サインハウス インカムでバイクツーリングが変わる全知識

サインハウス インカムでバイクツーリングが変わる全知識

サインハウス インカムをバイクで使いこなす完全ガイド

他社インカムの仲間と走っていても、B+COMは2台まで同時に繋いで通話できます。


この記事でわかること
🏍️
B+COMとは何か?

サインハウスが手がける国内シェアNo.1のバイク用Bluetoothインカム。音質・操作性・他社互換性で支持される理由を解説します。

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モデル別の違いと選び方

SB6XR・ONE・TALK・PLAY ZERO・SX1の5モデルを価格・機能・用途で比較。あなたの走り方に合ったモデルがわかります。

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他社インカムとの接続・使いこなし術

異なるメーカーのインカムを使う仲間とも繋がれるユニバーサル機能の使い方や、取り付け・設定の注意点まで紹介します。


サインハウスとB+COMの基本:なぜバイク乗りに選ばれるのか




サインハウス(SYGN HOUSE)は、神奈川県川崎市に本社を置く1987年創業のバイク用品メーカーです。創業以来「日本人のバイク乗りのリアルなニーズに応える」をコンセプトに製品開発を続けており、その代表作が「B+COM(ビーコム)」シリーズのバイク用Bluetoothインカムです。


B+COMはバイク用インカム市場において国内シェアNo.1を獲得しており、ツーリング先のバイクパーキングやサービスエリアで見かける機会が非常に多いブランドです。なぜここまで支持されているのか、まずはその背景を理解しておきましょう。


最大の特徴のひとつが「音質へのこだわり」です。バイク走行中は風切り音やエンジン音などのノイズが常に発生していますが、B+COMのプレミアムモデルには「B+COM SOUND SYSTEM」と呼ばれる独自の音響技術が搭載されています。大出力D級アンプと高磁力ネオジムマグネットを採用したスピーカーにより、高速走行時でもクリアな音声が確保できます。これは実際に使ったユーザーから「他社と比べて音声の聴き取りやすさがダントツ」と評価される点です。


つまり、走っている状況でもちゃんと聞こえるというのが基本です。


次に注目すべきが操作性の設計思想です。グローブをつけたまま片手で操作できるボタン配置、日本語音声ガイダンスによる状態把握、電源ON時に必ず電池残量を音声でお知らせする機能など、「実際にバイクに乗りながら使う」ことを徹底的に想定した設計になっています。普段のツーリングで手を止めることなく操作できる点は、安全面でも大きなメリットです。


また、防水性能についても高い水準を持っています。B+COM ONEはIP67相当の防水性能を持ち、規定の圧力と時間で水中に浸漬しても有害な影響を受けないレベルです。突然の雨やゲリラ豪雨でも基本的には問題ありません。ただし台風並みの豪雨や、経年劣化した防水パッキンの状態によっては浸水の可能性があるため、定期的な点検は必要です。


防水は安心の条件です。


参考:サインハウス公式 B+COM製品ラインナップ


サインハウス公式サイト|B+COMシリーズ一覧(各モデルの詳細スペックが確認できます)


サインハウス インカムのモデル別比較:自分に合う1台の選び方

2026年2月時点でサインハウスが展開するB+COMの主なラインナップは5モデルです。価格帯・機能・用途が明確に異なるため、「なんとなく高いやつにしておこう」という選び方をすると後悔しやすくなります。それぞれの特徴を整理しておきましょう。


まず最上位機種にあたるB+COM SB6XR(シングルUNIT:47,300円・税込)は、ハイエンドモデルとして位置づけられていましたが、世界的な半導体不足と材料・製造コストの高騰を理由に2025年12月で生産終了となりました。流通在庫はあるものの、在庫がなくなり次第販売終了です。このモデルの最大の特徴は「聴きトーク機能」で、インカム通話をしながら同時に音楽やナビの音声を聴ける唯一のモデルです。2つのBluetoothチップを搭載することでこの同時使用を実現しています。最大6人同時通話、連続使用時間はインカム通話で約22時間と業界トップクラスのスペックを誇ります。


