
おしゃれな外車の中古車は、国産車では味わえない独特の魅力を持っています。ヨーロッパ生まれのコンパクトカーは、日本の道路環境にもマッチしたサイズ感でありながら、個性的なデザインが魅力的です。
外車の最大の魅力は、そのデザイン性にあります。歴史的アイコンとなっている過去のクルマをモチーフとしたデザインや、国産車とは違ったスペックやおしゃれなスタイルを楽しめるのは輸入車ならではの特徴です。
中古車市場では、新車では手が届かなかった憧れの外車も、比較的お手頃な価格で購入できます。特にコンパクトカーなら、軽自動車より大きく、セダンより小さいサイズ感で、比較的お手ごろな価格で購入可能です。
また、小回りの利くサイズ感で街なかでも乗りやすく、女性が日ごろ運転する車としてもおすすめです。維持費の面でも、コンパクトカーなら国産車とそれほど変わらない水準で維持できるモデルも多数存在します。
ドイツ車ブランド
BMW X3は、ドイツの名門メーカーBMWが製造する人気のミドルサイズSUVです。全長4720mm×全幅1890mm×全高1675mmのサイズで、日本で乗る分には十分すぎるサイズとなっています。中古車価格帯は229万~899.9万円、平均価格は約470万円となっています。
メルセデス・ベンツCクラスは、中古のおしゃれな外車・輸入車の購入でBEST1にランクインする人気モデルです。高級感あふれるデザインと優れた走行性能を兼ね備えており、中古車市場でも根強い人気を誇ります。
BMW 3シリーズもBEST2にランクインする人気モデルで、スポーティーな走りとエレガントなデザインが特徴的です。
フォルクスワーゲンブランド
フォルクスワーゲン ゴルフは、大衆車という意味を持つフォルクスワーゲンの主力モデルです。初代が発売されたのは1974年で、長年にわたるベストセラーモデルといえます。Cセグメントの車のため、国産車とさほど変わらないサイズ感で、女性でも乗りやすいのが特徴です。
同程度の国産車と比較しても価格差がほとんどなく、100万円~150万円程度でも良質な中古車が購入できます。新車で購入するよりも中古車の方がコストパフォーマンスが良い車として評価されています。
フォルクスワーゲン シャランは、外車では珍しい本格的なミニバンです。7人乗りの3列シートを備えており、同メーカーのトゥーランより人気は劣るものの、その分中古車価格が低めに設定されているのが魅力です。
イギリス・その他ブランド
MINIクロスオーバーもBEST3にランクインする人気モデルで、個性的でキュートなデザインが魅力です。コンパクトながら実用性も兼ね備えており、都市部での使用に適しています。
ジープ ラングラーは、本格オフローダーとしての性能を持ちながら「タフで強くてカッコいい!」というイメージが抜群です。3代目のJK型では5ドアの「アンリミテッド」も追加され、都会的でプレミアムなニュアンスのSUVとして高く支持されています。
おしゃれな外車の中古車価格は、ブランドやモデル、年式によって大きく異なります。具体的な価格相場を見てみましょう。
高級ブランド価格帯
BMW X3(3代目)の中古車価格帯は229万~899.9万円、平均価格は約470万円となっています。新車時価格が639万~998万円だったことを考えると、中古車では大幅に価格が下がっていることがわかります。
ジープ ラングラー(3代目/JK型)の場合、中古車価格帯は126万~798万円、平均価格は約285万円です。新車時価格323.4万~483万円と比較すると、こちらも中古車での価格メリットが大きいことがわかります。
エントリーブランド価格帯
フォルクスワーゲン ゴルフなどのエントリーモデルでは、100万円~150万円程度でも良質な中古車を購入することができます。同程度の国産車と比較してもほとんど価格差がないため、外車デビューには最適なモデルといえるでしょう。
予算設定のポイント
