ソナーセンサーに雪が付いてうるさい時の原因と正しい対処法

ソナーセンサーに雪が付いてうるさい時の原因と正しい対処法

ソナーセンサーが雪でうるさい時の原因と対処法まとめ

センサーに雪が付いたまま走り続けると、4〜5万円の修理費がかかることがある。


ソナーセンサー×雪の問題:3つのポイント
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なぜ鳴るの?

超音波センサーに雪・氷が付着すると、センサーが「壁がある」と誤認識してブザーが鳴り続けます。走行中でも車速10km/h以下で反応します。

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やってはいけないこと

熱湯・高圧洗浄機の使用はセンサーを破損させます。無理にこじったり引っ張ったりするのもNGです。

正しい対処法

ぬるま湯か手で雪を優しく除去する、もしくはソナーをOFFにする。それでも鳴り続ける場合はディーラーへ。


ソナーセンサーが雪で誤作動する仕組みを知っておこう





クリアランスソナー(コーナーセンサー)は、超音波を使って障害物との距離を測る精密機器です。センサーから出た超音波が障害物に当たって跳ね返ってくるまでの時間を計測し、距離として算出します。


問題が起きるのは、雪や氷がセンサーの表面に付着したときです。センサー面に雪が積もると、超音波が雪の層で乱反射したり、跳ね返りの時間が変わったりします。その結果、「すぐ目の前に障害物がある」と誤認識し、ブザーが鳴り続けるわけです。


つまり誤作動が原因です。ほとんどの場合、センサーが壊れているわけではありません。


特に問題になりやすいのが「ベタ雪(水分を多く含んだ雪)」です。ベタ雪は粘着力が強く、バンパーやセンサー部分にしっかり張り付きます。気温が0℃前後の日は乾いたパウダースノーより、このベタ雪に注意が必要です。


センサーは一般的に、フロントバンパーの左右コーナー部分と中央、リヤバンパーにも同様に設置されています。合計で8個前後が標準的な構成で、そのどれか1つにでも雪が付着すれば警告音が鳴ります。


また、超音波は「他の超音波を出す機器」にも反応します。たとえば近くを走るバイクの排気音、他の車のソナー、施設の自動ドアセンサーなどです。雪が原因でなくても突然鳴ることがあるのはこのためで、センサーが異常というわけではありません。


ソナーセンサーに雪が付いた時にやってはいけないNG行動3つ

センサーが鳴り続けると焦って、つい「早く止めたい」という気持ちになります。その焦りが大きなミスにつながります。


NG①:熱湯をかける


凍り付いた雪や氷を素早く溶かしたいとき、熱湯をかけることを考える方は多いです。しかし、これは絶対にやめてください。センサーは精密機器で、急激な温度変化に弱いのです。急熱によってセンサーのハウジング(外側の樹脂ケース)や内部の電子部品が変形・破損することがあります。センサー1個の交換費用は部品代だけで1万5千円〜3万円、工賃込みだと4万〜5万円に達することもあります。痛い出費になりますね。


NG②:高圧洗浄機を直接当てる


洗車時に高圧洗浄機を使うことは一般的ですが、センサー部分への直接噴射は禁止です。超高圧の水流がセンサー内部に浸入すると、防水構造が破られ、基板が腐食・ショートします。センサーには小さな穴が開いており、そこから水が入り込む構造上の弱点があります。


NG③:金属製工具や硬いブラシでこする


「早く取り除きたい」からといって、スクレーパーや金属ヘラでガリガリこするのは厳禁です。センサーの表面は非常に薄く、傷が付くと検知精度が落ちて永久に誤作動を繰り返すことになります。これは修理が必要です。


雪の除去は「ぬるま湯+手または柔らかいクロス」が原則です。この3点だけ覚えておけばOKです。


ソナーセンサーの雪をうるさいほど鳴らさないための正しい除去方法

センサーから鳴り続けるブザーを止めるための正しいステップは2段階です。まず安全な場所に停車することが最優先です。走行中に焦って車外に出ようとしたり、センサーに気を取られて運転がおろそかになるのが一番危険です。


停車できたら、バンパー周辺の雪を手で払い落とします。特にフロントバンパーとリヤバンパーのセンサー設置箇所(円形の小さなブツブツが並んでいる部分)に付いた雪を丁寧に取り除きます。ここがポイントです。


氷のように固まってしまっている場合は、ぬるま湯(40℃前後)を少量かけてゆっくり溶かしてください。ポットのお湯をペットボトルで携帯しておくと便利です。この対処法は有効です。


