ステップワゴン 給油口 開け方とトラブル対策ガイド

ステップワゴン 給油口 開け方とトラブル対策ガイド

ステップワゴン 給油口 開け方の基本

ステップワゴンの給油口タイプ
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レバー式

運転席の左下にあるフューエルリッドオープナーを引いて操作するタイプ

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プッシュ式

運転席ドアの解錠と連動し、給油口を直接押して開けるタイプ

設置位置

ステップワゴンの給油口は助手席側(左側)に配置されています

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ステップワゴンの給油口は、車種やモデルによって操作方法が異なります。基本的には「レバー式」と「プッシュ式」の2種類があり、それぞれ特徴的な開け方があります。給油作業をスムーズに行うためには、まず自分の車がどちらのタイプなのかを確認しておくことが大切です。

 

ステップワゴンの給油口は、すべてのモデルで助手席側(左側)に設置されています。これは日本の道路事情に合わせた設計で、ガソリンスタンドでの給油がしやすいよう配慮されています。燃料計のマークの横にある矢印が左を指していることでも、給油口の位置を確認できます。

 

給油作業を始める前に、必ずエンジンを停止させ、パーキングブレーキをかけておきましょう。また、静電気による火災防止のため、給油口を開ける前に車体の金属部分に触れて静電気を放電させることも重要なポイントです。

 

ステップワゴン レバー式給油口の開け方手順

レバー式の給油口を持つステップワゴンでは、以下の手順で給油口を開けることができます。

  1. 運転席に座り、フューエルリッドオープナーを探す
    • 運転席の左下、ドアとシートの間のピラー付近に位置しています
    • 給油機のマークが描かれているため、比較的見つけやすいです
  2. フューエルリッドオープナーを引く
    • レバーをしっかりと引くことで、給油口カバー(フューエルリッド)のロックが解除されます
    • ロック解除の感触が手に伝わるまでしっかりと引きましょう
  3. 車外に出て給油口カバーを開ける
    • 給油口カバーの右端を「カチッ」と音がするまで押します
    • カバーが少し浮き上がったら、手で開けることができます
  4. フューエルキャップを取り外す
    • キャップをゆっくり左(反時計回り)に回して取り外します
    • 急に開けると燃料が吹き返す可能性があるため、ゆっくりと操作しましょう
    • 取り外したキャップは、フタの内側にあるホルダーにかけておきます
  5. 給油作業を行う
    • 給油ノズルを奥まで差し込み、給油を開始します
    • 満タンになると、給油ノズルの自動停止機能が働きます
    • 自動停止後の追加給油は避けましょう
  6. 給油後の作業
    • キャップを右(時計回り)に回し、「カチッ」という音が1回以上するまでしっかり締めます
    • 給油口カバーは手で押さえ付けて閉めます

レバー式の給油口は、特に寒冷地や長期間使用していない場合に、レバーの動きが固くなることがあります。その場合は、レバーを数回操作してみると改善することがあります。

 

ステップワゴン プッシュ式給油口の開け方とコツ

プッシュ式の給油口を持つステップワゴンは、より直感的な操作で給油口を開けることができます。以下がその手順です。

  1. 運転席ドアのロックを解除する
    • プッシュ式の給油口は、運転席ドアの解錠と連動しています
    • スマートキーやリモコンキーで運転席ドアのロックを解除します
    • 車内からドアロックを解除してもOKです
  2. 給油口カバーを開ける
    • 車外に出て、給油口カバーの右端を「カチッ」と音がするまで押します
    • カバーが少し浮き上がったら、手で開けることができます
    • 押す強さは軽めで十分です。強く押しすぎるとカバーを傷める原因になります
  3. フューエルキャップを取り外す
    • キャップをゆっくり左(反時計回り)に回して取り外します
    • 取り外したキャップは、フタの内側にあるホルダーにかけておきます
    • キャップには紛失防止のための紐が付いているため、落とす心配はありません
  4. 給油作業を行う
    • 給油ノズルを奥まで差し込み、給油を開始します
    • 満タンになると、給油ノズルの自動停止機能が働きます
  5. 給油後の作業
    • キャップを右(時計回り)に回し、「カチッ」という音が1回以上するまでしっかり締めます
    • 給油口カバーは手で押さえ付けて閉めます
    • カバーがしっかりとロックされたことを確認しましょう

プッシュ式の給油口は操作が簡単ですが、冬場の凍結や経年劣化によってカバーが開きにくくなることがあります。そのような場合は、カバーの周囲を軽くたたいたり、少し強めに押してみると開くことがあります。

 

ステップワゴン 給油口が開かないときのトラブル対処法

ステップワゴンの給油口が開かない場合、焦らずに以下の対処法を試してみましょう。タイプ別に解決策をご紹介します。

 

レバー式の給油口が開かない場合:

