

5か月半で解約すると、戻ってくる保険料はたった30%です。
「年払いで契約しているから、解約すれば残りの期間分は戻ってくる」と考える方は多いです。実はこれが大きな誤算になります。
自動車保険を契約期間の途中で解約した場合、返金額は「短期率」という計算方式で算出されます。単純な月割り計算ではないため、実際の返金額は思ったよりはるかに少なくなります。 insweb.co(https://www.insweb.co.jp/car/kisochishiki/kiso/norikae-demerit.html)
たとえば5か月半で解約すると、残り約半年分があるにもかかわらず、返金されるのは支払った保険料のわずか30%です。 「半年残っているから50%は戻る」という感覚で動くと、実際にはその差額を丸々損することになります。 insweb.co(https://www.insweb.co.jp/car/kisochishiki/kiso/norikae-demerit.html)
これは痛いですね。
| 解約までの期間 | 短期率 | 戻ってくる保険料 |
|---|---|---|
| 1か月以内 | 25% | 75% |
| 3か月以内 | 45% | 55% |
| 5か月以内 | 65% | 35% |
| 6か月以内 | 70% | 30% |
| 9か月以内 | 85% | 15% |
この損失を防ぐ方法はシンプルです。乗り換えは必ず「満期日」に合わせることが基本です。 どうしても途中で乗り換える必要があるなら、最初から「月払い」で契約しておくと解約時の損失を最小限に抑えられます。 insweb.co(https://www.insweb.co.jp/car/kisochishiki/kiso/norikae-demerit.html)
参考:途中解約時の短期率と返金額の詳細計算については下記が参考になります。
等級が引き継がれるから問題ない、と思っている方も注意が必要です。
等級自体は別の保険会社に移っても引き継がれます。 しかし、満期日以外のタイミングで乗り換えた場合は話が変わります。等級を1つ上げるには、新しい契約の「始期日から1年間」を無事故で過ごす必要があるからです。 allabout.co(https://allabout.co.jp/gm/gc/471541/)
元の保険会社での満期日が7月1日だったのに、5月1日に乗り換えた場合を考えてみましょう。次の等級アップは本来の7月1日ではなく、翌年の5月1日になります。 約2か月分、等級アップのタイミングが後ろにずれてしまうことになります。 insweb.co(https://www.insweb.co.jp/car/kisochishiki/kiso/norikae-demerit.html)
つまり等級の遅れが条件です。
ただし、一部の代理店型保険では「保険期間通算特則」という制度が利用できる場合があります。 この制度が適用されれば、元の満期日で等級を進めることができます。乗り換え前に乗り換え先の保険会社に確認しておくと安心です。 allabout.co(https://allabout.co.jp/gm/gc/471541/)
また、事故を起こして保険を使った後に途中解約する場合はさらに注意が必要です。本来なら次の満期日まで現在の等級が続くはずですが、途中解約すると解約したその時点から等級ダウン後の高い保険料が適用されてしまいます。 高い保険料が適用されるのが「前倒し」になるわけです。 insweb.co(https://www.insweb.co.jp/car/kisochishiki/kiso/norikae-demerit.html)
乗り換え手続きで最も避けなければならないのが「空白期間」の発生です。
解約日と新しい保険の開始日がずれると、その間は無保険状態で運転することになります。 万が一その期間に事故を起こせば、すべての損害を自費で負担しなければなりません。対人事故ともなれば、数千万円規模の賠償責任を負う事態にもなりかねません。 e-design(https://www.e-design.net/ande/guide/column/switch-point/)
空白が8日以上になると、別のリスクも発生します。 積み上げてきた等級が引き継げなくなり、6等級の新規扱いに戻ってしまいます。20等級まで積み上げた方であれば、割引率が大幅に下がって保険料が跳ね上がることになります。 insweb.co(https://www.insweb.co.jp/car/kisochishiki/kiso/norikae-demerit.html)
