買ってはいけないSUVとは?失敗しない選び方と後悔ポイント

買ってはいけないSUVとは?失敗しない選び方と後悔ポイント

買ってはいけないSUVとは

SUV選びで失敗しないためのポイント
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使用目的の明確化

街乗りが中心なのか、アウトドアや悪路走行が多いのかなど、自分の使用シーンを明確にしましょう。

💰
維持費の確認

燃費や税金、保険料などの維持費を事前に確認し、長期的な経済負担を考慮しましょう。

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試乗の重要性

デザインだけでなく、実際の乗り心地や取り回しを試乗で確認することが重要です。

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「買ってはいけないSUV」という言葉を聞くと、特定の車種やメーカーに問題があるように思えるかもしれません。しかし、実際には「自分のライフスタイルや使用目的に合っていないSUV」こそが、買ってはいけないSUVなのです。

 

SUVは近年、そのスタイリッシュなデザインや高い視点からの運転のしやすさから人気が高まっています。しかし、その人気に流されて自分に合わないSUVを選んでしまうと、後々「買わなければよかった」と後悔することになりかねません。

 

SUV選びで最も重要なのは、自分がどのような使い方をするのかを明確にすることです。市街地中心の利用なのか、アウトドアや雪道などの悪路走行が多いのか、家族での使用が中心なのか、それとも一人や二人での使用が多いのかなど、自分のライフスタイルを考慮した上で選ぶことが大切です。

 

また、SUVは一般的にセダンやコンパクトカーと比べて燃費が悪く、維持費も高くなる傾向があります。購入前には、燃費や税金、保険料などのランニングコストもしっかりと確認しておきましょう。

 

買ってはいけないSUVの特徴と失敗例

「買ってはいけないSUV」の特徴として、以下のようなポイントが挙げられます。

 

  1. 使用目的とミスマッチなSUV
    • 街乗り中心なのに本格オフロード仕様のSUVを選ぶと、乗り心地の悪さや燃費の悪さに悩まされることになります。
    • 逆に、アウトドアや雪道走行が多いのに、2WDの「なんちゃってSUV」を選ぶと、走破性の低さに不満を感じることになります。
  2. 燃費が極端に悪いSUV
    • 大型SUVは燃費が悪い傾向にあり、特にトヨタ「ランドクルーザー」や日産「パトロール」などは、リッターあたりの燃費が一桁台になることもあります。
    • 日常的な使用で燃費の悪さが気になるようであれば、ハイブリッドモデルや小型SUVを検討する方が良いでしょう。
  3. サイズが自分の生活環境に合わないSUV
    • 大型SUVは室内空間が広く快適ですが、狭い道や駐車場での取り回しに苦労します。
    • 都市部での使用が多い場合は、コンパクトSUVやミドルコンパクトSUVの方が適しているかもしれません。
  4. リセールバリューが低いSUV
    • 需要の少ないモデルや、燃費性能の悪いモデルは中古市場での価値が下がりやすく、売却時に損をする可能性があります。
    • 特に、一部の輸入SUVや特殊なグレードのモデルは、中古市場での需要が限られることがあります。

実際の失敗例としては、「デザインだけで大型SUVを選んだら、駐車や狭い道での運転に苦労した」「燃費の悪さを甘く見て、維持費の高さに驚いた」「家族での使用を考えていたのに、後部座席が狭く不便だった」などが挙げられます。

 

買ってはいけないSUVのメーカー別比較と評判

SUVを選ぶ際には、各メーカーの特徴や評判も参考になります。ここでは、主要メーカーのSUVについて、その特徴と評判を比較してみましょう。

 

トヨタのSUV
トヨタのSUVは信頼性が高く、幅広いラインナップが特徴です。ハリアーやRAV4などの人気モデルがありますが、「ハリアーよりもRAV4の方が実用性が高く、コストパフォーマンスも良い」という意見もあります。また、C-HRは後部座席が狭く、ファミリーカーとしては不向きという評価もあります。

 

ホンダのSUV
ヴェゼル(HR-V)やCR-Vなどが人気で、特にヴェゼルはコンパクトながら室内空間が広く、使い勝手が良いと評価されています。ただし、一部のモデルは「なんちゃってSUV」と呼ばれ、本格的なオフロード性能は期待できません。

 

マツダのSUV
マツダのSUVは「魂動デザイン」と呼ばれる美しいデザインと走行性能の高さが魅力です。しかし、CX-3やCX-30などは後部座席や荷室が狭く、実用性を重視する人には向かないという評価もあります。また、燃費面では他社のハイブリッドモデルに劣る点も指摘されています。

 

日産のSUV
エクストレイルやジュークなどが人気ですが、特にジュークは独特なデザインが好みを分けます。キックスはEV技術を採用していますが、4WDが設定されておらず、悪路走行には不向きという評価もあります。