中古の外車を購入する際は、車両本体価格だけでなく、購入後の維持費も考慮した予算設定が重要です。一般的に外車は国産車より部品代や整備費が高くなる傾向があるため、年間の維持費として車両価格の10-15%程度を見込んでおくことをおすすめします。
また、中古車購入時には車両本体価格以外に、諸費用として20-30万円程度が必要になることも考慮に入れておきましょう。
外車の中古車選びにおいて価格だけでなく、認定中古車制度を利用することで、品質面での安心感も得られます。多くの輸入車ディーラーでは、厳格な検査基準をクリアした認定中古車を取り扱っており、購入後の保証も充実しています。
おしゃれな外車の中古車を購入する際は、国産車以上に慎重なチェックが必要です。以下の重要なポイントを必ず確認しましょう。
整備記録の確認
外車の中古車購入で最も重要なのは、整備記録の確認です。特に定期点検やオイル交換の履歴、部品交換の記録などを詳しくチェックしましょう。正規ディーラーでの整備履歴があるかどうかも重要な判断材料となります。
電装系統のチェック
外車は電装系のトラブルが起きやすい傾向があります。エアコン、パワーウィンドウ、オーディオ機器、ナビゲーションシステムなどが正常に動作するか必ず確認してください。特に高年式の車両では、電子制御部品の故障が高額な修理費につながる可能性があります。
エンジンとトランスミッションの状態
エンジンの始動性、アイドリングの安定性、異音の有無をチェックしましょう。また、マニュアル車の場合はクラッチの状態、オートマチック車の場合は変速ショックの有無を確認することが重要です。
外装・内装の状態
ボディの錆や凹み、塗装の状態を詳しくチェックしましょう。特に輸入車の場合、日本の気候に適応していない塗装や部品を使用している場合があり、錆が発生しやすいことがあります。
内装では、シートの状態、ダッシュボードのひび割れ、各種スイッチの動作確認を行いましょう。
保証とアフターサービス
購入後の保証内容とアフターサービス体制を必ず確認してください。正規ディーラー系の中古車店では充実した保証が受けられることが多く、安心感があります。
また、近隣に整備を依頼できる工場があるかどうかも重要なポイントです。外車専門の整備工場や、該当ブランドに詳しい工場があるかを事前に調べておきましょう。
外車の中古車選びでは、購入後の維持費を抑えるための賢い選択が重要です。以下のポイントを参考に、経済的な外車ライフを実現しましょう。
燃費性能の良いモデルを選ぶ
BMW X3の燃費(WLTCモード)は10.4~14.5km/Lとなっており、SUVとしては比較的良好な数値を示しています。ジープ ラングラー(JK型)では6.9~7.9km/L(JC08モード)と、オフロード性能重視のため燃費は劣りますが、用途に合わせて選択することが大切です。
人気モデルを選ぶメリット
人気の高いモデルを選ぶことで、以下のようなメリットがあります。
エントリーモデルの活用
フォルクスワーゲン ゴルフのようなエントリーモデルは、使い勝手が良くシンプルでコストパフォーマンスが高い特徴があります。新車購入より中古車の方がコストパフォーマンスが良く、維持費も比較的抑えられます。
独立系整備工場の活用
正規ディーラーでの整備は安心感がありますが、費用が高くなりがちです。外車専門の独立系整備工場を利用することで、部品代や工賃を抑えることができます。ただし、信頼できる工場を選ぶことが重要です。
中古部品の活用
外車の純正部品は高価なことが多いため、リビルト部品や社外品を上手に活用することで修理費用を大幅に抑えることができます。ただし、安全に関わる重要部品については純正品の使用をおすすめします。
定期的なメンテナンス
予防整備を心がけることで、大きな故障を防ぎ、結果的に維持費を抑えることができます。オイル交換や消耗品の交換を適切なタイミングで行うことが、長期的な維持費削減につながります。
外車の中古車は、適切な選び方と維持方法を実践することで、国産車と大きく変わらない維持費で楽しむことが可能です。憧れの外車ライフを賢く実現するために、これらのポイントを参考にしてください。