86全塗装の費用と相場
86全塗装の基本情報
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費用相場
トヨタ86の全塗装費用は10万円~20万円が一般的。特殊塗装を選ぶと70万円以上になることも。
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施工期間
通常1ヶ月程度が目安。色替えや繁忙期は1ヶ月半以上かかることも。
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塗装の種類
ソリッド塗装が最も安価で、メタリックやパール塗装は数万円高くなる傾向あり。
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86全塗装の費用相場はいくら?
トヨタ86の全塗装にかかる費用は、一般的に10万円から20万円程度が相場となっています。ただし、業者によっては20万円以上の料金が必要になるケースもあります。全塗装の費用は、選ぶ塗料の種類や施工方法、車の状態によって大きく変動します。
特に注目すべき点として、特殊な塗装を選択する場合は費用が大幅に上昇します。例えば、マジョーラ塗装やキャンディ塗装などの特殊塗装を選ぶと、70万円以上の費用がかかることもあります。これは通常の塗装と比べて、使用する塗料が高価であることや、技術的な難易度が高いことが理由です。
塗装の種類による費用の違いを詳しく見ていくと。
- ソリッド塗装(単色):最も安価な選択肢
- メタリック塗装:ソリッド塗装より4万円~7万円程度高い
- パール塗装:メタリック塗装と同等かやや高め
- キャンディ塗装:特殊塗装の中でも高価な部類
また、車種別の全塗装料金の目安としては、86はMクラスに分類されることが多く、基本価格が60万円前後(税込66万円)となるケースもあります。ただし、これには分解作業、下地作業、2コート塗装、ドア内の塗装、磨き作業などが含まれています。
実際の費用は、施工する業者によっても大きく異なりますので、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。安価な業者を選ぶと塗装の品質が低下する可能性もあるため、価格だけでなく実績や評判も確認することが重要です。
86全塗装の施工期間と工程について
トヨタ86の全塗装にかかる施工期間は、通常1ヶ月程度が目安となっています。ただし、色替えを行う場合や業者の繁忙期には、1ヶ月半以上かかることもあるため、事前に確認が必要です。
全塗装の工程は大きく分けて以下のステップで進められます。
- 車両の受け入れと状態確認:まず車両の現状を詳細にチェックし、傷や凹みなどの状態を確認します。
- 部品の取り外し:ドアミラー、ドアハンドル、エンブレムなどの部品を取り外します。
- マスキング処理:塗装しない部分(ガラスやゴム部品など)を保護するためにマスキングを行います。
- 下地処理:既存の塗装を削り、サビや凹みを修正します。この工程が塗装の仕上がりを大きく左右します。
- プライマー塗装:下地塗料を塗り、塗料の密着性を高めます。
- ベース塗装:実際の色を塗ります。
- クリア塗装:透明な塗料を塗り、光沢と保護を与えます。
- 乾燥・硬化:塗料を完全に乾燥・硬化させます。
- 磨き作業:塗装面を磨いて仕上げます。
- 部品の再取り付け:取り外した部品を元に戻します。
- 最終チェック:全体の仕上がりを確認します。
施工方法によっても期間は変わります。部品を外さずにマスキング処理だけで行う簡易的な塗装は比較的短期間で済みますが、部品を取り外して行う本格的な塗装はより長い時間がかかります。
また、代車が必要な場合は、別途料金が発生することがあります。長期間車を使用できなくなるため、事前に代車の有無や料金について確認しておくことをおすすめします。
塗装後は、塗料が完全に硬化するまでに1~2週間ほどかかるため、この期間は洗車を控えるなど、取り扱いに注意が必要です。
86全塗装の塗料の種類と特徴
トヨタ86の全塗装を検討する際、塗料の種類によって仕上がりの質感や耐久性、そして費用が大きく異なります。主な塗料の種類とその特徴について詳しく見ていきましょう。
1. ソリッド塗装(単色塗装)
最も基本的な塗装タイプで、単一の色で塗装します。
- 特徴:均一な色合い、シンプルな仕上がり
- メリット:比較的安価、補修がしやすい
- デメリット:深みや立体感に欠ける
- 費用目安:最も安価な選択肢(基本価格)
2. メタリック塗装
塗料に金属粉を混ぜ込み、光の当たり方によって色の見え方が変わる塗装です。