 

輸入車のSUV
BMWやメルセデス・ベンツ、アウディなどの高級輸入SUVは、走行性能や質感の高さが魅力ですが、価格が高く、維持費も国産車と比べて高額になりがちです。また、エントリーモデルでは標準装備が少なく、オプションを追加すると予算をオーバーしてしまうことも。

 

各メーカーのSUVには一長一短があり、「買ってはいけない」と一概に言えるものはありません。重要なのは、自分の優先順位(デザイン、実用性、燃費、価格など)を明確にし、それに合ったモデルを選ぶことです。

 

なんちゃってSUVと本格SUVの違いと選び方

SUVを選ぶ際に混乱しやすいのが、「なんちゃってSUV」と「本格SUV」の違いです。この違いを理解することで、自分に合ったSUVを選びやすくなります。

 

なんちゃってSUVの特徴
「なんちゃってSUV」とは、見た目はSUVらしいデザインをしているものの、オフロード性能が低い車種を指します。以下のような特徴があります。

 

  • 2WD(前輪駆動)が基本で、4WDはオプションか一部グレードのみ
  • 最低地上高が低く、悪路走破性に限界がある
  • サスペンションが一般乗用車と同様で、悪路での乗り心地が悪い
  • 燃費性能が比較的良い
  • 価格が手頃で維持費も抑えられる

代表的な「なんちゃってSUV」としては、トヨタ「ハリアー」、ホンダ「ヴェゼル」、マツダ「CX-3」、トヨタ「ヤリスクロス」、日産「キックス」などが挙げられます。

 

本格SUVの特徴
一方、「本格SUV」は、オフロード走行を想定して設計された車種で、以下のような特徴があります。

 

  • 4WD(四輪駆動)が基本
  • 最低地上高が高く、悪路走破性に優れる
  • 頑丈なサスペンションと車体構造
  • 燃費性能はやや劣る
  • 価格や維持費は比較的高め

代表的な「本格SUV」としては、トヨタ「ランドクルーザー」、日産「パトロール」、スズキ「ジムニー」、ジープ「ラングラー」などが挙げられます。

 

自分に合ったSUVの選び方
自分のライフスタイルに合ったSUVを選ぶためには、以下のポイントを考慮しましょう。

 

  1. 使用環境の確認
    • 主に市街地で使用するなら「なんちゃってSUV」で十分
    • 雪道や悪路、アウトドアでの使用が多いなら「本格SUV」が適している
  2. 必要な装備の確認
    • 4WDが必要かどうか
    • 最低地上高はどの程度必要か
    • 牽引能力は必要か
  3. 予算と維持費の確認
    • 購入予算だけでなく、燃費や税金などの維持費も考慮
    • 本格SUVは維持費が高くなる傾向がある
  4. 試乗の実施
    • カタログやネットの情報だけでなく、実際に試乗して乗り心地や取り回しを確認

自分の使用環境や優先順位を明確にすることで、「買ってはいけないSUV」を避け、自分に最適なSUVを選ぶことができるでしょう。

 

買ってはいけないSUVの燃費と維持費の実態

SUVを購入する際に見落としがちなのが、燃費や維持費の問題です。特に大型SUVや本格オフロード仕様のSUVは、燃費が悪く維持費も高くなる傾向があります。ここでは、SUVの燃費と維持費の実態について詳しく見ていきましょう。

 

SUVの燃費の実態
SUVの燃費は、そのサイズやエンジン、駆動方式によって大きく異なります。一般的な傾向としては以下のようになります。

 

  • 軽SUV:15〜20km/L程度
  • コンパクトSUV:13〜18km/L程度
  • ミドルSUV:10〜15km/L程度
  • ラージSUV:6〜10km/L程度

特に、大排気量エンジンを搭載した大型SUVや、本格的な4WDシステムを備えたモデルは燃費が悪くなります。例えば、トヨタ「ランドクルーザー」や日産「パトロール」などは、市街地走行ではリッター5〜8km程度になることもあり、燃料費の負担が大きくなります。

 

また、カタログ燃費と実燃費には差があることも念頭に置いておく必要があります。特にSUVは空気抵抗が大きく、実際の走行では想定よりも燃費が悪化することが多いです。

 

SUVの維持費の実態
燃料費以外にも、SUVの維持にはさまざまなコストがかかります。

 

  1. 税金
    • 自動車税:排気量に応じて課税され、大型SUVほど高額になる
    • 重量税:車両重量に応じて課税され、SUVは一般的に重いため高額になりがち
  2. 保険料
    • 車両価格が高いSUVは、車両保険の保険料も高くなる
    • 修理費が高額になりがちなため、保険料に影響することも
  3. メンテナンス費用
    • タイヤ:SUVは大径タイヤを使用するため、交換費用が高い
    • ブレーキ部品:車両重量が重いため、ブレーキの摩耗が早く、交換頻度が高くなる
    • 4WDシステム:定期的なメンテナンスが必要で、修理費用も高額になりがち
  4. 駐車場費用
    • 大型SUVは駐車スペースを多く取るため、都市部では駐車場費用が高くなることも

