WRC 2025 日本開催の魅力と観戦ポイント

WRC 2025 日本開催の魅力と観戦ポイント

WRC 2025 日本開催

📍 ラリージャパン2025の概要
🏁
開催期間と場所

2025年11月6日(木)~9日(日)の4日間、愛知県・岐阜県の各地で全20本のスペシャルステージを開催

🚗
参戦マシン

トヨタ5台、ヒョンデ3台、フォード2台のトップカテゴリーRally1マシンを含む総勢38台がエントリー

競技の特徴

一般公道を閉鎖して行う約1,000kmのタイムアタック。"公道の世界最速"を決める熱い戦い

FIA世界ラリー選手権(WRC)の2025年シーズン第13戦として、フォーラムエイト・ラリージャパン2025が11月6日から9日まで愛知県・岐阜県を舞台に開催されます。WRCは1973年から始まったラリー界NO.1の称号をかけた世界選手権で、F1やFIA世界耐久選手権と並ぶモータースポーツの最高峰として君臨しています。
参考)世界ラリー選手権フォーラムエイト・ラリージャパン 公式サイト

2025年シーズンは世界各国で全14戦が開催され、モンテカルロから始まり、スウェーデン、ケニア、ポルトガルなどを転戦し、日本大会は最終戦サウジアラビアの直前に位置する重要なラウンドです。競技は豊田スタジアムをサービスパーク(拠点)として、愛知県と岐阜県の一般公道を使用した全20本のスペシャルステージ(SS)で総距離約305.34kmにわたって繰り広げられます。
参考)WRC世界ラリー選手権

今大会の最大の特徴は、3か所のスーパースペシャルステージ(SSS)の設置です。特に注目されるのが豊田スタジアム周辺の道路を使用した市街地ナイトステージ「豊田SSS」で、アクセス性に優れた特設ステージで多くのファンが迫力ある走りを間近で観戦できます。
参考)開催概要・観戦エリア|世界ラリー選手権フォーラムエイト・ラリ…

WRC 2025 日本大会の参戦チーム


RALLY CARS - ラリー カーズ - Vol.38  TOYOTA COROLLA WRC

 

トップカテゴリーのラリー1クラスには、3メーカーから計10台のマシンがエントリーしています。
参考)WRCジャパン:2025年大会のエントリーリストを発表。計3…

🏆 参戦チーム構成

  • TOYOTA GAZOO Racing WRT:GRヤリス Rally1を5台投入(セバスチャン・オジエ、エルフィン・エバンス、カッレ・ロバンペラ、勝田貴元、サミ・パヤリ)
  • ヒョンデ・シェル・モビスWRT:i20 N Rally1を3台投入(オィット・タナック、ティエリー・ヌービル含む)
  • M-スポーツ・フォード:プーマ Rally1を2台投入

TOYOTA GAZOO Racing WRTは2025年で5年連続、通算9回目のマニュファクチャラーズタイトルを獲得しており、ホームグラウンドでの戦いに大きな期待がかかります。トヨタは市販車のGRヤリスやGRカローラにラリーで培ったものづくりの知見を反映させており、まさに「公道で鍛える」姿勢を体現しています。
参考)TOYOTA GAZOO Racing、ラリージャパン202…

ヒョンデは2025年シーズンに向けて「それなりの変更」を施した新型i20 N Rally1を投入しており、技術的な進化が注目されます。各メーカーがしのぎを削る構図は、観戦する側にとっても見応え十分です。
参考)ヒョンデ、来季WRC投入のRally1車両には「それなりの変…

WRC 2025 日本人ドライバー勝田貴元の挑戦

唯一の日本人トップカテゴリードライバーとして、愛知県長久手市出身の勝田貴元選手(31歳)がTOYOTA GAZOO Racing WRTから18号車で参戦します。
参考)勝田貴元 - Wikipedia

勝田選手はTOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムの1期生として活躍してきた実力者で、コ・ドライバーのアーロン・ジョンストン選手(アイルランド)と組んでGR YARIS Rally1を駆ります。2025年シーズンの開幕戦モンテカルロでは、SS12で今季初のベストタイムを記録し、デフのセッティング変更によってタイヤの接地感とトラクションを向上させるなど、着実な成長を見せています。
参考)2025シーズンWRC開幕!勝田貴元選手はSS12を制するも…

第12戦セントラル・ヨーロピアン・ラリーでは総合4位で大会を終え、「クルマとタイヤに良いフィーリング」と好感触とともにラリージャパンへ向かう姿勢を示しました。地元愛知での戦いとなる今大会では、日本のファンの声援を背に更なる活躍が期待されます。
参考)勝田貴元、好感とともにラリージャパンへ「クルマとタイヤに良い…

勝田選手は2020年からTGR-WRTに加入し、世界トップレベルのドライバーたちと肩を並べて戦い続けている日本の誇りです。ホームラウンドでの走りに注目が集まります。
参考)チーム&ドライバー

WRC 2025 日本のスペシャルステージと観戦エリア

ラリージャパン2025では、全20本のスペシャルステージと16か所の観戦エリアが設置されます。​
📅 日程別の主なステージ構成
11月6日(木)開幕日
シェイクダウン:鞍ヶ池公園(2.75km)で走行テスト実施
SS1:鞍ヶ池公園SSS(午後)
ウェルカムショー:豊田市駅前通りで華やかなオープニングイベント
参考)Uhref="https://www3.forum8.co.jp/topic/rallyjapan151.htm" target="_blank">https://www3.forum8.co.jp/topic/rallyjapan151.htmamp;C FORUM8 Rally Japan 2025 競技…