- 特徴:光の角度によって明るさが変化する
- メリット:高級感がある、傷が目立ちにくい
- デメリット:補修が難しい
- 費用目安:ソリッド塗装より4万円~7万円程度高い
3. パール塗装
塗料に雲母(うんも)などの粒子を混ぜ込んだ塗装です。
- 特徴:深みと輝きがある、高級感のある仕上がり
- メリット:上質な光沢感、存在感がある
- デメリット:補修が難しい、傷が目立ちやすい
- 費用目安:メタリック塗装と同等かやや高め
4. キャンディ塗装
下地にメタリックやパール塗装を施し、その上に透明な着色塗料を重ねる特殊な塗装方法です。
- 特徴:奥行きと深みのある色合い
- メリット:独特の高級感、カスタム感が強い
- デメリット:非常に高価、補修が極めて困難
- 費用目安:特殊塗装の中でも高価(通常の塗装の2~3倍)
5. マジョーラ塗装
見る角度によって色が変化する特殊な塗装です。
- 特徴:角度によって全く異なる色に見える
- メリット:非常に個性的、他にない存在感
- デメリット:非常に高価、補修がほぼ不可能
- 費用目安:70万円以上かかることも
6. マット塗装
光沢を抑えた艶消し仕上げの塗装です。
- 特徴:艶がなく、落ち着いた質感
- メリット:高級感と個性的な外観
- デメリット:傷が付きやすい、メンテナンスが難しい
- 費用目安:通常塗装より高価
86の純正カラーを再現する場合は、オリジナルの塗装タイプ(多くはメタリックやパール)を選ぶことで、違和感のない仕上がりになります。一方、個性を出したい場合は、マット塗装やキャンディ塗装など、特殊な塗装を選ぶこともできます。
塗料の選択は、予算だけでなく、将来的なメンテナンスのしやすさも考慮して決めることをおすすめします。特殊な塗装ほど補修が難しくなるため、使用環境や維持の手間も検討しましょう。
86全塗装のメリットとデメリット
トヨタ86の全塗装を検討する際は、そのメリットとデメリットを十分に理解しておくことが重要です。ここでは、全塗装を行うことによる利点と注意点について詳しく解説します。
【メリット】
- 外観の大幅な改善
- 経年劣化した色合いを新車時の状態に戻すことができます
- 紫外線や環境要因によって劣化した塗装が新しくなり、見た目が格段に向上します
- 小さな傷や擦り傷も同時に修復できます
- 個性の表現
- 好みの色に変更することで、車の個性を強調できます
- 他の86オーナーとの差別化が図れます
- 純正にはない特殊な塗装を施すことも可能です
- 愛車の長期保有
- 外観を新しくすることで、愛着が増し、長く乗り続けたいという気持ちが強まります
- 適切な塗装は車体の保護にもなり、錆の発生を防ぎます
- 部分的な修理よりも統一感がある
- 部分補修と違い、全体的に均一な仕上がりになります
- 色ムラや経年変化の差が出ません
【デメリット】
- 高額な費用
- 全塗装は10万円から20万円程度の費用がかかり、特殊塗装を選ぶとさらに高額になります
- 予算に余裕がない場合は大きな負担になります
- 査定額への悪影響
- 全塗装、特に色替えを行うと、車の査定額が下がる可能性が高いです
- オリジナルの色から変更することで、カスタムカー扱いとなり、買い取り価格が減額されることがあります
- 特に人気のない色に変更すると、売却時に不利になります
- 長い施工期間
- 全塗装には通常1ヶ月程度の期間がかかります
- その間は車を使用できないため、代車が必要になります
- 代車費用が別途発生することもあります
- 塗装の品質リスク
- 安価な塗装業者を選ぶと、塗装の品質が低下し、色褪せや剥がれが早くなることがあります
- 信頼できる業者を選ぶことが非常に重要です
- メンテナンスの手間
- 特殊塗装を選んだ場合、日常のメンテナンスが難しくなることがあります
- マット塗装などは通常の洗車方法が使えないケースもあります
全塗装を検討する際は、これらのメリットとデメリットを総合的に判断し、自分のライフスタイルや将来の計画に合わせて決断することが大切です。特に、将来の売却を考えている場合は、査定への影響を十分に考慮する必要があります。
86全塗装と部分修理の比較と選び方
トヨタ86のボディに傷や劣化が生じた場合、全塗装と部分修理のどちらを選ぶべきか迷うことがあります。ここでは両者の違いと、状況に応じた適切な選択方法について解説します。
全塗装と部分修理の比較
項目 |
全塗装 |
部分修理 |
費用 |
10万円~20万円(特殊塗装は70万円以上) |
3万円~10万円程度(範囲による) |
期間 |
約1ヶ月 |
数日~2週間程度 |
仕上がり |
全体的に均一 |
部分的に新しい |
車の価値 |
色替えの場合は下がる可能性あり |