次がB+COM ONE(34,980円・税込)です。SB6XRから「聴きトーク機能」を省いたスタンダードモデルですが、高音質スピーカー・6人同時通話・IP67防水・最大18時間のバッテリーなど、日常ツーリングに必要な機能はすべて揃っています。なお、こちらも2026年1月で生産終了が発表されており、在庫がなくなり次第終売となります。


価格差は約1万2,000円です。


B+COM TALK(21,780円・税込)はエントリーモデルです。「ちょうどよいインカム」として設計されており、インカム通話・音楽再生・スマートフォン音声認識など基本機能を備えつつ、コンパクトなボディ(9.5cm)でコストを抑えています。バッテリーはインカム通話で最大11時間、音楽再生で最大12時間と日帰りツーリングには十分な容量です。グループ走行に対応しており、ペアリング済みの2台セット(ペアUNIT)も販売されています。


B+COM PLAY ZERO(13,970円・税込)はソロライダー向けのモデルです。マイクを省くことで価格を抑えており、「音楽やナビを聴ければいい」という使い方に特化しています。インカム通話はできないため、グループツーリングでは使えません。一人でのんびり走ることが多い方にはコスパが高い選択肢です。


B+COM SX1(48,400円・税込)は2024年4月発売の新モデルで、SHOEIのヘルメット専用装着機構「SHOEI COMLINK」に対応したビルトインタイプです。SHOEI社のNEOTEC 3やGT-Air 3などのCOMLINK対応ヘルメットへすっきりとビルトインでき、見た目はほぼインカム非搭載と変わらないほどのスリムさが特徴です。インカム通話時間は最大約20時間。ただしSHOEI COMLink対応ヘルメット専用のため、他メーカーのヘルメットには使えません。


これが条件です。


モデル 価格(税込) 最大通話人数 バッテリー(通話) 聴きトーク 特徴
SB6XR 47,300円〜 6人 約22時間 ✅ 生産終了(在庫限り)
ONE 34,980円 6人 約18時間 ❌ 生産終了(在庫限り)
SX1 48,400円 6人 約20時間 ✅ SHOEI COMLINK専用
TALK 21,780円 4人 約11時間 ❌ エントリーモデル
PLAY ZERO 13,970円 通話不可 — ❌ ソロ・音楽専用


「どれを買えばよいか迷う」という場合のシンプルな目安は次のとおりです。グループツーリングが多く、先導役を担うことがある方や、ナビを聞きながら仲間と会話したい方はSX1またはSB6XR(在庫品)が最適です。コスパ重視でグループ通話もしたいならONE(在庫品)またはTALK、一人乗りで音楽・ナビ専用ならPLAY ZEROという選択になります。


サインハウス公式|目的から探せるB+COM選びかたガイド(用途・機能・使用シーン別の詳細比較)


サインハウス インカムの他社接続機能:グループが混在しても繋がる仕組み

バイク仲間が全員B+COMユーザーとは限りません。ツーリング仲間の中にSENA(セナ)やDAYTONA(デイトナ)など他社インカムを使っている人がいる場合、「繋がらないかも」と不安に思うライダーも多いです。しかしここがB+COMの大きな強みのひとつです。


B+COM SB6XR・ONE・SX1には「ユニバーサルインターコール」機能が搭載されており、他社製インカムとのBluetooth接続(インターコム通話)が可能です。操作はシンプルで、B+COMのB2ボタンを長押しして赤点滅状態にし、相手側のインカムでユニバーサルインターコールの操作を行い、2台を近付けるだけです。


さらに注目したいのが「ユニバーサルインターコール・レシーブ接続」機能です。これはB+COM独自の機能で、他社インカム最大2台を同時に接続できる業界唯一の機能です。しかもスマートフォンとの接続を維持したまま他社インカムと通話できるため、音楽やナビを聴きながら異なるメーカーのインカムを使う仲間と同時に会話することが可能です。


