

補助金をもらったまま4年以内に電気自動車を売ると、受け取った補助金の一部を自腹で返さなければなりません。
CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)を受け取った電気自動車には、原則4年間の保有義務が設けられています 。この期間のことを「処分制限期間」と呼びます。期間内に売却・譲渡・廃車をする場合は、残存期間に応じて補助金の一部を返還しなければなりません 。 bestcarweb(https://bestcarweb.jp/feature/column/534246)
多くの人は「補助金は購入時にもらいきり」と思っています。これが落とし穴です。
たとえば、購入時に45万円の補助金を受け取り、2年後に売却した場合、残存期間2年分(約半額)を返還するよう求められるケースがあります 。つまり20万円以上が手元から消えることも珍しくありません。これは事故・災害による廃車ではなく、単なる乗り換えや高値売却の場合でも例外なく適用されます 。 cev-pc.or(https://www.cev-pc.or.jp/hojo/pdf/R4ho/R4ho_youryou_3.pdf)
返還義務がある、ということですね。
なお、「軽EV」で事業用(レンタカー含む)の場合は保有義務年数が3年に短縮されます 。自分の車の用途区分をまず確認することが条件です。 faq.mitsubishi-motors.co(https://faq.mitsubishi-motors.co.jp/faq/show/10420?category_id=33&site_domain=default)
処分制限期間内に電気自動車を売却するとき、必ず「売却の前」に次世代自動車振興センター(NeV)へ財産処分承認申請書を提出しなければなりません 。提出タイミングは売却予定日の1か月前〜遅くとも2週間前が目安です 。 note(https://note.com/hearty_jacana164/n/n65d7419ec88b)
事前申請が必須です。
この手続きを省いて先に売却してしまった場合、補助金の全額返還を求められる可能性があります 。申請書の提出先はNeV(次世代自動車振興センター)で、書類のやり取りは通常1〜2週間程度かかります 。 note(https://note.com/noble_yuta7/n/n7ceb3bb4975a)
| ステップ | 内容 | タイミング |
|---|---|---|
| ① 申請書提出 | 財産処分承認申請書をNeVに送付 | 売却予定日の1〜2週間前 |
| ② 承認受領 | NeVから承認書類が届く | 提出後1〜2週間 |
| ③ 売却実行 | 承認後に売却手続きを進める | 承認後 |
| ④ 結果報告 | 財産処分報告書をNeVに提出 | 売却後すみやかに |
| ⑤ 返還額通知・振込 | 算定された金額をNeV指定口座へ振込 | 通知受領後 |
手続きの流れ自体は難しくはありません 。ただし順番を間違えると大きなペナルティになります。順番だけは絶対に守ることが大前提です。 note(https://note.com/noble_yuta7/n/n7ceb3bb4975a)
処分制限期間内でも、補助金の返納が不要となる例外があります。意外と知られていないポイントです。
返納不要となる主な条件は以下の3つです : cev-pc.or(https://www.cev-pc.or.jp/hojo/pdf/R4ho/R4ho_youryou_3.pdf)
これは例外です。
つまり「もらい事故で全損」になった場合や、台風による水没廃車なら返納は不要です 。一方で「高値がついたから売る」「新型に乗り換えたい」という理由は例外に当たりません。状況が例外に該当するかは必ずNeVに確認することをおすすめします。 cev-pc.or(https://www.cev-pc.or.jp/hojo/pdf/R4ho/R4ho_youryou_3.pdf)
また、新たにEVを購入する場合も注意が必要です。前の車の補助金返納が完了するまで、新しい車への補助金は交付されません 。乗り換えを急ぐと、新旧どちらの補助金も受けられない最悪のパターンになります。 cev-pc.or(https://www.cev-pc.or.jp/hojo/cev-disposal.html)
返還額は「いつ売るか」によって大きく変わります。返還額の計算は月単位で行われます 。たとえば2021年4月30日に登録した車を2025年3月1日に売却した場合、48か月扱いとなり返還金は発生しません 。 teskas(https://teskas.net/t/cev/12448)
これは使えそうです。
返還額は「車両売却額」「受け取った補助金額」「購入時の費用」の3つをもとに算出されます 。月単位の計算なので、4年(48か月)の直前に売却するより、月をまたいで1か月でも我慢するだけで返還額がゼロになるケースがあります。 bestcarweb(https://bestcarweb.jp/feature/column/534246)
売却を検討している場合は、まず登録月から48か月目がいつかをカレンダーで確認してください。残り数か月であれば待つだけで数万円〜数十万円の節約になります。
ほとんどの人は「高く買い取ってもらえる業者を探す」ことに集中します。しかし補助金返還後の手取り額こそが本当の売却益です。
業者への査定依頼の「前」に、自分の補助金状況を確認することが先決です。
確認すべき情報は以下のとおりです。
「査定額150万円!」と喜んでいても、補助金返還が30万円発生すれば実質120万円です。痛いですね。
たとえば、家電の下取りと似た感覚で考えると分かりやすいです。スマートフォンの端末割引を受けていた場合に途中解約すると違約金が発生するのと同じ構造です。査定額だけを見て判断すると、返還金を引いた実質手取りがイメージより大幅に下がるケースがあります。
売却を検討する際は、複数の買取業者に査定依頼する前に補助金の残存期間を確認する、という順序が原則です。
参考情報:CEV補助金の処分制限・財産処分手続きの公式案内
一般社団法人 次世代自動車振興センター(NeV):CEV補助金 財産処分の手続き
電気自動車補助金の4年未満売却・返還の実体験レポート
【実体験】電気自動車(EV)の補助金を4年未満で返還(note)
補助金返納ルールの詳細解説(令和4年度版資料)
CEV補助金交付要領:計画変更・財産処分について(PDF)