

乗車中になんとなくくしゃみが出る、目がかゆくなる——そのサインを見逃していませんか?
オゾン(O₃)は酸素(O₂)が変化した気体で、強烈な酸化力を持ちます。この酸化力こそが、ダニ対策における最大の武器です。
ダニはオゾンに非常に敏感な生物で、オゾンが存在する空間では生存が著しく困難になります。具体的には、オゾン発生器を稼働させると「ダニが逃げ出す忌避効果」と「直接死滅させる効果」の両方が同時に働くことが確認されています。一般的な乗用車の場合、10〜20分の稼働で車内全域にオゾンが充満します。
さらに見逃せないのが、アレルゲン分解の効果です。ダニが死んでも終わりではありません。ダニのフンや死骸はハウスダスト化してアレルゲンになります。オゾンの酸化作用はこのアレルゲンの主成分であるタンパク質を分解し、アレルギー反応を引き起こす力を著しく低下させます。つまり死骸まで無力化できるということです。
気体であるオゾンには、スプレーや薬剤にはない大きなメリットがあります。布製シートの繊維の奥、フロアマットの下、チャイルドシートの隙間など、手が届かない場所にも自然に浸透します。車内という密閉された空間は、この特性が最大限に活きる環境といえます。結論は「密閉×オゾン」が効果の鍵です。
日本アレルギー学会掲載論文:オゾンによるダニ数・ダニ抗原量の明確な減少を確認した試験結果(シモダアメニティーサービス掲載)
「家では布団のダニ対策をしているのに、車はノーマーク」——こうした人が実は大多数です。これが盲点です。
車内はダニが繁殖するための条件が驚くほど揃っています。まずエサとなる人のフケ・垢・お菓子の食べこぼしが常に補充されます。次に、エアコンによって保たれた20〜30℃という快適温度は、ダニの繁殖適温(20〜30℃、湿度60〜80%)と完全に一致します。そして布製シートやフロアマットの繊維は、ダニが隠れて卵を産むのに最適な構造になっています。
ダニの繁殖力は凄まじく、1匹の雌ダニが1ヶ月で最大150倍にまで個体数を増やせることが知られています。梅雨〜夏(6〜8月)はダニが最も増える時期で、その後の9〜10月には死骸やフンがピークとなりアレルゲン量が最大になります。痛いですね。
日本人の約20%がダニアレルギーを持つといわれており、アレルギー症状がある人のうち約6割はダニを原因とする可能性があるとアース製薬の調査で示されています。毎日の通勤・通学で使う車が症状悪化の原因になっているとしたら、見過ごすわけにはいきません。
特に見落とされやすいのが、チャイルドシートです。トヨタ紡織の調査では、車室内において乗員の衣服などからダニやダニアレルゲンが持ち込まれ、シート表