タイヤ空気圧センサー トヨタ純正の交換と登録方法

タイヤ空気圧センサー トヨタ純正の交換と登録方法

タイヤ空気圧センサー トヨタ純正の仕組みと交換・登録の完全ガイド

社外センサーを1個だけ交換すると、残り3個も純正と「混在」して警告灯が消えない出費になります。


🔍 この記事でわかること
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トヨタ純正TPMSの仕組み

ホイール内に埋め込まれたセンサーが空気圧を直接計測し、電波で車両ECUへ送信する「直接式」の仕組みを解説します。

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電池寿命と交換タイミング

センサーの電池は交換不可。寿命は5〜7年が目安で、タイヤ新品交換と同時に替えるのがお得な理由を説明します。

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交換費用とID登録の相場

純正センサー代は1個7,150円〜、4個で約3万円超。別途ID登録費用(4輪6,600円〜)が必要な理由も紹介します。


タイヤ空気圧センサー(TPMS)トヨタ純正の基本的な仕組みと役割





トヨタ純正のタイヤ空気圧センサーは、「TPMS(Tire Pressure Monitoring System)」と呼ばれるシステムの核心部品です。ホイールのバルブ部分に直接取り付けられた小型センサーが、タイヤ内部の空気圧と温度をリアルタイムで計測し、その数値を電波で車両ECU(電子制御ユニット)へ送り続けます。これが「直接式TPMS」と呼ばれる方式で、レクサスや上位グレードのトヨタ車を中心に採用されています。


つまり「空気圧が数値でわかる」システムです。


従来型のパンク検知は、ABSセンサーが4輪の回転数を比較して「1輪だけ回転数がズレた=パンクかもしれない」と間接的に判定していました。一方、直接式のTPMSは「現在の空気圧が170kPaまで下がった」というように絶対値で判定するため、早期・正確な異常検知が可能です。マルチインフォメーションディスプレイに各タイヤの空気圧が数字で表示されるのはこのためです。


カムリ、クラウン、センチュリー、ランドクルーザー、GRスープラ、GRヤリスRZなど、特定グレードにはTPMSが標準装備されています。レクサスはCTを除く全車種に標準装備という状況です。なお、日本ではTPMSの搭載は義務化されていませんが、アメリカ・ヨーロッパ・韓国では新型車への搭載が法律で義務付けられており、輸入車で標準装備が多い背景はここにあります。


これは重要な情報です。


センサー1個のサイズはホイールバルブとほぼ同等の小型部品ですが、その中に気圧センサー、温度センサー、電池、送信機が一体で封入されています。精密機器のため、タイヤ組み替え時にはビード(タイヤの縁)部分の作業でセンサーを損傷しないよう、作業者には専門的な注意が求められます。


空気圧が低下するリスクは想像以上に大きく、タイヤの空気圧が指定値から20%低下すると、市街地走行で約2%、郊外走行で約4%もの燃費悪化が起きるとされています(コニシタイヤ調べ)。またパンクやタイヤバーストのリスクも急増するため、TPMSによる早期検知は安全面・コスト面の両方で意味のある装備です。


トヨタ公式FAQ「タイヤ空気圧警報システムとは何ですか?」(トヨタ自動車)


タイヤ空気圧センサー トヨタ純正の品番・種類と車種ごとの適合確認

トヨタ純正のTPMSセンサーには複数の品番が存在します。代表的なものとして「PMV-C010(品番:42607-06020 / 42607-52020 / 42607-30060)」「PMV-C015(品番:42607-48010 / 42607-39005 / 42607-53020)」などがあり、年式やグレードによって使用するセンサーの型が異なります。


品番が違えば、形状もわずかに異なることがあります。


重要なのは「車種さえ合えばどれでもOK」ではない点です。同じトヨタ車でも、年式や仕向け地(日本仕様か海外仕様か)によってセンサーの品番が変わるケースがあります。購入時は車検証に記載された「型式」と「車台番号」を準備してディーラーまたは専門ショップに確認するのが基本です。


具体的な品番の例を表にまとめます。
























品番(純正) 主な適合車種(参考)
42607-06020(PMV-C010) カムリ(2005〜2012年式)など
42607-48010(PMV-C015) プリウス、アルファード、レクサス各種など
42607-19005 GRヤリス(RZグレード)など
42607-76020 一部スタッドレス用に使用される例あり


