

リサイクルパーツを選ぶと、新品部品と比べて修理費が半額以下になるケースがあるのに、多くのドライバーはそれを知らずに新品を選んでいます。
リサイクルパーツとは、廃車や事故車から取り外した部品を再利用できる状態に整備し直したものです。大きく「リユース部品」と「リビルト部品」の2種類に分かれます。
関連)https://www.jaspa.or.jp/Portals/0/resources/jaspahp/user/driver/pdf/recycle_Leaflet_A3.pdf
リユース部品は、使用済み車両から外した部品を清掃・品質確認して再商品化したもの。リビルト部品は、取り外した部品の摩耗・劣化箇所を新品パーツに交換して再組み立てしたものです。 つまり、リビルト品は"分解整備済みの中古品"という位置づけになります。
関連)https://www.jaspa.or.jp/Portals/0/resources/jaspahp/user/driver/pdf/recycle_Leaflet_A3.pdf
国内には約300種類以上のリサイクル部品が流通しており、エンジン・トランスミッション・外装部品・電装系まで幅広くカバーしています。 意外と選択肢が多いですね。
関連)https://www.jaspa.or.jp/Portals/0/resources/jaspahp/user/driver/pdf/recycle_Leaflet_A3.pdf
あなたが気になるのは「実際どれくらい安くなるの?」という点でしょう。結論、新品部品の4〜6割程度の金額が相場です。
たとえばドア交換の場合、新品部品+工賃で10万円前後かかるケースでも、リサイクルパーツを使えばパーツ代+工賃合わせて3〜4万円以内に収まることがあります。 これは軽自動車1か月分のガソリン代以上の節約になります。
国土交通省の資料でも、リサイクル部品の利用で約40%の費用節減が可能と示されています。 修理費全体に占める部品代の割合は大きいため、ここを削れると修理総額への影響は非常に大きいです。
関連)https://www.mlit.go.jp/common/001043598.pdf
| 部品の種類 | 新品価格の目安 | リサイクルパーツ価格の目安 | 節約率 |
|---|---|---|---|
| 外装ドアパネル | 3〜5万円 | 1〜2万円 | 約40〜60% |
| エンジン(リビルト) | 30〜80万円 | 15〜40万円 | 約40〜50% |
| オルタネーター(リビルト) | 3〜5万円 | 1〜2万円 | 約50% |
| バンパー | 2〜6万円 | 1〜3万円 | 約40〜50% |
節約額は部品の種類と状態で変わりますが、特に外装系は「在庫があるかどうか」がカギです。タイミング次第で費用が大きく変動するため、修理工場に相談する際はリサイクルパーツが使えるか最初に確認するのがコツです。
「中古品だから壊れやすいのでは?」と不安に感じる方は多いです。ただ、現在の流通体制はかなり整備されています。
たとえばNGP(日本最大級のリサイクルパーツネットワーク)では、エンジン・ミッションなどの主要機能部品に出荷後6か月または10,000kmの保証をつけています。 一部の業者ではエンジンに対して2年間・40,000kmという手厚い保証を提供しているケースもあります。
関連)https://www.ngp.gr.jp/activity/guarantee.php
品質保証が条件です。業者ごとに保証期間と内容が異なるため、発注前に必ず確認しましょう。
関連)https://3mori.co.jp/usp/recycle.php
関連)https://www.ngp.gr.jp/activity/guarantee.php
また、自動車整備事業協同組合連合会(JASPA)では、リユース部品の「最低品質・保証基準」を共通化しており、信頼できる業者から購入すれば安心度は高いといえます。 つまり業者選びが条件です。
関連)https://www.jaspa.or.jp/Portals/0/resources/jaspahp/user/driver/pdf/recycle_Leaflet_A3.pdf
参考:JASPAが整備した「自動車リサイクル部品の品質・保証基準」の詳細はこちらで確認できます。
自動車リサイクル部品って知っていますか?(JASPA公式PDF)
リサイクルパーツを使うと保険料が安くなる特約が存在します。これを知らずに加入している人が多いです。
かつては複数の損害保険会社が「リサイクル部品使用特約(エコパーツ使用特約)」を設定しており、修理時にリサイクルパーツの使用に同意することで車両保険料が5%割引になる仕組みがありました。 ただし、この特約は廃止した保険会社も増えており、たとえば三井ダイレクト損保では2025年1月の改定で廃止が確認されています。
関連)https://www.car-hokengd.com/saving/recycle-parts/
これは意外ですね。保険を使う場合でも、工場がリサイクルパーツを提案した場合は原則として受け入れ可能です。
関連)https://okcar.co.jp/wp-content/themes/okcar/pdf/qa_24030100.pdf
一方で、事故修理で保険を使うかどうかの判断も重要です。修理費が7〜8万円程度なら、保険を使わずリサイクルパーツで自費修理したほうが、保険等級の下がりによる将来の保険料増(年間2万4千円以上の負担増のケースも)を考えると得になるケースがあります。
関連)https://www.bang.co.jp/cont/column-20140117/
現在加入している保険の特約内容をチェックするには、保険証券か保険会社のマイページで確認するのが最も手っ取り早いです。
リサイクルパーツを上手く使うには、いくつか押さえておくべきポイントがあります。知っておくと得します。
まず「在庫タイミング」の問題があります。リサイクルパーツは同じ型式・色・グレードの部品が常にあるとは限りません。特に外装部品はボディカラーが合わないと塗装費用が別途かかります。 整備工場に修理を依頼する時点で「リサイクルパーツの在庫確認を先にやってほしい」と伝えるのが有効です。
保証内容の確認も欠かせません。これが条件です。
関連)https://3mori.co.jp/usp/recycle.php
日本全国でリサイクルパーツを検索できるデータベースとして、「JARC(一般財団法人自動車リサイクル促進センター)」の情報管理システムが活用されています。 整備工場はここから在庫情報を調べることが多いので、工場選びの際には「リサイクルパーツの仕入れルートはどこですか?」と聞いてみるのも有益です。
関連)https://www.jarc.or.jp/automobile/fee/feeindex/
参考:リサイクル部品の品質保証と保証内容の詳細は、NGP公式サイトで確認できます。
参考:リサイクル修理専門の修理料金体系の実例はこちら。
一般的にリサイクルパーツは「安く修理するための選択肢」として語られますが、実は新品が手に入らない車のオーナーにとっては唯一の選択肢でもあります。これは意外な側面です。
車はモデルチェンジを繰り返す中で、メーカーが古い型式の部品製造を終了してしまうことがあります。これを「廃番(部品供給終了)」といい、古い国産車・輸入車オーナーが特に直面しやすい問題です。 廃番になった部品はディーラーでも入手できないため、リサイクルパーツが実質的に唯一の入手手段になります。
関連)https://media.notice-myself.com/3648/
廃番部品が必要な場面では、選択肢がリサイクルパーツしかないということですね。
たとえば製造から15年以上経過したモデルでは、エアコンコンプレッサーや純正ミラーカバーなどが廃番になっているケースがあり、中古部品流通ルート(ヤフオク・専門業者・解体屋)を通じて入手するしか手段がないことも珍しくありません。
旧車・中古車を長く乗り続けたいドライバーにとって、リサイクルパーツの活用は「コスト削減策」である以前に「車を維持するための現実的手段」です。修理費の節約という観点だけでなく、こうした長期保有の視点からもリサイクルパーツの価値を理解しておくと、いざというときに册惑せず行動できます。
![]()
プジョー 308 右H(T7 T75F02) 純正 ドアバイザー 1台分 金具付 PEUGEOT フランス車 サイドバイザー p059266 中古20251118