11月7日(金)山岳ステージ
豊田市・設楽町・新城市を舞台にSS6本・計108.30km
稲武・設楽ステージ(17.08km)、新城ステージ(17.41km)など本格的な公道ラリーを展開​
11月8日(土)恵那・岡崎エリア
恵那SS、笠置山SSで岐阜県エリアの山岳コースを攻略
岡崎中央総合公園で岡崎SSSを開催
参考)観戦チケット2025

11月9日(日)最終日
パワーステージを含む最終決戦
豊田スタジアムサービスパークでは親子1万人招待も実施
参考)「ラリージャパン2025」今年も豊田市が舞台に!【ラリーコラ…

特に今年の目玉は、豊田スタジアム周辺の市街地道路を使用したナイトステージ「豊田SSS」です。市街地での特設コースは迫力満点で、通常の山岳SSとは異なる臨場感を味わえます。また、鞍ヶ池公園SD&SSSや岡崎SSSなど、アクセス性に優れた3か所のスーパースペシャルステージが設けられており、初心者でも観戦しやすい環境が整っています。
参考)観戦エリア・チケットのご案内|Rally Japan

恵那エリアの山岡観戦エリアでは、ラリーカーを追い続けられる特設観戦台が設置され、撮影ポイントとしても人気です。額田SSの千万町楽校観戦エリアも毎年好評で、多様な観戦スタイルが楽しめます。
参考)2025 額田SS (千万町楽校観戦エリア)の観戦情報!!

WRC 2025 日本大会のチケット情報と観戦準備

ラリージャパン2025のチケットは、競技を見ることができる観戦チケットと、車両整備やチームの動きを見ることができるサービスパークの入場券の2種類があります。​
🎫 チケット販売スケジュール(恵那エリア例)

  • 7月17日~8月12日:先行販売(抽選)
  • 8月16日~8月19日:開催市町先行(抽選)
  • 8月23日10時~:一般販売(先着順)​

チケットぴあ公式サイトから申し込みが可能で、観戦エリアごとに細かく種類が分かれています。マイカー乗入観戦券やパーク&ライド(遠隔地駐車+シャトルバス)など、観戦エリアへの交通手段を確定してからチケット購入するのがポイントです。
参考)ラリージャパンをもっと知る|世界ラリー選手権フォーラムエイト…

「ふるさと納税」を利用したチケット設定もあり、実質的にお得な購入が可能です。また、観戦券と現地への交通・宿泊などがセットになったツアーも用意されており、遠方からの観戦を検討している方には便利です。
参考)WRC フォーラムエイト・ラリージャパン2025ツアー

⚠️ 観戦時の注意点

ラリーは山間部で行われるため、公共交通機関が通っていないエリアでの観戦が基本となります。事前の情報収集が成功の大きなカギを握るので、SSのスケジュールや現地での観戦条件、現地へのアプローチ方法をしっかり把握しましょう。​

WRC初心者向けラリー観戦の楽しみ方

ラリー観戦が初めての方でも、いくつかのポイントを押さえれば十分に楽しめます。​
🎬 観戦スタイルの種類
スペシャルステージ(SS)観戦
一般公道を信じられないスピードで駆け抜けるラリーカーを間近で見ることができ、鋭いエンジンサウンド、跳ね上げられる石や埃など、その臨場感は格別です。海外のラリーと違い、日本ではコースサイドのキワキワで自由に観戦できるポイントはほとんどなく、多くのSS区間が周辺道路の渋滞を避けるためにシャトルバスなどのピストン輸送で観戦ポイントに行くスタイルになっています。
参考)ラリージャパンの観戦方法!オンデマンド配信を見ながらリエゾン…

スーパーSSでの観戦
スタジアムや市街地などの特設コースで行われ、2台同時走行が行われる場合は一対一のスリリングなバトルを楽しめます。豊田市SSSや岡崎SSSは加速して駆け抜けていく一瞬を見逃せない迫力があります。
参考)岡崎SSS

サービスパーク
整備中のラリーカーを目の当たりにできるだけでなく、クルーがサインを書いたり、写真を撮ってくれる貴重な機会です。11月9日の豊田スタジアムサービスパークでは親子1万人招待も実施されるので、家族連れにもおすすめです。​
リエゾン区間
一般車両とともに公道を移動するラリーカーを間近で応援でき、クルーもリラックスしている場合が多いため、手を振り返してくれることもあります。給油シーンやガソリンスタンドへの入退場を含むリエゾンを同時に見ることができる場所もあります。
参考)href="https://motor-fan.jp/article/272201/" target="_blank">https://motor-fan.jp/article/272201/quot;ラリーhref="https://motor-fan.jp/article/272201/" target="_blank">https://motor-fan.jp/article/272201/quot;がわからなくても楽しめる!初心者にもオススメな解説…

🎥 オンデマンド配信との併用
現地観戦とJ SPORTSのオンデマンド配信を組み合わせることで、より深くラリーを楽しめます。全体の競技状況を把握しながら、自分が見ているポイントの位置づけを理解できるため、初心者にもおすすめの観戦方法です。
参考)ラリージャパン 視聴&情報収集ガイド

サーキットとは異なり、SSやリエゾンへの移動が必要なラリーでは、空いた時間に地元の名物に舌鼓を打つなど、開催地域の魅力をより深く体験することができるのも大きな魅力です。​
フォーラムエイト・ラリージャパン2025公式サイト
大会の最新情報、チケット購入、観戦エリアの詳細情報はこちら
TOYOTA GAZOO Racing ラリージャパンSPECIALサイト
トヨタチームの情報、関連イベント、グッズ情報が掲載されています
恵那ラリー公式ウェブサイト
恵那エリアの観戦チケット情報、ふるさと納税、宿泊パック情報はこちら

 

 


2003 FIA 世界ラリー選手権 総集編 (字幕版)