なお、スタッドレス用に別途センサーを購入してホイールに組み込む場合も、上記と同様に車種・年式に合った品番を選ぶ必要があります。「夏タイヤ用と冬タイヤ用で同じ品番で大丈夫か」という疑問が出やすいですが、基本的に同一車両であれば同一品番で問題ありません。ただし車種によって個体差もあるので、購入前にディーラーへ確認するのが確実です。


社外互換センサーをネット通販などで購入する際に品番照合だけで選ぶドライバーもいますが、後述するように純正品と社外品の混在トラブルも報告されているため、注意が必要です。


タイヤ空気圧センサー トヨタ純正の交換時期・電池寿命と費用の目安

センサーには電池が内蔵されていますが、この電池は外部からの交換ができません。電池切れになった場合は、センサー本体ごと丸ごと交換する必要があります。痛いですね。


寿命の目安は使用状況にもよりますが、一般的に5〜7年とされています(整備士実績データ:galap-s.jp)。タイヤショップのコニシタイヤによると「約10年が目安」とされており、使い方によって差が出ます。毎日長距離を走る車より、週末だけ使う車のほうが相対的に電池が長持ちする傾向があります。


| 費用項目 | 目安価格(税込) |
|---|---|
| 純正センサー代(1個) | 7,150円〜7,920円 |
| 純正センサー代(4個) | 約28,600円〜31,680円 |
| ID登録費用(4輪) | 6,600円〜8,250円 |
| 合計(センサー4個+登録) | 約35,000円〜40,000円 |


合計で約4万円弱が追加費用として必要です。


この金額から、「センサー交換はタイヤの新品交換と同時に行うのが最もコスパが良い」と言われています。理由は、センサーを交換するためにはタイヤをホイールから外す必要があり、タイヤ交換の工賃と作業を同時にこなせるためです。センサーだけを交換しようとすると、別途タイヤ脱着工賃がかかるため割高になります。


タイヤ交換のタイミングでセンサーを確認する、これが原則です。


電池残量の確認は、専用の診断機がないと難しいです。一部のタイヤショップや整備工場では無料で電池残量点検を行っており、交換時期を事前に把握しておくことができます。点検無料のショップを活用することで、突然の警告灯点灯トラブルを防げます。


トヨタ・レクサスのタイヤ空気圧センサーの設定・料金について詳しく解説(GALAP)


タイヤ空気圧センサー トヨタ純正の交換後「ID登録・再学習」の手順と注意点

センサーを新しいものに交換しても、それだけでは完了しません。車両ECUに「このセンサーのIDを認識しなさい」という登録作業が必要です。この作業を「ID登録」または「再学習」と呼びます。


登録方法は大きく2種類あります。


① 診断機を使う方法(確実)
専用の診断ツールで各センサーIDを直接入力し、マルチインフォメーションディスプレイで初期化操作を行った後、40km/h以上で走行して車両に学習させます。整備工場やタイヤショップでの対応が一般的です。


② 自動ID登録(一部車種のみ)
トヨタの一部車種では診断機不要の「自動ID登録」が可能です。操作方法の例として「自動ID登録を選んでOKボタンを、警告灯がゆっくり3回点滅するまで押し続け、40km/h以上で走行して学習させる」というステップになります。ただし、この機能に対応していない車種も多く、取扱説明書での確認が必須です。


登録完了の確認が条件です。


スタッドレスタイヤ用に別途センサーを用意している場合、「メインID(夏タイヤ用)」と「サブID(冬タイヤ用)」を切り替える操作が毎回必要になります。レクサス車では「TPMS」を選択して決定ボタンを連続3回押せば切り替えが完了するモデルもあります。この切り替えを忘れると、季節交換後に警告灯が点灯し続けて不要な混乱を招きます。



  • ✅ タイヤ交換・ローテーション後は必ずリセット操作(初期化)を実施する

  • ✅ スタッドレス⇔夏タイヤ交換時はメインID/サブIDの切り替えを忘れない

  • ✅ 自動ID登録に失敗した場合は、診断機によるID登録が必要(追加費用が発生)

