

月々の返済額だけ見ていると、実際の残債がどれだけ残っているか見えにくいものです。

ディーラーローンで月々2万円を払っている人の多くは「残りいくら払えばいいか」を把握していません。実は元利均等返済では、返済初期に支払いの大半が利息に充てられており、元金がなかなか減らない構造になっています 。
関連)https://www.carsensor.net/carlife/loan/page05.html
ローン残債は次の式で計算できます。
| 返済方式 | 残債の計算イメージ | 特徴 |
|---|---|---|
| 元利均等返済 | 毎月返済額は一定。初期は利息比率が高く元金が減りにくい | 返済計画が立てやすい。総支払額は多め |
| 元金均等返済 | 元金を等分で返済し、それに利息を上乗せ | 初期返済額が大きい。総利息が少ない |
| 残価設定型(残クレ) | 残価を差し引いた金額のみを月割り返済 | 月々安いが総支払額は変わらない場合も |
つまり返済方式によって残債の減り方がまったく違います 。
関連)https://www.gunmabank.co.jp/kojin/kariru/koza/koza2.html
残債を手計算で求めるには「元金×月利×(1+月利)^残回数 ÷ ((1+月利)^残回数 − 1)」の年賦償還率方式が使われます 。計算が難しければ、三菱UFJ銀行やカーセンサーなどが提供する無料シミュレーターで代替できます 。
関連)https://www.bk.mufg.jp/sim/sim_N_mycar.html
返済方式を間違えて認識していると、残債の計算が全部ずれてしまいます。これが基本です。
元利均等返済は毎月同じ金額を払い続けるシンプルな仕組みです 。例えば200万円・年利3%・60回払いなら月々約3万6,000円が固定。ただし最初の数回は返済額の6〜7割が利息分に消えているため、元金の残高がなかなか減りません。
関連)https://www.carsensor.net/carlife/loan/page05.html
銀行系マイカーローンは元利均等が主流で、実質年率は低め(年1.5〜3%台)。ディーラーローンはアドオン方式が多く年利3〜8%程度と高い傾向があります 。支払う利息額に差が出ることは意外ですね。
関連)https://crowdloan.jp/guide/mycarloan026/
残クレ(残価設定ローン)の中途解約・売却時には「残債だけ」を確認してはいけません。残クレは通常の残債に加えて最終回に据え置かれた残価(例:50万円)も一括で返済する必要があるからです 。
例えば現在の残債が40万円、残価が50万円の場合、精算に必要な総額は90万円になります 。車の買取査定額がこの金額を下回れば、差額を自己負担しなければなりません。痛いですね。
さらに残クレには走行距離制限があり、1kmの超過ごとに5〜10円の追加精算金が発生します 。年間走行距離を甘く見積もっていた人には想定外の出費になります。
関連)https://suzukijiko.co.jp/entry01.html
残クレ中でも残債を上回る査定が得られれば、売却して差額が手元に残ることもあります 。残債確認が条件です。
繰り上げ返済は利息の節約という点で非常に有効ですが、やり方を間違えると効果が半減します。
繰り上げ返済は「返済期間短縮型」と「返済額軽減型」の2種類があります 。期間短縮型は残りの返済期間を縮める代わりに月々の負担は変わりません。返済額軽減型は毎月の支払いを下げますが、節約できる利息は期間短縮型より少なくなります。
関連)https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/sikin/menu/s_kuriage.html
たとえば200万円・年利3%・60回払いの場合、30回終了時点で10万円繰り上げると、期間短縮型なら残りの利息を数万円節約できます。繰り上げのタイミングは早いほど効果が大きい、というのが原則です 。
関連)https://keisan.casio.jp/exec/system/1256183302
繰り上げ前後の残債シミュレーションには、住信SBIネット銀行の繰り上げ返済シミュレーターや金融広報中央委員会「しるぽると」の無料ツールが役立ちます 。試算してから実行するのが基本です。
関連)https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/sikin/menu/s_kuriage.html
金融広報中央委員会「しるぽると」繰り上げ返済シミュレーション(返済額軽減・期間短縮の両パターンを試算可能)
シミュレーターは使い方を知らないと、計算結果が実態とズレることがあります。これは使えそうです。
各シミュレーターには「元利均等専用」「残価設定型対応」「繰り上げ返済対応」など使える場面が異なります。用途に合わせて選ぶことが大切です 。
関連)https://minna-no-dentaku.com/tool-list/zankure_simulator/
関連)https://www.bk.mufg.jp/sim/sim_N_mycar.html
関連)https://www.carsensor.net/carlife/loan/ex_simulation/
関連)https://minna-no-dentaku.com/tool-list/zankure_simulator/
シミュレーターに入力する金利は、ディーラー提示のアドオン金利ではなく実質年率を使うことが必須です 。アドオン金利をそのまま入力すると、実際より低い利息額が表示されてしまいます。実質年率が条件です。
関連)https://www.gunmabank.co.jp/kojin/kariru/koza/koza2.html
残クレ計算機(みんなの電卓):月々支払い・返却・買取・再ローン3シナリオをグラフで比較できる無料ツール
| 用語 | 実行者 | 手続き | 対象 |
|---|---|---|---|
| 差押え(強制執行) | 消費者金融などの一般債権者 | 裁判所の許可が必要 | 債務者名義の財産 |
| 引き上げ(所有権実行) | 車のローン会社 | 裁判所を通さず契約に基づいて実行 | ローン対象の車のみ |