gtrr35 nismo の諸元と整備と注意

gtrr35 nismo の諸元と整備と注意

gtrr35 nismo の整備

gtrr35 nismo 整備の要点
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指定油脂と添加剤NG

VR38DETT/GR6は“指定油脂+添加剤禁止”が前提。まずここを外さない。

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NCCBは取扱いが別物

カーボンセラミックブレーキはならしや点検、駐車時の乾燥など注意点が多い。

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2024以降はLSD/空力が効く

フロントメカニカルLSD標準化と空力更新で、アライメント/タイヤ/制御の体感が変わる。

gtrr35 nismo 諸元 VR38DETT 600ps と足回り


自動車整備士が最初に押さえるべきは「どの個体のgtrr35 nismoか」を諸元で切り分けることです。2024年モデル以降は、外観の更新(フロント/リヤ周りのデザイン変更)と新型リヤウイング採用で、よりダウンフォースを求めた空力により操安性能を高めた、と日産が明記しています。さらに旋回性能を高めるフロントメカニカルLSDが標準装備化され、従来のR35整備の“常識”だけでは試運転の印象が合わない場面が出ます。整備の入り口は「年式・仕様(NISMO/Special edition)確認→試運転時に違和感の原因を機械側かタイヤ側かで切る」流れが安全です。
主要なパワートレーンはVR38DETTで、NISMOは600ps級としてカタログ掲載されているため、一般的なスポーツ車より熱・負荷が常に高い前提で点検計画を組みます。現場では「壊れたら直す」より「壊れ方が高額になりやすい部位を先回りして潰す」発想が重要で、点検の優先順位は、油脂管理→ブレーキ→駆動系→冷却・吸排気の順に組むと事故率が下がります。


参考)GT−R(2024年6月~2025年9月) GT−R ニスモ


なお、2024年モデル以降はフロントLSD標準化により、切り始めの応答や立ち上がりのトラクションの出方が変わり、ユーザーは「アライメントが狂った」「タイヤが終わった」と感じやすくなります。実際は、空力と駆動の“効き”が増した分、同じ僅かなズレが拡大して体感されるケースがあるため、作業後の試運転では直進性だけでなく、低速交差点での舵角一定・軽い加速の挙動まで確認しておくと説明がスムーズです。


参考)日産「GT-R NISMO(2024年モデル)」試乗 “史上…


参考:メーカー公式の仕様変更(空力・フロントメカニカルLSD等)の根拠
日産公式:GT-R NISMO(2025年モデル)概要・装備説明

gtrr35 nismo 指定油脂 Mobil 1 0W-40 と添加剤 禁止

gtrr35 nismoの整備で、最も“揉めやすい”のが油脂と添加剤です。日産はGT-Rの特別指定部品として、エンジンオイルはMobil 1(0W-40)を必ず使用すること、そして添加剤や研磨剤は絶対使用しないことを明確に示しています。理由として、VR38DETTはライナーレス(プラズマコーティングボア)であり、添加剤や研磨剤、チューニングされた高性能オイル等でバルブ周りへのスラッジ堆積や、プラズマコーティングを削って内部損傷につながるおそれがある、とされています。ここを曖昧にすると、後日の不具合が“整備起因”に見えやすいので、作業指示書に油種と禁止事項を明記し、説明時も言い切るのが定石です。
運用面の意外な落とし穴は「交換距離より、量とレベル管理」です。日産は、納車時の油面はスポーツ走行時に最適な「H-10mm」に合わせていること、3,000kmごとのオイルレベル点検と補充を必ず実施すること、さらにエンジンオイル消費は最大0.5L/1,000kmが目安で異常ではない、と具体的に示しています。つまり、ユーザーが“減るのが怖いから硬い添加剤を入れる”などの行動に出る前に、「減るのは仕様範囲がある」「補充が前提」「添加剤は禁忌」をセットで案内し、店舗側で点検パックを提案するとトラブルが減ります。