純正色での修理なら影響少ない |
適している状況 |
全体的な劣化、多数の傷 |
局所的な傷や凹み |
全塗装が適している状況
- 全体的な塗装の劣化がある場合
- 塗装の色あせや艶の消失が車体全体に見られる
- 経年劣化により、塗装の状態が全体的に悪化している
- 多数の傷や凹みがある場合
- 複数箇所に傷や凹みがあり、部分修理を繰り返すと費用が高くなる
- 雹害など、車体全体にダメージを受けている
- イメージチェンジを望む場合
- 長期保有を予定している場合
- 今後も長く乗り続ける予定がある
- 見た目を新車同様に戻したい
部分修理が適している状況
- 局所的な傷や凹みの場合
- 特定の部位(バンパーやドアなど)にのみ傷がある
- 比較的新しい車で全体的な劣化がない
- 予算に制約がある場合
- 全塗装の費用を捻出できない
- 必要最低限の修理で済ませたい
- 短期間で修理を完了させたい場合
- 近い将来の売却を考えている場合
- 純正色での部分修理は査定に大きな影響を与えない
- 全塗装よりも投資回収がしやすい
選択のポイント
- 車の状態を客観的に評価する
- 傷や劣化の範囲と程度を確認
- 複数の業者に見てもらい、適切な修理方法についてアドバイスを受ける
- 予算と期間を考慮する
- 全塗装は高額で時間がかかることを理解する
- 部分修理でも十分な場合は無駄な出費を避ける
- 将来の計画を考える
- 長期保有予定なら全塗装も選択肢に
- 売却予定なら純正色での部分修理が有利
- 業者選びを慎重に行う
86の場合、スポーツカーとしての魅力を維持するために外観は重要な要素です。全体的な劣化が進んでいる場合や、個性的な外観にしたい場合は全塗装を検討し、局所的な傷の修理や予算に制約がある場合は部分修理を選ぶことで、コストパフォーマンスの高い選択ができるでしょう。
86全塗装の業者選びのポイントと注意点
トヨタ86の全塗装を依頼する際、業者選びは仕上がりの品質を大きく左右する重要な要素です。ここでは、信頼できる塗装業者を選ぶためのポイントと注意点について詳しく解説します。
業者選びの重要ポイント
- 実績と専門性
- スポーツカーや86の塗装実績が豊富な業者を選ぶ
- 過去の施工例(ビフォーアフター写真)を確認する
- 86の純正カラーに精通しているかを確認する
- 口コミと評判
- インターネットの口コミサイトや86オーナーズクラブなどでの評判を調べる
- SNSでの評価や投稿内容をチェックする
- 可能であれば実際に施工した車両を見せてもらう
- 設備と技術力
- 専用の塗装ブースを持っているか
- 最新の塗装設備を導入しているか
- 熟練の技術者が在籍しているか
- 見積もりの透明性
- 詳細な見積書を提示してくれるか
- 追加料金の可能性について明確に説明してくれるか
- 見積もり内容に含まれる作業範囲が明確か
- アフターサポート
- 塗装後の保証内容と期間
- 不具合が生じた場合の対応方針
- メンテナンスに関するアドバイスの提供
見積もり時の確認事項
見積もりを取る際には、以下の項目が含まれているか確認しましょう。
- 基本料金(車種別の全塗装料金)
- 下地処理の内容と費用
- 使用する塗料の種類と品質
- 部品の取り外し・取り付け費用
- ドア内部や見えない部分の塗装の有無
- 磨き作業の有無と内容
- 施工期間
- 代車の有無と料金
- 保証内容と期間
注意すべき赤信号
以下のような業者は避けるべきです。
- 極端に安い価格を提示する業者(品質が低い可能性が高い)
- 見積もりが曖昧で詳細を説明しない業者
- 施工期間が異常に短い業者(工程を省略している可能性)
- 保証内容が不明確な業者
- 連絡が取りにくい、対応が不誠実な業者
業者との打ち合わせのコツ
- 具体的な要望を伝える
- 希望する色や仕上がりのイメージを明確に伝える
- 参考になる写真や実車があれば示す
- 特に気になる部分(傷や凹みなど)を具体的に指摘する
- 質問を積極的に行う
- 使用する塗料のメーカーや種類
- 作業工程の詳細
- 過去のトラブル事例とその対応
- 契約前の最終確認
- 見積書の内容を再確認
- 施工スケジュールの確認
- 支払い条件の確認
全塗装は高額な投資となるため、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。最も安い業者を選ぶのではなく、価格と品質のバランスが取れた業者を選ぶことが重要です。
特に86のような人気スポーツカーは、塗装の質が車の魅力を大きく左右します。信頼できる業者に依頼することで、満足度の高い仕上がりを実現し、愛車の価値を高めることができるでしょう。
全塗装の料金表と詳細情報