  • ✅ センサーIDは7桁の数字で、納品書やシールにメモしておくと再登録がスムーズ


トヨタ公式「タイヤ空気圧警報システム初期化(リセット)方法」


タイヤ空気圧センサー トヨタ純正と社外品の落とし穴|車検・警告灯への影響

「純正センサーは高いから社外品でいい」と考えるドライバーは少なくありません。確かに価格差は大きく、純正の約半額以下で入手できる社外互換センサーも存在します。ただし、社外品への交換にはいくつかの重大なリスクが伴います。


これは知らないと損します。


整備士の実例報告として、レクサス車に社外センサーを装着したところ「80km/h前後の高回転域で4個中3個が不定期に空気圧信号を見失う→パンク誤判定」という現象が確認されています(出典:GALAP整備ブログ)。新品センサーなのに長期在庫品による電池消耗や、車との周波数相性が問題になるケースです。


また、社外センサーを純正の残存センサーと「混在」させた場合、ECUが全センサーを認識できず警告灯が消えないトラブルになるケースも報告されています。「1個だけ交換すれば安上がり」と思っても、結局4個全部を純正に統一し直すことになり、当初より出費が膨らむ事態になりかねません。



  • 🔴 社外品との混在:警告灯が消えず、最終的に全4個を純正交換した事例あり

  • 🔴 高速域での誤作動:80km/h以上で空気圧信号を見失いパンク誤検知が発生

  • 🔴 車検への影響:TPMS警告灯が点灯した状態では車検不合格になる可能性がある


車検への影響についても見ておきましょう。TPMSの警告灯が点灯している状態では、保安基準の灯火装置に関する項目でNGとなる可能性があります。ディーラー車検では特に厳しく確認されるケースが多く、「点灯しっぱなしなのに車検を通した」という話もありますが、それはイレギュラーです。


「社外センサーを使うなら、4輪全数を同一社外品で統一し、かつ車との事前適合確認を行う」のが最低条件と言えます。コスト節約を優先する場合でも、技適マーク(日本の電波法適合)付きの製品を選ぶことが必須です。


社外センサーの不具合実例と純正推奨の理由(GALAP整備)


タイヤ空気圧センサー トヨタ純正をスタッドレスに活用するための賢い使い方

冬タイヤへの交換シーズンになると「スタッドレス用にもセンサーが必要か」という疑問が多くなります。結論から言うと、スタッドレス用ホイールにも純正センサーを組み込めばTPMSの恩恵を1年中受けられます。ただし追加費用がかかることと、毎回のID切り替え操作が必要な点を理解しておく必要があります。


現実的な選択肢は3つです。



  • 📌 A:冬タイヤにもセンサーを組み込む:追加4個分のセンサー代(約3万円〜)+ID登録費用が必要。毎回の切り替え操作は必要だが、冬でもTPMSが正常に機能する。

  • 📌 B:冬タイヤはセンサーなし・警告灯は点灯したまま:費用は発生しないが、冬の間は警告灯が点きっぱなし。自分でわかっていれば実用上の支障はないが、車検時期との兼ね合いで注意が必要。

  • 📌 C:TPMSシステム自体を無効化する:専門ショップで「パンク警告システムの無効化」設定が可能(費用:4,620円程度)。夏・冬とも警告灯が点灯しなくなる。ただし安全機能が失われるデメリットがある。


Bの方法で「冬は警告灯点灯で走っている」ドライバーは実際に多いです。意外ですね。


注意したいのは「無効化設定は夏・冬の切り替えができない」点です。一度無効化すると夏タイヤ時も警告灯が点灯しなくなります。再度有効化に戻すことはできますが、その都度費用が発生するため、慎重に判断する必要があります。


また、無効化の依頼をレクサスディーラーに持ち込んでも「断られる」ケースが多く報告されています。この場合は独立系の整備工場やタイヤ専門店で対応できる店舗を探すことになります。


タイヤ交換と一緒にセンサー状態を点検する、これが条件です。


毎年の季節タイヤ交換時に「センサーのIDがどちらのホイールに入っているか」をメモしておくと、次回以降の登録作業がスムーズになります。センサー本体の7桁IDは実物写真で記録しておくのが最も確実です。




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