参考)【生産終了】日産:NISSAN GT-R [ GT-R ] …

また、サーキット走行が多い場合にMOTUL製NISMO COMPETITION OIL type 2193E(5W40)を推奨する旨も記載があるため、用途に応じた提案がしやすい車種です。重要なのは“銘柄そのもの”より、メーカーが想定した摩擦特性・膜圧保持・極圧性の範囲から外さないことで、安易な社外添加剤はその一線を越えやすい点を現場共有しておくと事故が減ります。

参考:指定油脂・添加剤禁止・油量管理の根拠(メーカー公式)
日産公式:GT-R特別指定部品(指定油脂/添加剤禁止/油量点検)

gtrr35 nismo GR6 ミッションオイル R35スペシャル と交換目安

gtrr35 nismoのGR6デュアルクラッチは、オイル選定を間違えるとクラッチの滑りや潤滑不足でギヤ・ベアリング破損につながり得るため、油脂ルールを“絶対”として扱うのが基本です。日産はトランスミッションオイルとして「ミッションオイルR35スペシャル(100%化学合成オイル)を必ず使用」し、添加剤は絶対に使用しないでください、と明記しています。理由として、湿式多板クラッチを油圧制御するGR6は、クラッチ締結の高摩擦とギヤ潤滑の低摩擦という矛盾した機能を両立させた“GT-R専用オイル”が前提で、他油種や添加剤で摩擦特性を崩すとトラブルが出る、とされています。
ここで現場の悩みになるのが「交換目安をどう説明するか」です。専門店の実例として、油温が120℃を超えない環境なら3万km、120~140℃の環境では5,000km、油温140℃を超えたら即交換を推奨、という目安を提示しているショップ情報もあります。メーカーが一律の“走行距離だけ”で語りにくい領域を、油温という物理量に落として説明できる点が、整備士にとって扱いやすい切り口です。もちろん店舗としては、ユーザーの使い方(街乗り/ワインディング/サーキット)とデータロガー有無を確認し、温度で判断できない場合は「走り方が荒いなら早め」を原則にするのが安全です。


参考)R35 GT-R スペシャルメニュー

もう一つの現実的ポイントは、作業の“ついで整備”の設計です。GR6系はオイルだけでなく、フィルタや周辺対策部品、学習値・クラッチ調整など、油脂交換に連動してやるべき項目が語られやすく、ユーザーの納得も得やすい領域です(実際にフィルターキット交換を作業内容に含める例が見られます)。請求の透明性を上げるには、見積もり段階で「油脂は指定、添加剤はNG」「フィルタ等の同時交換でリスク低減」という説明順が有効です。


参考)R35 GT-R ミッション・デフオイル交換作業笨ィ


gtrr35 nismo NCCB カーボンセラミックブレーキ の注意点

gtrr35 nismoで整備難度が跳ね上がる代表が、NCCB(Nissan Carbon Ceramic Brake)です。日産はNCCBについて、上質なブレーキフィーリング等のためのオプション設定であることに加え、メンテナンスはブレーキならしを含め特別な整備技術が必要なため、NHPCまたはGT-R特約サービス工場で行うよう明記しています。つまり、一般工場で受ける場合は「受託範囲を明確にする」「点検のみ/部品手配のみ/脱着のみ」など線引きが重要で、無理に請けると品質保証の設計が崩れます。
あまり知られていない“実務で効く注意”として、凍結固着のリスクがあります。日産の資料では、N​CCBは構造上ローターやパッド内部に気泡空間があるため水を含んだままにしておくと凍結固着が発生しやすいので、駐車前に必ず乾かした状態にするよう注意喚起しています。降雪地(長野など)や洗車直後の屋外駐車では、ユーザーが気付かないうちに条件が揃うため、納車整備や点検入庫時に「洗車後は乾燥走行」「凍結が疑わしいときは無理に動かさず相談」をステッカーやチェックシートで渡すだけでも事故が減ります。


