

フォードの「クーガー(Cougar)」と「クーガ(Kuga)」は別車種として扱うのが安全です(とくに部品検索・整備書・診断手順が大きく変わります)。
日本の整備現場で入庫が多い「クーガ」は、2013年以降に国内導入された2代目KUGA系が中心で、排気量はおおむね1.5L~2.0Lのレンジ、4WD設定があるカタログ情報が確認できます。
一方で「クーガー(Cougar)」はクーペ系で、2.0L Zetecや2.5L Duratec V6などが記載され、同じ「クーガー/クーガ」に見えてもエンジン型式もレイアウトも別物です。
整備受付やフロントで、最低限ここだけ先に押さえると混乱が減ります。
参考)https://www.goo-net.com/pit/blog/list?selectBrand=5515amp;selectCar=55152522amp;p=1
フォード クーガで相談が多い弱点として、エアコンコンプレッサーが挙げられており、関連部品(エキスパンションバルブやリキッドタンク)詰まり→高圧化→コンプレッサー故障、という流れが語られています。
現場で怖いのは「コンプレッサーだけ替えて終わり」にしづらいパターンで、内部焼付き由来の削れカスが回った場合に、コンデンサー交換や配管清掃まで作業が膨らむ点です。
見積り段階で“高額化する条件”を先に説明しておくと、後からの不信感を減らせます(特に繁忙期の春~秋に問い合わせが増える傾向がある、という指摘もあります)。
点検の実務ポイント(再現と裏取りの順で進める)
フォード クーガの弱点としてオルタネーター(発電機)が挙げられており、発電時の高温化など経年劣化で避けにくい故障として説明されています。
電源系の不具合は、バッテリー交換歴や社外電装(ドラレコ・ナビ・追加LED等)の影響が絡むと症状が多彩になり、単純な故障コードだけでは辻褄が合わないことがあります。
そのため、始動時電圧、負荷を掛けたときの電圧降下、充電電圧の安定性を測り、再現条件(暖機後・渋滞後・雨天後など)まで聞いて絞り込むと手戻りを減らしやすいです。
現場向けの注意点
フォード クーガでは、オーバーヒート診断や水温計が振り切る、といった作業実績が掲載されており、冷却系トラブルが実際の入庫テーマになり得ます。
また中古車の弱点として、ラジエター水漏れやリザーブタンク亀裂など冷却系の話題が挙げられ、ホース取り回しや対策品交換に言及があります。
「水温が上がった→とりあえずサーモ」になりがちな場面ほど、リーク箇所・圧力保持・リザーブタンクの状態・ホースの劣化といった基礎確認の積み上げが効きます。
診断の組み立て例(短時間で判断材料を揃える)
独自視点として重要なのが「故障を直す技術」だけでなく、「部品が届く前提で作業を設計する技術」です。
フォードは日本市場で新車販売を終了している背景があり、車種によっては部品の納期・供給が読みづらく、見積りや入庫管理の品質がそのまま顧客満足に直結します(結果として整備士の手戻りやリフト占有にも跳ね返ります)。
さらに「クーガー(Cougar)」と「クーガ(Kuga)」の名称混同があるため、部品商への問い合わせ時点で車台番号・型式・エンジン情報を揃え、誤手配を構造的に潰す運用が有効です。
実務で効く段取り(作業トラブル予防のチェックリスト)
エアコン系の故障原因や関連部品まで踏み込んだ解説(弱点①の根拠部分が有用)。
フォードクーガの弱点や故障、【部品屋の視点】で解説するよ
国内導入KUGAの年式レンジ・排気量・駆動方式などカタログ情報の確認(受付の車両特定に有用)。
クーガ(フォード)2013年9月~2016年12月生産モデル…
「クーガー(Cougar)」側のエンジン仕様(Zetec/Duratec V6)など、同名混同を避けるための確認(車種切り分けに有用)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%BC