雪を取り除いた後は、エンジンを一度かけ直すと(再起動)システムが素早くリセットされます。センサーが自動で再起動してエラーが消えることが多いです。


それでも鳴り続ける場合は、センサーのOFFスイッチを使う方法があります。メーカーや車種によって場所は異なりますが、インストルメントパネル(ダッシュボード)にある「P」マークのボタン、またはソナーのアイコンが描かれたボタンを押すとOFF/ONが切り替わります。トヨタ車はインストルメントパネル内のスイッチ、日産車は一部のモデルでスマート・ルームミラーの中央ボタンを長押し(約3秒)するとOFFになります。


ただしOFFにすることは一時的な措置です。運転が終わったらONに戻すのを忘れないでください。安全性を確保するための装置なので、晴天時は必ずONに戻すのが条件です。


参考:センサーのOFF/ON切り替えについて、JAFが詳しく解説しています。


【JAF公式】障害物がないのに障害物センサーが鳴る場合の原因と対処方法


ソナーセンサーの雪対策は走り出す前の3分が鍵になる

実は、センサーが鳴り続ける問題は「出発前の3分」で8割以上防げます。これは意外ですね。


多くのドライバーは雪が降った朝、フロントガラスとリヤガラスの雪を落とすことに集中しますが、バンパー部分の雪を見落とすことが多いです。センサーはほとんどの場合バンパーに設置されているため、そこを先にきれいにするのが正しい順番です。


具体的には、以下の手順が効果的です。


| 手順 | 場所 | ポイント |
|------|------|----------|
| ① フロントバンパー周辺 | 左右コーナーと中央 | 円形のセンサー部分を中心に払う |
| ② リヤバンパー周辺 | バック時に使うセンサー全て | ナンバープレート周辺も確認 |
| ③ フロントガラス・リヤガラス | 視界確保のため | おなじみの作業 |


センサー周辺だけなら1〜2分で完了します。これだけで走り出してすぐにピーピー鳴り出すという状況はほぼ防げます。


また、雪が止んでいても路面の雪を跳ね上げてセンサーに付着するケースもあります。特にシャーベット状の雪が積もった道路では、走行中にバンパー下部に泥混じりの雪が勢いよく付着します。信号待ちの際に一度車外に出てセンサー部分を確認する習慣をつけると、走行中の誤作動を大幅に減らせます。


センサーに雪が付きにくくする予防策として、「センサーガード」と呼ばれる専用の透明カバーをセンサーに装着する製品があります。雪や泥の直接付着を防ぎながらも超音波は通すという構造で、雪国在住のドライバーを中心に注目されています。ただし取り付け前にメーカー・ディーラーで互換性を確認することをおすすめします。


参考:クリアランスソナーの基本機能と注意点について、損保ジャパングループのサイトが詳しくまとめています。


【SOMPOダイレクト】クリアランスソナーとは?メリット・デメリット、後付けについて解説


ソナーセンサーがどうしても止まらない時はディーラーへ相談すべき理由

雪を取り除いてもセンサーがOFFにしても鳴り続ける、あるいは雪が全くない晴れた日でも突然誤作動するという場合は、センサー本体の故障を疑う必要があります。


よくあるのは「バンパーの小さな接触でセンサーの向きがずれてしまっている」ケースです。コンビニの輪止めや駐車場のポールにバンパーをこすった経験がある方は要注意です。センサーが数ミリずれるだけで、常に「何かが近い」と誤認識し続けます。センサー1個の交換は工賃込みで1万5千円〜5万円が目安です。


また、センサー周辺に後付けの電装部品(字光式ナンバープレート、フォグランプ、無線アンテナなど)を取り付けると、それらが超音波に干渉して誤作動の原因になります。心当たりがある場合は取り付け位置を見直してください。


ディーラーや整備工場では、専用の診断機でどのセンサーが異常を出しているかを特定できます。「どのセンサーが問題か」を伝えてもらえるので修理の際にも無駄な費用を防げます。これは使えそうです。


なお、愛車がメーカー保証期間内(新車から3年、または走行距離6万km以内が多い)であれば、センサーの故障はメーカー保証で無償修理になる可能性があります。保証書をしっかり確認することをおすすめします。


また、センサーの凍結が原因の場合は、暖房をかけて車内を温めながらしばらく待つと自然に復帰することもあります。低温でセンサー自体が凍結している場合は、氷が解ければ正常に戻るとトヨタの公式マニュアルでも案内されています。焦らずに様子を見ることが大事です。


参考:着雪によるセンサー異常の具体的な解消方法が丁寧に解説されています。


【C-HR Life】着雪によるセンサー異常の解消方法(クリアランスソナー・BSM・PCS)




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