オートバックス車検評判と料金の特徴や整備保証の実態

オートバックス車検評判と料金の特徴や整備保証の実態

オートバックス車検評判と料金

オートバックス車検の特徴
🔍
豊富な実績

全国500店舗以上、累計1,000万台を超える車検実績があり、国産車から輸入車まで幅広く対応しています。

💰
明確な料金体系

軽自動車で約4万円台~、小型車で約5万円台~と車種別に明確な料金設定があります。

🛡️
充実の保証

業界最長の12ヶ月または10,000km走行までの整備保証が付いており、安心して利用できます。

ズバット車買取査定 公式サイト

オートバックスの車検サービスは、カー用品店としての知名度だけでなく、車検専門店としても高い評価を得ています。全国に500店舗以上を展開し、累計1,000万台を超える車検実績を持つオートバックスは、国土交通省の運輸局指定工場として認定されており、3,700人以上の自動車整備士と1,600人以上の自動車検査員が在籍しています。

 

このような体制により、オートバックスでは「見積り」「整備」「検査」を一括して行える設備を完備し、土日祝日の車検にも対応しています。また、車の状態によっては最短60分での車検完了も可能とされており、忙しい方にとって大きなメリットとなっています。

 

特筆すべきは、2022年3月には全国434の車検指定店舗すべてが特定整備認証(電子制御装置整備)を取得完了したことです。これにより、自動ブレーキやレーンキープ機能などの先進安全技術を搭載した最新車両の車検・整備にも対応できるようになりました。

 

オートバックス車検料金の内訳と相場

オートバックス車検の料金体系は、車種や店舗によって若干の違いがありますが、基本的な構成は共通しています。料金は大きく分けて「法定費用」「車検基本料金」「整備費用」の3つから成り立っています。

 

法定費用の内訳。

  • 自賠責保険料:軽自動車で約17,540円、普通車で約17,650円
  • 重量税:軽自動車で約6,600円、1t以下の小型車で約16,400円、1t超~1.5t以下で約24,600円
  • 法定手数料:1,800円

これに加えて、オートバックス独自の「車検基本点検整備料」と「総合検査・申請代行手数料」が加わります。

 

車種別の車検総額目安(税込)。

  • 軽自動車(ワゴンR、N-BOX、ムーヴなど):42,240円~
  • 小型自動車(ヴィッツ、ノート、フィットなど):52,150円~
  • 中型自動車(フリード、シエンタ、レガシィなど):60,350円~
  • 大型自動車(クラウン、カムリ、フェアレディZなど):68,550円~
  • 輸入車(ベンツAクラスなど):80,150円~

これらの料金には、基本的な「代行手数料」「検査料」「テスター使用料」だけでなく、他の車検業者では追加作業となる場合が多い「軽微なトーイン調整(ホイールの向き/角度調整)」「光軸調整(ヘッドライトの光の高さ/向き調整)」も含まれています。

 

ただし、部品交換が必要な場合は部品代と交換料が別途必要となるため、車の状態によっては追加費用が発生する可能性があります。

 

オートバックス車検評判の良い点と利用者の声

オートバックス車検の評判について、実際の利用者からは多くの良い声が寄せられています。特に高評価を得ているポイントとして以下のような点が挙げられます。

 

【料金面での評価】
多くの利用者が「ディーラーの半額以下で車検ができた」と評価しています。ある三菱デリカD:2のオーナーは、「金額がディーラーの見積もりの半額以下だったのが一番の決め手だった」と述べています。

 

【スピードと対応の良さ】
「朝に車検を開始し、夕方には車検が終了していた」「思ったより早かった」という声が多く、車検のスピードに満足している利用者が多いようです。

 

利用者満足度調査によると、オートバックスは特に「車検整備の速さ」「予約の取りやすさ」「店員の接客態度」の項目で高い評価を得ています。

 

【丁寧な説明と安心感】
「交換する部品はきちんと選ばせてもらい、いらない部品の交換はなかった」「オイル交換やその他部品の説明も分かりやすく丁寧な対応だった」など、説明の丁寧さを評価する声も多くあります。

 

【具体的な利用者の声】
あるスズキ エブリィワゴンのオーナー(2019年式、走行距離3.7万キロ)は、車検費用4.8万円で「丁寧に説明をしていただけたので安心してお願いすることができた」と評価しています。

 

また、ダイハツ タントのオーナー(2013年式、走行距離13万キロ)は、車検費用6万円で「対応も早かったし、丁寧に説明していただいた。今後も利用させてもらおうと思っている」と述べています。

 

オートバックス車検のメリットと整備保証の内容

オートバックス車検には、他の車検サービスと比較して多くのメリットがあります。特に注目すべき点は以下の通りです。

 

【業界最長の整備保証】
オートバックスの車検には「12ヶ月または10,000km走行までの整備保証」が付いています。これは車検後に万が一、点検・整備箇所で不具合が生じた場合、該当する不具合を無料で再整備してもらえるというものです。この保証期間は業界の中でも最長クラスであり、安心して車を利用できる大きなメリットとなっています。

 