  1. フューエルリッドオープナーの再確認
    • レバーをしっかりと引けているか確認します
    • レバーを数回操作してみましょう
    • レバーを引いた状態で少し待ってから給油口カバーを押してみる
  2. ワイヤーの確認
    • 長期間の使用でワイヤーが伸びている可能性があります
    • レバーを強めに引いてみましょう
    • それでも開かない場合は、ワイヤーの断線や劣化が考えられます
  3. 緊急時の対応
    • トランク内やグローブボックス内に緊急用の給油口解除レバーがある場合があります
    • 取扱説明書で緊急時の開け方を確認しましょう

プッシュ式の給油口が開かない場合:

  1. ドアロックの確認
    • 運転席ドアがしっかり解錠されているか確認します
    • 一度ドアをロックし、再度解錠してみましょう
    • スマートキーの電池切れの可能性もあるため、メカニカルキーでの解錠も試してみる
  2. カバーの固着
    • カバーの周囲を軽くたたいてみる
    • カバーを押し込んだ状態で数秒待ってから手を離す
    • 力の入れ具合を変えて数回試してみる

共通の対処法:

  1. 凍結時の対応
    • 寒冷地では給油口カバーが凍結している可能性があります
    • ぬるま湯(熱湯は不可)をかけて解凍する
    • 解氷スプレーを使用する
    • 車内を温めてから再度試してみる
  2. 異物の詰まり
    • 給油口カバーの隙間にゴミや異物が詰まっていないか確認します
    • エアダスターなどで異物を吹き飛ばす
  3. 機械的な故障
    • 上記の方法で解決しない場合は、ロック機構の故障が考えられます
    • ディーラーや整備工場での点検・修理が必要です

給油口が開かない状態が続く場合は、無理に開けようとせず、専門家に相談することをおすすめします。無理な力を加えると、カバーやロック機構を破損させる恐れがあります。

 

ステップワゴン 給油時の安全対策と注意点

ステップワゴンに限らず、給油作業は可燃性の高いガソリンを扱うため、安全に十分配慮する必要があります。以下の注意点を守って、安全に給油を行いましょう。

 

給油前の安全確認:

  1. エンジン停止の徹底
    • 給油前に必ずエンジンを停止させます
    • アイドリングストップ機能が作動している状態でも給油してはいけません
    • ハイブリッド車の場合は、READYインジケーターが消灯していることを確認します
  2. 静電気対策
    • 給油口を開ける前に、車体の金属部分に触れて静電気を放電させます
    • 給油中に車内に戻った場合は、再度静電気を放電してから給油を再開します
    • 化学繊維の衣服を着ている場合は特に注意が必要です
  3. 火気厳禁
    • 給油中は喫煙や火気の使用は絶対に避けます
    • ライターやマッチを使用しないでください
    • スマートフォンの使用も避けましょう

給油作業中の注意点:

  1. キャップの開け方
    • フューエルキャップはゆっくりと開けます
    • 「シュー」という音がする場合は、その音が止まってからゆっくり開けてください
    • これは、タンク内の圧力を徐々に解放するためです
  2. 給油ノズルの取り扱い
    • 給油ノズルは奥までしっかり差し込みます
    • 給油中はノズルから目を離さないようにしましょう
    • 自動停止後の追加給油は避けてください
  3. こぼれた燃料への対応
    • 燃料がこぼれた場合は、すぐに拭き取ります
    • こぼれた燃料が乾くまで、エンジンを始動しないでください
    • 車体の塗装を保護するためにも、こぼれた燃料はすぐに拭き取りましょう

給油後の確認事項:

  1. キャップの締め付け
    • キャップは「カチッ」という音が1回以上するまでしっかり締めます
    • 締め付けが不十分だと、走行中に燃料が漏れる恐れがあります
    • また、エンジン警告灯が点灯する原因にもなります
  2. 給油口カバーの閉め方
    • 給油口カバーはしっかりと閉めます
    • カバーが完全に閉まっていることを確認しましょう
    • 走行中にカバーが開くと、事故の原因になります
  3. 給油量の確認
    • 給油後は燃料計で給油量を確認します
    • 予定より少ない場合は、給油ノズルの自動停止機能が早く働いた可能性があります
    • 異常を感じたら、ガソリンスタンドのスタッフに相談しましょう

ステップワゴンの燃料タンク容量は約55リットルです。給油ノズルの自動停止は、タンク容量に達する前に働くように設計されています。これは、温度変化による燃料の膨張に対応するための安全機能です。自動停止後の追加給油は、燃料があふれる原因となるため避けましょう。

 

ステップワゴン 新型モデルと旧型の給油口の違い

ステップワゴンは長い歴史の中でいくつかのモデルチェンジを経ており、給油口の仕様にも変更が加えられてきました。新型と旧型の違いを理解しておくと、車を乗り換えた際にも戸惑うことなく給油作業ができます。

 

新型ステップワゴン(現行モデル)の特徴:

  1. 給油口の位置
    • 従来通り助手席側(左側)に設置
    • 位置自体に大きな変更はありません
    • 燃料計の横の矢印で確認可能
  2. 開閉機構の変更
    • 一部の上位グレードでは電動式リッドロック機構を採用
    • 運転席のボタン操作で遠隔解除が可能に
    • プッシュ式からレバー式に戻ったモデルもあり、信頼性向上が図られています
  3. 寒冷地対策
    • 寒冷地仕様車では、給油口カバーの凍結防止対策としてヒーター機能を追加
    • これにより、冬場の給油トラブルが軽減されています
  4. キャップレス給油口
    • 一部のグレードでは、キャップレスタイプの給油口を採用
    • キャップの開け閉めが不要で、給油作業がよりスムーズに