これは使えそうです。


ただし注意点もあります。インカムのシステムや機種によっては接続できない場合があり、特に3台以上の他社インカムを同時に繋ごうとすると、1台目を繋げると2台目の接続が切れるといったトラブルが報告されています。ユニバーサル接続は「B+COM+他社2台まで」が現実的な上限と考えておきましょう。


また、初回接続(ペアリング)がうまくいかない場合は、必ず「オールリセット」を実行してから取扱説明書の手順でやり直すのが鉄則です。ペアリング情報が残った状態での再ペアリングは失敗しやすくなります。リセットは条件です。


スマートフォンアプリ「B+COM U Mobile APP」(iOS・Android対応)を使えば、ペアリング情報や接続状況の「見える化」が可能です。ツーリング出発前に誰か1人のスマホ操作だけでグループ通話を設定できるため、複数台の接続管理が格段に楽になります。


サインハウス公式|B+COM ユニバーサル接続機能解説(他社インカムとの接続手順と対応機種の詳細)


サインハウス インカムのヘルメット取り付け方法と注意点

B+COMを購入したのに取り付けで悩んでしまうケースは少なくありません。取り付け自体は難しくありませんが、いくつか知っておくべきポイントがあります。


基本的な取り付け構成はシンプルです。ヘルメットの外側にインカム本体をベースプレートで固定し、ヘルメット内部の耳の位置に相当するイヤースペースにスピーカーをセット、マイクをヘルメット前部の口周辺に配置します。ベースプレートは両面テープとベルクロ(面ファスナー)で固定する方式が一般的で、特別な工具は不要です。


マイクの種類はヘルメットの形状で選びます。フルフェイスヘルメットやシステムヘルメットにはワイヤーマイク、ジェットヘルメットやオープンフェイスにはアームマイクが適しています。B+COM SB6XRには両方が付属しますが、B+COM ONEは購入時にどちらかを選ぶ必要があります(追加購入で変更は可能)。


スピーカーの取り付け位置はできる限りヘルメット前方、あご紐の根元側へ寄せると音がクリアに聞こえやすくなります。耳のイヤースペースの中央に置くよりも、やや前方に寄せた位置がベストです。これが音質の体感差に直結するため、微調整する価値があります。


インカム本体の取り付け位置はヘルメットの左側面です。右利きの場合でも左手で操作する設計になっているためです。走行中に右手でボタンを操作するとアクセルから手が離れてしまうため、安全面から左側固定が原則です。


注意が必要なのは、すべてのヘルメットにすべてのB+COMが取り付けられるわけではない点です。ヘルメットの形状や内装の構造によっては、スピーカーが収まらなかったり、マイクの固定ができなかったりするケースがあります。サインハウス公式サイトでは主要ヘルメットメーカーのモデルごとに取り付け方法を写真付きで公開しており、購入前に自分のヘルメットが対応しているか確認しておくのが賢明です。


また、旧型のSB6Xのアクセサリー(スピーカー・マイク・ベースプレートなど)はSB6XRと互換性があるため、SB6Xからのアップグレードの場合はパーツをそのまま流用できます。ただしフェイスプレートはSB6XR専用設計のため流用不可です。これだけは例外です。


サインハウス公式|ヘルメット取付情報(主要モデル別の詳細な取り付け手順と写真)


サインハウス インカムを使った独自視点:ソロライダーこそB+COMが活きる理由

B+COMはグループ走行でのインカム通話が主な用途として語られることが多いですが、実はソロライダーにとってもその価値は非常に高いです。この点は検索上位の記事ではあまり掘り下げられていない独自の視点です。


最もわかりやすいメリットはスマートフォンのナビと連携した音声案内の受信です。スマートフォンを取り出して画面を確認する行為は、走行中の脇見運転に繋がるリスクがあります。B+COMと接続しておけば、Google マップやYahoo!カーナビの音声案内がヘルメット内のスピーカーから直接聞こえてくるため、視線を前方に保ちながら安全にナビを活用できます。