【特定整備認証の取得】
2022年3月29日時点で、オートバックスグループの車検指定店舗(434店舗)の全店が自動車特定整備事業の3つの認証基準(設備、工員、作業機械)を満たし、特定整備認証(電子制御装置整備)の取得を完了しています。これにより、自動ブレーキやレーンキープ機能などの先進安全技術を搭載した最新車両の整備も可能になりました。

 

【土日・祝日の車検対応】
オートバックス車検は土日でも対応可能なので、平日は仕事で忙しい方でも安心です。これが実現できるのは、オートバックスが自社で保有している指定工場内で車検を行うからです。

 

【当日車検の可能性】
オートバックスでは入庫した当日の引き渡しも可能です。車検は特に問題がなければ1時間程度で完了するため、後から車を取りに来る面倒もありません。ただし、混み合う土日や店舗によっては1日以上かかる場合もあるので、事前に確認が必要です。

 

【割引特典が豊富】
オートバックスでは以下のような割引特典があります。

  • リピーター割引:以前、同店で車検を受けた場合、車検基本料金より3,000円引き
  • ダブル予約割引:家族・友人と一緒に2台同時予約で1台につき車検基本料金より2,000円引き
  • Web予約割引:WEB・オートバックスアプリからの予約で車検基本料金より1,000円引き

【代車サービス】
車検中の代車貸出が無料(予約制、燃料代は実費)で利用できる店舗もあります。

 

オートバックス車検のデメリットと注意点

オートバックスの車検サービスには多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットや注意点も存在します。車検を依頼する前に、これらの点を理解しておくことが重要です。

 

【店舗によって設備にばらつきがある】
オートバックスは全国に多くの店舗を展開していますが、店舗によって設備の充実度に差があります。例えば、一部の店舗ではEVやハイブリッドモデルの整備を行うための診断機を保有していない場合もあり、車種によっては車検を受けられない可能性があります。

 

特にEV車、ハイブリッド車、輸入車の場合には、事前に店舗に確認するのが無難です。楽天Car車検を用いれば、オートバックス車検の中で、これらの車種に対応している店舗を絞り込んで検索できます。

 

【土日は混雑する可能性がある】
土日や祝日は車検を受ける人が多いため、混雑して待ち時間が長くなる可能性があります。また、混雑状況によっては当日車検が難しくなることもあります。

 

【車検基本料が店舗によって異なる】
オートバックスの車検基本料は店舗によって異なります。そのため、近隣に複数のオートバックス店舗がある場合は、料金を比較してから予約するとよいでしょう。

 

【追加整備費用が発生する可能性】
車検時に不具合や交換が必要な部品が見つかった場合、追加の整備費用が発生します。基本料金に加えて追加の整備で20,000円から30,000円の費用が発生したとの報告もあります。

 

【サービスの質に店舗間でのばらつきがある】
技術力や顧客対応の質に関しては、店舗によって差があることが指摘されています。ある利用者からは「スタッフの対応については手厚さは感じられなかった」という声もあります。

 

【車の引き取り・配達サービスがない】
多くのオートバックス店舗では、車検を行うための車の引き取りや、車検終了後の指定場所へのお届けサービスは提供していません。そのため、自分で車を持ち込み、引き取る必要があります。

 

オートバックス車検とディーラー車検の比較ポイント

車検を受ける際、オートバックスとディーラーのどちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。ここでは両者の主な違いを比較し、それぞれの特徴を明らかにします。

 

【料金面での比較】
オートバックスの車検料金はディーラーと比較して一般的に安価です。実際の利用者からは「ディーラーの半額以下だった」という声も多く寄せられています。例えば、三菱デリカD:2のオーナーは、ディーラーの見積もりの半額以下の7.4万円で車検を受けることができたと報告しています。

 

【対応車種の違い】
ディーラーは特定のメーカーの車に特化しているため、そのメーカーの車については専門的な知識と経験を持っています。一方、オートバックスは国産車から輸入車まで幅広い車種に対応しています。ただし、前述のように店舗によってはEVやハイブリッド車、輸入車に対応していない場合もあるため注意が必要です。

 

【メーカー保証の違い】
ディーラーで車検を受けると、メーカー保証が継続される場合がありますが、オートバックスなどのディーラー以外で車検を受けると、メーカー保証が適用されなくなる可能性があります。ただし、オートバックスには独自の整備保証(12ヶ月または10,000km走行まで)が付いています。

 

【整備の専門性】
ディーラーはそのメーカーの車に特化した専門知識と最新の設備を持っていることが多いです。一方、オートバックスは幅広い車種に対応するため、特定のメーカーに関する専門性はディーラーほど高くない場合があります。ただし、オートバックスも特定整備認証を取得しており、先進安全技術を搭載した車両にも対応できる体制を整えています。

 

【利便性の比較】
オートバックスは全国に500店舗以上あり、土日祝日も営業しているため、アクセスの良さと時間的な融通が利く点で優れています。また、予約もウェブやアプリから24時間365日受け付けているため、忙しい方にも便利です。

 