旧型ステップワゴン(過去モデル)の特徴:

  1. レバー式給油口
    • 初期のモデルでは主にレバー式を採用
    • 運転席左下のレバーを引いて給油口カバーを解錠
    • シンプルで故障が少ない機構
  2. プッシュ式給油口
    • 中間世代のモデルでは、プッシュ式を採用したものも
    • 運転席ドアの解錠と連動して給油口カバーのロックが解除
    • 操作が直感的で便利だが、機構が複雑で故障のリスクも
  3. キャップの違い
    • 旧型モデルでは、紐付きのキャップが標準
    • キャップの締め付けトルクが現行モデルより厳格でない場合も

モデル別の給油口タイプ:

モデル/年式 給油口タイプ 特徴
初代(1996-2001) レバー式 シンプルな機構、耐久性高い
2代目(2001-2005) レバー式 操作性向上、レバーの位置最適化
3代目(2005-2009) レバー/プッシュ式混在 グレードによって異なる
4代目(2009-2015) プッシュ式中心 ドアロック連動型が主流に
5代目(2015-2022) プッシュ式 操作性重視の設計
6代目(2022-現在) レバー式中心 信頼性向上のため一部回帰

新型モデルでは、操作性と信頼性のバランスを重視した設計変更が行われています。特に、プッシュ式からレバー式への回帰は、長期使用における信頼性を重視した結果と言えるでしょう。

 

また、新型モデルでは燃費向上のための軽量化が進み、給油口カバーの素材も変更されています。樹脂製の部品が増えたことで、凹みや傷がつきにくくなっているのも特徴です。

 

ステップワゴン 給油口のメンテナンスと長持ちさせるコツ

ステップワゴンの給油口は、頻繁に使用する部分であるにもかかわらず、メンテナンスを怠りがちな箇所です。しかし、適切なケアを行うことで、トラブルを未然に防ぎ、長く快適に使用することができます。以下に、給油口を長持ちさせるためのメンテナンス方法をご紹介します。

 

日常的なメンテナンス:

  1. 定期的な清掃
    • 給油口カバーの周囲に溜まったほこりや汚れを拭き取ります
    • 特に雨季や冬場は、水分や塩分が溜まりやすいため注意が必要です
    • 柔らかい布で優しく拭くことをおすすめします
  2. ヒンジ部分の潤滑
    • 給油口カバーのヒンジ部分に、年に1〜2回程度シリコンスプレーを軽く吹きかけます
    • これにより、スムーズな開閉動作を維持できます
    • 潤滑剤の使用量は少量で十分です。使いすぎると逆に汚れを引き寄せる原因になります
  3. キャップのゴムパッキンのチェック
    • フューエルキャップのゴムパッキンに亀裂や劣化がないか定期的に確認します
    • パッキンが劣化すると、燃料の蒸発や水分の侵入の原因になります
    • 異常を発見したら、早めに交換することをおすすめします

季節ごとの対策:

  1. 夏場の対策
    • 直射日光による樹脂部品の劣化を防ぐため、可能であれば日陰に駐車します
    • 給油後は、燃料の膨張を考慮して、タンクを満タンにしすぎないようにします
  2. 冬場の対策
    • 凍結防止のため、給油口カバーの隙間に水が入らないよう注意します
    • 凍結してしまった場合は、ぬるま湯をかけて解凍します(熱湯は厳禁)
    • 寒冷地では、シリコンスプレーによる潤滑を冬前に行うと効果的です
  3. 雨季の対策
    • 給油後は、キャップとカバーの周囲に水が残っていないか確認します
    • 水分が残ったままだと、錆びの原因になります

トラブル予防のポイント:

  1. 無理な力を加えない
    • 給油口カバーやキャップを開閉する際は、適切な力で操作します
    • 特に寒い日は、部品が硬くなっているため、慎重に操作しましょう
  2. 異常の早期発見
    • 開閉時に違和感を感じたら、早めに点検します
    • 「カチッ」という音がしない、閉まりにくいなどの症状は、故障の前兆かもしれません
  3. 純正部品の使用
    • フューエルキャップを交換する際は、純正品または適合品を使用します
    • 不適合なキャップを使用すると、燃料漏れやエンジン警告灯の点灯の原因になります

給油口のメンテナンスは、車の安全性と燃費に直接関わる重要な要素です。特に、エンジン警告灯が点灯した場合は、キャップの締め付け不足や劣化が原因である可能性があります。定期的なチェックと適切なケアで、トラブルのない快適なカーライフを楽しみましょう。

 

長年使用していると、給油口カバーのスプリングが弱くなり、カバーが完全に開かなくなることがあります。このような場合は、ディーラーでの部品交換を検討するとよいでしょう。比較的安価で交換できる部品ですので、早めの対応がおすすめです。