これは避けたいですね。
乗り換え手続きでは、旧保険の「解約日」と新保険の「始期日」を必ず一致させることが原則です。 手続きが完了したことを確認してから解約の意思表示をするのが安全な順番です。 e-design(https://www.e-design.net/ande/guide/column/switch-point/)
また、自動継続特約が付いている契約の場合は要注意です。 新しい保険に入ったつもりが旧保険も自動更新されてしまい、一時的に二重払いになるケースがあります。乗り換え前に元の保険会社へ「更新しない」旨を明確に伝えておきましょう。 insweb.co(https://www.insweb.co.jp/car/kisochishiki/kiso/norikae-demerit.html)
保険料だけを比べて乗り換えると、重要な補償が消えていたということが起こります。
基本的な補償(対人賠償・対物賠償・人身傷害)の内容はどの保険会社でも大きな差はありません。 しかし、特約については保険会社ごとに取り扱いが異なります。乗り換え先で同じ特約が存在しない、または補償金額の上限が低いというケースがあります。 allabout.co(https://allabout.co.jp/gm/gc/471541/)
特に注意したいのが「個人賠償責任特約」です。 これは自転車事故など日常のトラブルでも使える特約ですが、自転車事故の賠償額が9,000万円を超えた判例もあります。この特約の上限が1億円未満の保険会社や、そもそも取り扱いのない会社もあるため、確認が必要です。 allabout.co(https://allabout.co.jp/gm/gc/471541/)
補償内容が条件です。
「保険料が年間2万円安くなった」という場合でも、特約の補償内容が落ちれば実質的なコストは上がることがあります。補償と保険料はセットで比べることが基本です。 allabout.co(https://allabout.co.jp/gm/gc/471541/)
参考:特約の確認ポイントや補償内容の比較方法については下記が詳しいです。
自動車保険の乗り換えにデメリットはないの? – All About
これはあまり知られていない落とし穴です。
事故を起こして等級が下がった場合、その「デメリット等級」は新しい保険会社にも引き継がれます。 「乗り換えれば事故歴がリセットされるのでは」と期待する方もいますが、それは絶対にありません。告知義務があるため、事故歴を隠して新規契約をすることは「告知義務違反」に該当します。 zurich.co(https://www.zurich.co.jp/car/useful/guide/cc-insurance-grade-not-handover/)
デメリット等級は原則として13か月間は引き継がれます。 つまり、事故後に乗り換えても13か月間は割高な保険料が適用され続けます。 zurich.co(https://www.zurich.co.jp/car/useful/guide/cc-insurance-grade-not-handover/)
それだけではありません。 一部の共済から民間の自動車保険に乗り換える場合は、等級を引き継げないケースもあります。乗り換え先の保険会社が共済の等級制度を認めない場合、無事故で積み上げてきた等級がゼロに戻り、6等級の新規扱いになることがあります。 goo-net(https://www.goo-net.com/kaitori/kaitori-satei/zidousyahoken-gimon/6748/)
共済から民間保険への乗り換えを検討している場合は、乗り換え先の保険会社に事前に「共済からの等級引き継ぎが可能か」を確認することが必須です。 allabout.co(https://allabout.co.jp/gm/gc/471541/)
参考:デメリット等級と告知義務の詳細については下記が参考になります。
自動車保険の等級は13カ月間引き継がれる?デメリット等級とは – チューリッヒ
| 比較項目 | 代理店型 | ダイレクト型 |
| -------- | ----------- | ----------- |
| 契約方法 | ディーラー・代理店窓口 | ネット・電話 |
| 保険料の目安 | 年間6〜8万円前後 | 年間4〜6万円前後 |
| 担当者への相談 | 対面でしやすい | 電話・チャットが中心 |
| 示談交渉 | あり | あり(主要各社は標準) |
| 事故時の現場派遣 | 代理店が対応することも | 原則なし |