次に着信対応です。走行中に突然スマートフォンに電話がかかってきた場合、ポケットや防水バッグからスマートフォンを取り出す行為は法律上の問題(走行中の携帯電話操作は違反行為)と事故リスクの両方が存在します。B+COMはヘルメットに固定されているため「手で保持」の要件を満たさず規制対象外です。ワンプッシュでハンズフリー通話に応答できるため、停車する手間なく安全に対応可能です。


ハンズフリーが条件です。


音楽・ラジオを楽しめる点も見逃せません。ヘルメット内のスピーカーは外耳道に差し込むタイプのイヤホンと違い、耳の外に音が届く「開放型」に近い設置方法です。そのため走行中も周囲の環境音(クラクションや救急車のサイレンなど)を拾いやすく、音楽を楽しみながら安全確認ができるという特性があります。サインハウス公式のオプションパーツの注意書きにも「周囲の音を正しく認識できる安全な音量」での使用を呼びかけており、このあたりは意識しておきたい点です。


さらに、スマートフォンの音声認識(SiriやGoogleアシスタント)との連携も可能です。走行中にマイクへ話しかけるだけで目的地設定や電話発信などの操作ができます。これはグローブをつけたままでは画面操作が難しい状況で特に効果的です。


ソロでの長距離ツーリングほど、インカムの恩恵を実感しやすいです。「通話機能は要らないかも」と考えてPLAY ZEROを検討中の方も、NAVIや電話対応を含めたソロ活用まで考えると、TALKやONEを選んだほうが中長期的にはコスパが高くなるケースが多いです。


サインハウス公式|ソロでもB+COM!活用例&使いこなし術(ひとり走りでのインカム活用方法を解説)


サインハウス インカムのバッテリー管理と長持ちさせる使い方

インカムを実際に使い始めてから「バッテリーが思ったより早く切れた」という声は少なくありません。B+COMのバッテリーは高いスペックを持っていますが、使い方によっては公称値を大きく下回ることもあります。長く快適に使うために知っておきたいポイントを整理します。


まず、公称バッテリー時間はあくまで「単体稼働」での目安です。B+COM ONEの場合、インカム通話で最大18時間、音楽再生で最大20時間とされていますが、これはそれぞれ単独の機能を使った場合の数値です。インカム通話をしながら音楽を聴く、さらにナビの音声も受け取るというマルチな使い方をすると、実際には8〜12時間程度になることが多いです。実際にWebikeの口コミでは「ナビ主体で音楽を時々聴く8時間のツーリングで残量80%程度」という報告もあり、使い方次第で大きく変わることがわかります。


「最大18時間=終日使える」は条件付きです。


バッテリーを長持ちさせるための実践的なポイントとして、まず「未使用時は電源をOFFにする」ことが基本です。走行停止中(休憩・食事・宿泊)にそのまま電源を入れっぱなしにしておくと、スタンバイ状態でも少しずつバッテリーを消費します。次に充電はUSB Type-C端子からおこなえますが、急速充電には対応していないため、充電時間は約2時間を確保する必要があります。朝の出発前に必ず満充電にしておくことが最重要事項です。


充電が基本です。


また、経年でバッテリーは劣化します。B+COM本体の保証期間は購入日から1年間です。2年以上使用するとバッテリーの容量低下が顕著になってくるケースがあります。サインハウスではカスタマーサポートで修理対応・補修部品の販売を継続しているため、バッテリー交換が必要になった場合はサポートセンターへ相談するのが正解です。


冬季の寒冷環境でもバッテリー性能は低下します。気温が低いとリチウムポリマーバッテリーは一時的に容量が落ちるため、冬ツーリングでは夏場より早くバッテリー残量が減ることを想定しておきましょう。モバイルバッテリーをタンクバッグに忍ばせておくのが、冬のツーリングライダーの間では定番の対策です。


B+COM ONEには電源ON時に日本語音声でバッテリー残量をお知らせする機能があります。これを活用してツーリング前に必ず確認し、残量が少ない状態での出発を避けることが基本の使い方です。


サインハウス公式FAQ|通話可能距離とバッテリー関連の注意事項(公式見解が確認できます)




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