ノート黒とスーパーブラックとミッドナイトブラック

ノート黒とスーパーブラックとミッドナイトブラック

ノート黒

ノート黒:整備士が押さえる要点
🧩
色名とカラーコード

スーパーブラック(KH3)とミッドナイトブラック(GAT)を区別して、補修・発注ミスを防ぐ。

🧼
傷・汚れが目立つ理由

黒は光の乱反射が見えやすく、洗車キズや雨ジミがクレーム化しやすい。

🛠️
現場での提案

コーティング・洗車導線・部分補修の説明をセットにし、入庫後トラブルを減らす。

ノート黒のスーパーブラックとミッドナイトブラック


ノート黒と言われたとき、整備側が最初に確認すべきは「色名が1種類ではない」点です。現行系ノートでは、黒系としてスーパーブラックとミッドナイトブラックが流通し、補修塗料やタッチアップの手配で“黒なら同じ”扱いをすると、色ズレがそのまま再塗装・再入庫の原因になります。
特に、スーパーブラックはカラーコードKH3、ミッドナイトブラックはカラーコードGATとして整理されており、見積書や作業指示書にコードまで書いておくと引継ぎミスを潰せます。カラーコードが必要になる場面(バンパー修理、ドアパンチ補修、飛び石補修、ミラー交換など)は多く、入庫時の写真と合わせてコード確認をルーチン化すると現場が安定します。
黒系は「艶」「深み」「粒子感」の差が出やすく、照明下では同じ黒に見えても屋外で差が出ることがあります。だからこそ、ユーザーから“ノート黒で”と依頼された時点で、車検証情報だけでなく現車のコーションプレート確認、もしくは確実なコード特定の導線を提示するのが、整備士としての強い付加価値になります。


参考リンク(ノートの黒系を含むカラーコード一覧。補修・タッチアップ手配の根拠に使える)
https://ant-llc.co.jp/car/color_code/nissan/note

ノート黒の傷が目立つと洗車

ノート黒は見た目の満足度が高い一方で、「洗車してもすぐに薄い線キズが見える」「雨のあと輪ジミが残る」といった不満が出やすい色です。原因は単純に“傷が付きやすい”というより、黒は光の乱反射が視認されやすく、同じ洗車キズでも目立って見えることにあります。
この理解があると、ユーザー説明が一段クリアになります。「黒だから弱い」のではなく「黒は見える」のだと伝えられると、扱い方の改善(洗車ツール、洗車順、拭き上げ)に納得してもらいやすく、クレーム予防になります。
整備士向けに、点検・整備と絡めて提案しやすい“ノート黒の洗車運用”を、作業レベルに落とすと次の通りです。


  • 予洗いを長めに(砂を落とさずスポンジを当てるのが一番危険)。
  • 中性シャンプーで潤滑を確保し、力で落とさない。
  • 直射日光下や熱いパネルを避け、面ごとに洗ってすぐ流す。
  • 拭き上げはブロー併用+マイクロファイバーで一定方向、往復擦りを減らす。

黒ボディ向けの考え方として「親水性で対擦傷性に寄せたコーティングが維持しやすい」という整理もあり、ユーザーの保管環境(青空・屋根あり)を聞いた上で提案すると刺さります。


ノート黒のコーティングとガラスコーティング

ノート黒では、外装の見た目が“管理品質”として評価されやすく、購入直後は特にコーティング相談が増えます。黒系は汚れ・水滴跡・洗車キズの見え方がシビアなので、コーティングの目的を「艶」だけでなく「汚れの固着を減らす」「洗車の摩擦を下げる」「メンテの手順を固定する」と再定義すると、施工後の満足度が上がります。
例えばガラスコーティングは、塗装表面に被膜を作って黒ボディで目立ちやすい傷の見え方を抑える対策として紹介されることがあり、施工後もメンテナンスが重要だと整理されています。ここを“施工したら終わり”と説明してしまうと、雨ジミやムラが出た時点で不満に直結するため、整備側の言い方が重要です。
提案を現場向けに具体化するなら、次のようにパッケージすると説明が短く済みます。


  • 施工:下地(鉄粉・ミネラル)を落としてから、被膜で守る。
  • 運用:月1回の定期洗車で固着を防ぐ(回数より手順)。
  • NG:乾いたクロスでの空拭き、熱いボンネットでの拭き上げ。

黒い車の雨汚れ・傷対策としてガラスコーティングを勧める考え方(施工後メンテの重要性も含む)
https://www.yellowhat.jp/column/coating/049/index.html

ノート黒の人気色とスーパーブラック

ノート黒を検討する層は、「汚れが目立つのは理解しているが、見た目の重厚感を優先したい」というケースが多いです。実際にノートの人気色として、黒のスーパーブラックが“高級感が感じられる”色として挙げられており、販売現場でも一定の支持があります。
整備士の現場では、人気色=入庫頻度が高い色でもあるため、黒系の入庫が多い店ほど“黒の扱い”がそのまま評価につながります。例えば、バンパー脱着や磨き作業の後に、軽微なバフ目・拭きスジが残っていると、白よりも黒のほうが指摘されやすいので、最終確認(屋外・斜光)を工程に入れるだけで再来店を減らせます。
また、黒は中古車市場で定番色として需要がある、という説明がされることもあります。ユーザーが「将来売る時も含めて黒が良い」と言った場合は、外装の管理履歴(コーティング施工証明、洗車頻度、補修歴の透明化)をセットで案内すると、単なる雑談ではなく整備士の提案として成立します。


ノート黒の独自視点のカラーコード

最後に、検索上位の“黒は汚れが目立つ”“コーティングが良い”だけでは拾いきれない、整備士向けの独自視点を入れます。それは、ノート黒のトラブルの多くが「塗装そのもの」より「情報の取り違え(色名・カラーコード・2トーン扱い)」から始まる点です。
たとえば、見積り段階で“黒(KH3)”と決め打ちして発注し、実車がGATだった場合、補修後に屋外で違和感が出て手直しになります。さらに2トーンの場合、ボディ色コードとは別に2トーンコード表記になるケースもあり、現車確認を飛ばすほど事故率が上がります(担当交代がある店舗ほど顕在化します)。
現場で効く対策は、難しい技術より「コード確認の定型化」です。


  • 受付時:色名+カラーコード+2トーン有無をチェック項目にする。
  • 伝票:色名だけでなくコードを必須記入にする(KH3 / GATなど)。
  • 発注前:担当者以外が“コードだけ”を読み上げてダブルチェックする。
  • 仕上げ:屋外の斜め光で最終確認し、違和感があれば引渡し前に止める。

この運用は地味ですが、黒のやり直し(再塗装・再磨き・再入庫)を確実に減らし、結果として工場の粗利と時間を守ります。ノート黒は、整備品質の差が見えやすい色です。だからこそ「色の特定」と「扱い方の説明」を最初に固めるのが、いちばん効率の良い整備士ムーブになります。




Amazonベーシック ノート クラシックノートブック 横罫 スリム (横13cm x 縦21cm), ブラック