折るなどのトラブルも起きています。これは使えそうです。
ナンバー灯の自力交換は、難易度は低〜中程度です。工具さえ揃えれば費用を大幅に抑えられます。
用意するものは次の3点です。
- T10規格のLEDバルブ(車検対応・白色)
- プラスドライバーまたは精密マイナスドライバー
- 軍手(バルブの直接触れを避けるため)
車種によって手順は異なりますが、基本的な流れは以下の通りです。
| ステップ | 作業内容 |
|---|---|
| ① | エンジンを切り、バックドアを開ける |
| ② | ナンバー灯カバーのネジを緩めてカバーを外す |
| ③ | 古いバルブを引き抜く(ウェッジ球は差し込み式) |
| ④ | 新しいLEDバルブを挿入する |
| ⑤ | エンジンをかけて点灯確認後、カバーを戻す |
注意点が2つあります。1つ目は、LEDには「極性(プラスマイナスの向き)」がある製品と極性フリーの製品があります。挿したときに点灯しない場合は、バルブを180度回転させて再度挿し直すことで点灯する場合があります。2つ目は、カバーの爪が劣化していると外す際に割れやすいことです。精密マイナスドライバーで少しずつ慎重に開けるのが基本です。
作業に不安がある場合は、YouTube等で自分の車種名+「ナンバー灯交換」と検索すると、実際の作業動画が多数公開されています。事前に流れを確認してから作業に入ると失敗のリスクを大幅に下げられます。オートバックスに依頼した場合と比べると、部品代だけで済むのでコスト差は1,000〜2,000円程度になります。
参考:国土交通省の番号灯に関する保安基準の細目(公式PDF)
国土交通省|番号灯の保安基準(道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第205条)
ナンバー灯が1個だけ切れた場合でも、もう1個も同時に交換するのが合理的です。この視点はあまり語られていませんが、知っておくと長期的に得です。
理由の1つ目は「寿命の近さ」です。純正の白熱球は使用開始のタイミングが同じであることがほとんどです。つまり、片方が切れたときはもう片方も寿命が近づいていることを意味します。1個だけ交換すると、数ヶ月後に残り1個も切れて再度作業や費用が発生するケースが多いです。
2つ目は「左右の色の不一致」です。特にLEDに交換する場合、片方だけ新しいLEDで、もう片方が古い白熱球のままだと、光の色や明るさに明らかな違いが生じます。これは見た目の問題だけでなく、検査員によっては「整備不良の恐れあり」と判断される場合もあります。
3つ目はコスト面です。LEDバルブの多くは2個入りセットで販売されています。1個だけ使って残りを保管するより、同時に2個交換してしまう方が工賃も1回で済み、トータルで安上がりです。オートバックスで店舗購入する場合も、2個入りパッケージの方が1個単品より割安に設定されているものが多いです。
LEDに交換する場合、白熱球と比べて寿命が約10倍(30,000時間以上)になる製品も登場しています。つまり2個同時にLEDへ交換しておけば、「次に切れるとき」まで5〜10年以上は交換不要になるケースも珍しくありません。一度の出費を少し増やすだけで、長期間のメンテナンスフリーが実現します。これは使えそうです。
参考:ナンバー灯のLED選びと保安基準についての詳細記事
HID屋|LEDナンバー灯(T10)プロおすすめ3選!明るさ・車検対応品で厳選

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