

息継ぎ症状が出ても、チェックランプが点灯していないと修理不要だとあなたは思っていませんか?
エアフロメーター(エアフローセンサー)は、エンジンに吸い込まれる空気の量を常時計測している精密センサーです。設置場所はエアクリーナーボックスとスロットルバルブの間で、計測データをECU(エンジンコントロールユニット)に送り、そのデータをもとに最適な燃料噴射量が決まります。
この計測が狂うと何が起きるのか、というのが息継ぎの本質です。たとえばアクセルを踏んで空気量が増えているのに、エアフロが正確な数値を拾えなかった場合、ECUは「少ない空気量」と誤認識して燃料を少なく噴射します。結果として燃料が足りず、エンジン出力が一瞬ガクンと落ちる——これが息継ぎです。
現在の国産車のほとんどは「ホットワイヤー式(電熱式)」を採用しています。センサー内に非常に細い熱線が張られており、通過する空気に冷やされる電流変化で空気量を算出します。この熱線の直径は0.1mm以下とも言われ、髪の毛より細い繊細な構造です。
つまりエアフロメーターは、繊細さゆえに汚れや経年劣化の影響を受けやすい部品です。
| 症状の種類 | エアフロ不調との関係 |
|---|---|
| 加速時のガクつき・もたつき | 燃料噴射量が不足して出力が瞬間的に落ちる |
| アイドリング不安定 | 空転時でも正確な空気量が計れずに回転数が上下する |
| エンジン警告灯の点灯 | ECUが異常値と判断した場合に点灯(点灯しないケースもある) |
| 燃費の悪化 | 誤信号によって余分な燃料を噴射し続ける |
| 走行中のエンスト | 重症化すると燃料噴射演算が破綻してエンジンが止まる |
これが基本です。「加速でモタつく」という感覚は、多くの場合エアフロの問題と密接につながっています。
参考:エアフロメーターの役割と故障時の症状を整備士監修で詳しく解説しています。
エアフロが息継ぎを起こすには、いくつかの原因が重なっていることがほとんどです。原因ごとに対処法も変わるため、正確に把握しておくことが重要です。
① ブローバイガスによる汚れの蓄積
最も多い原因がこれです。エンジン内部ではクランクケースから「ブローバイガス」という未燃焼ガス

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