【付帯サービスの違い】
オートバックスでは車検と同時に、タイヤ交換やオイル交換、カーナビの取り付けなど、カー用品に関する様々なサービスを一度に受けることができます。また、メンテナンスオプションとして、オイル交換などの4つの基本工賃が無料になるサービスも提供しています。

 

オートバックス車検の予約方法と必要書類の準備

オートバックスで車検を受ける際の予約方法と必要な準備について詳しく解説します。スムーズに車検を受けるためには、事前の準備が重要です。

 

【予約方法】
オートバックスの車検予約は以下の方法で行うことができます。

  1. ウェブサイトからの予約。

    オートバックス公式サイトの予約ページにアクセスし、「(車検の)入庫予約」または「(車検の)見積もりのみ」を選択します。

     

  2. オートバックスアプリからの予約。

    スマートフォンアプリを使用して24時間365日いつでも予約が可能です。アプリ会員は車検基本料金が1,000円引きになる特典もあります。

     

  3. 電話での予約。

    直接店舗に電話して予約することも可能です。

     

【予約のタイミング】
車検は車検満了日の30日前から実施できます。また、車検の見積りは車検満了日の2ヶ月前から可能です。特に土日は混雑することが多いため、早めの予約をおすすめします。

 

【必要書類と持ち物】
車検時に必要な書類と持ち物は以下の通りです。

  • 車検証(自動車検査証)
  • 自動車納税証明書
  • 自賠責保険証明書
  • 認印

また、ホイール盗難防止のためにロックナットを使用している場合は、ロックナットアダプターも持参する必要があります。

 

【車検の流れ】
オートバックスでの車検は、一般的に以下の流れで進行します。

  1. 来店:車検に必要な書類確認と今後の流れの説明を受けます。
  2. 法定点検:56項目の法定点検を行い、車の状態を確認します。
  3. 整備提案:点検結果をもとに車の状態を報告し、ご要望に合わせて整備内容を決定します。
  4. 車検整備・検査:不具合箇所の整備を行い、国家資格保持の検査員が最終検査を行います。
  5. 車検終了:愛車で帰ることができます。

【支払い方法】
車検料金のうち、整備費用(作業工賃)や必要な部品代についてはクレジットカードやショッピングローンなどで支払いが可能です。ただし、自賠責保険料・重量税・印紙代は「現金」でのみ支払い可能です。

 

【代車サービス】
多くのオートバックス店舗では車検作業中の代車を用意しています。ただし、台数に限りがあるため、事前に問い合わせることをおすすめします。

 

オートバックス車検の最新技術対応と特定整備認証の意味

近年の自動車技術の進化に伴い、車検・整備の内容も大きく変化しています。オートバックスはこうした変化にどのように対応しているのでしょうか。

 

【特定整備認証とは】
2020年4月から、自動ブレーキシステムなどを搭載した「自動運転レベル3以上」の車両(自動運行装置)を整備する際には「特定整備」の認証が必要になりました。この特定整備認証は、先進安全技術を搭載した車両の整備に必要な設備、技術者、作業機械の基準を満たした工場に与えられるものです。

 

【オートバックスの特定整備認証取得状況】
オートバックスセブンは2022年3月29日、オートバックスグループの車検指定店舗(434店舗:2022年3月29日時点)の全店が自動車特定整備事業の3つの認証基準(設備、工員、作業機械)を満たし、特定整備認証(電子制御装置整備)の取得を完了したことを発表しました。

 

【特定整備認証取得の意義】
特定整備認証の取得により、オートバックスでは以下のような整備が可能になりました。

  1. 自動運行装置の取り外しや、作動に影響を及ぼすおそれがある整備・改造
  2. 自動ブレーキやレーンキープ機能に用いられる、前方をセンシングするためのカメラ等の取り外しや機能調整(エーミング作業)
  3. 上記に関するカメラやレーダー等が取り付けられている車体前部(バンパ、グリル)、窓ガラスの脱着

【エーミング作業への対応】
エーミング作業とは、先進安全技術に使用されるカメラやミリ波レーダー、超音波センサー、赤外線センサーといった検知デバイスが正しく作動するために、カメラやレーダーを校正(調整)する作業です。

 

オートバックスグループでは、スーパーオートバックス・熊本東バイパスに2021年7月、グループ初のキャリブレーション(校正)エリアを設置し、近隣のオートバックスをはじめ、地域のディーラーや整備工場に設備の共用や外注作業の請負を行うという新たな取り組みを進めています。

 

【最新車両への対応】
オートバックスの車検は、従来の車両だけでなく、ハイブリッド車やEV(電気自動車)にも対応しています。ただし、店舗によって対応可能な車種が異なる場合があるため、事前に確認することをおすすめします。

 

【今後の展望】
オートバックスグループでは、現在、普通認証店舗でも特定整備認証(電子制御装置整備)の取得を順次進めており、将来的にはオートバックスグループ全店舗において特定整備認証(電子制御装置整備)の取得を目指しています。これにより、さらに多くの店舗で先進安全技術を搭載した車両の整備が可能になることが期待されます。

 

このように、オートバックスは最新の自動車技術に対応するための体制を整えており、今後も技術の進化に合わせたサービスの提供を続けていくことが予想されます。