

LEDウィンカーに交換するとハイフラが発生するのは、消費電力の違いが原因です。純正の電球は約21Wを消費しますが、LEDバルブは多くの場合3〜5W程度しか使いません。
車のウィンカーリレーは、「回路に流れる電流の大きさ」を検知して点滅速度をコントロールしています。電流が少なくなると、リレーが「球切れ」と判断して点滅を速くします。これがハイフラです。
関連)https://www.otsuka-shokai.co.jp/products/led/qa/high-flasher.html
保安基準では、ウィンカーの点滅回数は「1分間に60〜120回」と定められています。ハイフラが発生すると120回を超えるため保安基準不適合となり、車検に通らなくなります。 放置するべきではありません。
抵抗内蔵タイプのLEDバルブであれば、別途抵抗器を用意する必要はありません。 しかし、抵抗非内蔵のLEDバルブを使用した場合は、外付けでハイフラ防止抵抗を取り付ける必要があります。
関連)https://support.fcl-hid.com/faq/item/haifura
また、シーケンシャルウィンカー(流れるウィンカー)などの社外品LEDに交換した場合も同様です。 純正リレーがそのままでは対応できないため、抵抗器かリレー交換のどちらかが必要です。
抵抗器を使う方法とウィンカーリレーを交換する方法、2つの対策があります。 リレー交換が根本的な解決策ですが、現在の車の多くはリレーが基板に組み込まれているため、事実上「抵抗を付ける」しか選択肢がないケースが大半です。
ハイフラ防止抵抗は、ウィンカーの配線に対して「並列」につなぐのが絶対原則です。 並列とは、プラス線とマイナス線それぞれから分岐して、抵抗の両端をつなぐ方法です。
関連)https://www.diylabo.jp/recipe/recipe-87-2.html
直列につなぐのは完全にNGです。 直列だとLEDが暗くなるだけで、ハイフラはまったく解消されません。「直列に入れてしまったら治らない」という問い合わせが実際に多く寄せられています。
関連)https://kousakujisaku.com/high_flasher/
抵抗に向きはありません。 どちらの端子にプラス線をつなでも問題なく動作します。左右それぞれのウィンカー配線に対して、1個ずつ取り付けるのが基本です。
関連)https://www.diylabo.jp/recipe/recipe-87-2.html
| 接続方法 | 結果 | 正否 |
|---|---|---|
| 並列接続 | 消費電流が増えてハイフラ解消、正常点滅 | ✅ 正解 |
| 直列接続 | LEDが暗くなるだけ、ハイフラ解消されない | ❌ NG |
抵抗本体は通常の走行でも200〜300℃、ハザードを長時間使用した場合は400℃近くまで発熱することがあります。 400℃はハンダが溶け出す温度を超えるレベルです。
関連)https://kousakujisaku.com/high_flasher/
この発熱が原因でPPやゴム製の部品、周囲の配線が溶けたり、最悪の場合は火災につながるケースもあります。 必ず車体の鉄板部分(金属パネル)に直接固定して、熱を逃がす必要があります。
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取り付け時の注意点をまとめると以下の通りです。
関連)https://www.diylabo.jp/recipe/recipe-87-2.html
発熱のリスクを軽減したい場合は、抵抗内蔵型のLEDバルブを選ぶ方法もあります。 バルブ本体に抵抗が組み込まれているため、外付けの発熱リスクを避けられます。
関連)https://www.youtube.com/watch?v=gXTZTuJ9bXs
参考:ハイフラ防止抵抗の発熱・取り付け位置について詳しく解説
ハイフラ対策・ウィンカーLED化による最善策と危険回避 | 工作自作
フロントとリアの両方をLED化した場合、「1個の抵抗で前後両方まとめてカバーしたい」と考える人がいます。これは誤りです。
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3Ωの抵抗を1個で前後分をまとめてカバーしようとすると、熱量は2倍になります。 通常でも400℃近くに達する抵抗が、さらに高温になる計算です。万が一落下や他の配線への接触があれば、火災が確実に起きるレベルの危険性です。
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フロントとリアを両方LED化した場合は、左右それぞれに前後分まとめた抵抗をフロント側の配線に入れるか、または前後それぞれに1個ずつ計4個の抵抗を取り付けるかを検討します。 どちらの方法でも、配線への負担と発熱量のバランスを必ず確認してください。
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これは見落としやすいポイントです。
参考:LEDウィンカー化の具体的な方法・ハイフラ対策の選び方
ウインカーをLED化するならウインカーリレーの交換は必須? | HID屋
LEDウィンカーにはもうひとつの落とし穴があります。球切れが起きても、ハイフラにならない場合があることです。
関連)https://www.taiyakan.co.jp/shop/teine/recommend/995169/
純正電球であれば、バルブが切れると電流の変化でリレーが反応し、点滅が速くなってドライバーに球切れを知らせます。ところがLEDはもともと消費電力が小さいため、球が切れても電流の変化が小さく、リレーが反応しないことがあります。 知らないうちにウィンカーが点灯しない状態で走行していた、というケースが実際に起きています。
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そのため、LEDウィンカー装着後は定期的な目視確認が必要です。 アンサーバック機能(ドア開閉時にウィンカーが点滅する機能)付きの車であれば、乗り降りのたびに点灯を確認する習慣を付けるだけで対策になります。
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また、信頼性の低い格安LEDバルブは不点灯になりやすい傾向があります。 IPFやHID屋など国内で実績のあるブランドの製品を選ぶことで、品質リスクを下げられます。
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参考:LEDウィンカーの注意点・球切れ検知の問題について
LEDウインカーの利点と注意 | タイヤ館