参考)https://www.nissan.co.jp/SP/OM/GT-R/1211/manual_t00umjf07a-05.pdf

費用面はセンシティブなので断定は避けつつ、一般にカーボンセラミックは補修部品が高額になりやすい、と語られがちです。少なくとも日産側が“特別な整備技術が必要”と位置付けている時点で、部品単価だけでなく段取り・搬送・点検体制も含めてコストが膨らみ得るため、ユーザーには「異音・振動・小石噛み疑いは早期相談」「適切な清掃剤の選定」「ホイールコート等の付着回避」など、未然防止の行動を強めに案内するのが整備士として合理的です。


参考)日産:NISSAN GT-R [ GT-R ] スペシャル …


参考:NCCBの取扱い・ならし・凍結固着など注意点(メーカー公式)
日産公式:GT-R注意事項(NCCBのメンテナンス注意)

gtrr35 nismo 独自視点 フロントメカニカルLSD 後のクレーム予防

検索上位は「速い」「高い」「維持費」寄りになりがちですが、整備現場の独自視点として重要なのは“クレーム予防の言語化”です。2024年モデル以降のgtrr35 nismoはフロントメカニカルLSDがカタログモデルに搭載されたことが特徴、と試乗記でも強調されています。ここが何を生むかというと、低速の取り回しや、舵角を入れた状態で軽く駆動をかけたときの「タイヤが引きずられる感じ」「ゴリゴリ感」「左右差っぽい感覚」が、従来より出やすい(=ユーザーが不具合と誤認しやすい)ことです。
この手の誤認クレームは、実は“修理”より“説明”で解決することが多い一方、説明を誤ると炎上します。実務では、入庫時ヒアリングで次をチェックしておくと診断が速くなります。


  • いつ出るか:冷間/温間、雨天、タイヤ銘柄変更後、アライメント後。​
  • どこで出るか:駐車場の低速、交差点、上り坂発進、Uターン。​
  • 何をした後か:タイヤ4本同時交換の有無、空気圧、VDC関連の警告灯、油脂交換の銘柄変更。

    参考)https://www.nissan.co.jp/SP/OM/GT-R/2110/manual_t00um62b9a.pdf


そして整備士側の“言い切りポイント”は、機械式LSDの有無を前提に、試運転で同条件を再現し、異常音と作動音を切り分けることです。フロントLSDと空力の組み合わせで旋回性能を高めた、というメーカーの方向性を踏まえると、ユーザー体感が変わるのは自然で、だからこそ「この仕様はこう感じやすい」「ただし、この症状は異常だから点検が必要」という線引きが価値になります。最後に、油脂の“自己流カスタム”(添加剤、他油種)をされると診断が一気に難しくなるため、受付時点で指定油脂の遵守を再確認しておくと、後工程が安定します。

なお、価格帯や希少性から、点検・整備の説明書きは“口頭のみ”にしないのがコツです。日産が明文化している「指定油脂」「添加剤禁止」「NCCBは特別な整備技術」などは、受付票の裏面やPDFで渡しておくと、ユーザーも家で読み返せて、結果的に整備士の身を守ります。


参考)GT-R注意事項


項目 gtrr35 nismoでの要点 現場の一言
エンジンオイル Mobil 1 0W-40必須/添加剤・研磨剤NG/油面点検と補充が前提 「減るのは仕様範囲がある」を先に伝える
ミッション GR6はミッションオイルR35スペシャル必須/添加剤NG 油温で交換目安を説明すると納得されやすい
ブレーキ NCCBはならし含め特別な整備技術が必要/凍結固着に注意 洗車後・降雪期は「乾かして駐車」を徹底
2024以降の差 空力更新+フロントメカニカルLSD標準化で挙動の体感が変わる 「不具合に見える仕様」を言語化してクレーム予防




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