実際の維持費の例として、ミドルクラスのSUV(排気量2,000cc、車両重量1,800kg程度)の場合、年間の維持費は以下のようになります。

 

  • 燃料費:約15万円(年間走行距離10,000km、燃費12km/L、ガソリン価格150円/Lと仮定)
  • 自動車税:約39,500円
  • 重量税:約32,800円(新車から13年未満の場合)
  • 自賠責保険:約15,000円
  • 任意保険:約8〜10万円
  • メンテナンス費用:約10〜15万円

合計すると、年間約30〜35万円の維持費がかかる計算になります。これに対して、コンパクトカー(排気量1,000cc、車両重量1,000kg程度)の場合は、年間20〜25万円程度で済むことが多いです。

 

このように、SUVは購入時の価格だけでなく、維持費も考慮する必要があります。特に、燃費の悪い大型SUVや本格4WDモデルは、維持費の負担が大きくなることを理解した上で購入を検討しましょう。

 

買ってはいけないSUVを避けるための試乗ポイント

SUV購入で後悔しないためには、カタログやインターネットの情報だけでなく、実際に試乗して自分に合うかどうかを確認することが非常に重要です。ここでは、試乗時にチェックすべきポイントを詳しく解説します。

 

試乗前の準備
試乗を効果的に行うためには、事前の準備が大切です。

 

  1. 複数の候補を選定する
    • 同じクラスの複数のSUVを比較できるよう、候補をいくつか選んでおく
    • 可能であれば、同日に複数の車種を試乗すると比較しやすい
  2. 試乗ルートを確認する
    • 可能であれば、普段の使用環境に近いルートで試乗できるか確認する
    • 坂道や狭い道、駐車場など、様々な状況を含むルートが理想的
  3. チェックリストを作成する
    • 事前に確認したいポイントをリストアップしておく
    • 特に気になる部分(視界、乗り心地、取り回しなど)を明確にしておく

試乗時のチェックポイント

  1. 乗降性のチェック
    • 自分や家族が楽に乗り降りできるか
    • 特に高齢者や子どもが乗る場合は重要
    • ドアの開閉角度や開口部の広さもチェック
  2. 運転姿勢と視界のチェック
    • 適切な運転姿勢が取れるか
    • シートの調整範囲は十分か
    • 前方、側方、後方の視界は良好か
    • 特にSUVは車高が高いため、前方の死角が気になることも
  3. 取り回しのチェック
    • 狭い道での運転感覚
    • 駐車のしやすさ
    • 最小回転半径と実際の旋回感覚
    • 特に大型SUVは取り回しに不安を感じることが多い
  4. 加速・減速感のチェック
    • 発進時の加速感
    • 高速道路への合流時の加速力
    • ブレーキの効き具合と踏み心地
    • SUVは車重が重いため、加速感や制動距離に注意
  5. 乗り心地のチェック
    • 段差や悪路での衝撃吸収性
    • 高速走行時の安定性
    • 風切り音やロードノイズの大きさ
    • 特に「なんちゃってSUV」は悪路での乗り心地が悪いことも
  6. 室内空間のチェック
    • 前席、後席の広さと快適性
    • 荷室の広さと使い勝手
    • 収納スペースの数と使いやすさ
    • 特に家族での使用を考えている場合は重要
  7. 操作性のチェック
    • 各種スイッチやボタンの配置と使いやすさ
    • インフォテインメントシステムの操作感
    • エアコンなどの空調システムの使いやすさ
    • 特に運転中に操作する機会の多い装備は重点的に

試乗後の確認ポイント

  1. 燃費の実績を確認
    • ディーラーに実燃費のデータがあれば確認する
    • ユーザーレビューなどで実燃費情報を集める
  2. 維持費の詳細を確認
    • 定期点検の費用
    • 消耗品の交換周期と費用
    • 保険料の見積もり
  3. リセールバリューの確認
    • 中古市場での需要と価格推移
    • 特に珍しいグレードや特殊な装備のモデルは注意

試乗は、SUV購入の決断を左右する重要なステップです。カタログやネットの情報だけでは分からない、実際の使用感を確認することで、「買ってはいけないSUV」を避け、自分に最適なSUVを選ぶことができます。可能であれば、1日や週末など、長時間の試乗ができるプログラムを利用するのもおすすめです。

 

以上のポイントを押さえて試乗することで、SUV選びの失敗を防ぎ、長く愛用できる一台に出会えるでしょう。