

自転車で旅するのに、スピードが速いロードバイクを選ぶと損をします。
ツーリングバイクとは、日帰りから数週間に渡る自転車旅に対応するために設計された専用自転車のことです。 一般的なロードバイクが速さを最優先にしているのに対して、ツーリングバイクは「長時間乗っても疲れにくいこと」「荷物をたっぷり積めること」「どんな路面でも走れること」の三点を重視して設計されています。 touring-shimanami(https://touring-shimanami.com/touringbike/)
特筆すべきは積載能力の高さです。 フレームには「ダボ穴」と呼ばれるネジ穴が多数備えられており、フロント・リアキャリア(荷台)を装着することで、テントや寝袋などのキャンプ道具を含む大量の荷物を自転車で運べます。 これが基本です。 touring-shimanami(https://touring-shimanami.com/touringbike/)
フレームの素材には、クロムモリブデン鋼(クロモリ)が多く採用されています。 クロモリはアルミよりも重いですが、振動をよく吸収する性質があり、長距離・長時間のライドで路面からの衝撃が体に伝わりにくいという大きなメリットがあります。 旅自転車向きの素材です。 gakitama(http://www.gakitama.com/randona.htm)
ツーリングバイクはロードバイクのような高速巡航は不得意です。しかし「楽しく旅を続けられる」という観点では、ロードバイクを大きく上回る実力を持っています。目的地への「到達速度」よりも「旅の快適さ」を優先する人に向いた自転車です。 touring-shimanami(https://touring-shimanami.com/touringbike/)
| 自転車タイプ | 主な目的 | 積載能力 | タイヤ幅 | フレーム重量目安 |
|---|---|---|---|---|
| ツーリングバイク(ランドナー) | 長距離旅・キャンプ | ◎(パニアバッグ対応) | 35〜47mm | 11〜15kg |
| グラベルロード | 砂利道・ショートツーリング | ○(バイクパッキング) | 32〜42mm | 9〜12kg |
| ロードバイク | 舗装路の高速走行 | △(キャリア取付不可が多い) | 23〜30mm | 7〜10kg |
| マウンテンバイク | オフロード走行 | △(荷台付けられるモデル限定) | 50〜80mm | 12〜16kg |
「ツーリングバイク」と一口に言っても、旅のスタイルによって最適な種類が大きく変わります。 まずは代表的な3種類の特徴を押さえておきましょう。 touring-shimanami(https://touring-shimanami.com/touringbike/)
ランドナーはフランス発祥の旅専用自転車で、1970〜80年代の日本のサイクリングブームを牽引した伝統的な一台です。 クロモリフレームにタイヤ幅35〜47mm、泥除け・前後キャリアが標準装備のモデルも多く、重い荷物を積んで何泊もするロングツーリングに最適です。 一般的なロードバイクの車重が10kg以下なのに対し、ランドナーは11〜15kgと重めです。 daiwa-cycle.co(https://www.daiwa-cycle.co.jp/feature/1475)
グラベルロードはオフロードも走れる現代的なスポーツバイクで、バイクパッキングスタイルとの相性が抜群です。 キャリア用のダボ穴がないモデルも多く、容量の大きなサドルバッグやフレームバッグで荷物を運ぶスタイルが主流です。 スピードと悪路走破性のバランスが良く、近年急速に人気が高まっています。 touring-shimanami(https://touring-shimanami.com/touringbike/)
初めてツーリングバイクを選ぶ際に、まず確認すべきポイントが3つあります。これを見逃すと「買い直し」になりかねません。
① ダボ穴の有無と位置を必ずチェック
ダボ穴とは、キャリアやボトルケージを取り付けるためのネジ穴のことです。 フロントフォークやリアエンドにダボ穴があれば、前後にキャリアを装着できます。ダボ穴がないと、荷台を付けられないのです。ロードバイクにはこの穴がないモデルが多く、「ロードバイクをツーリング仕様にしようとしたら荷台が付けられなかった」という失敗談は非常に多いです。 touring-shimanami(https://touring-shimanami.com/touringbike/)
② ギアの枚数:多いほど坂に強い
何泊もする本格ロングツーリングには、フロントギアが3段の「フロントトリプル」がおすすめです。 ギアの選択肢が広がることで、急な坂道でも荷物を積んだ状態でペダルを回し続けられます。 フロントダブル(2段)でも日常サイクリング〜1泊程度なら問題ありません。 daiwa-cycle.co(https://www.daiwa-cycle.co.jp/feature/1475)
③ タイヤ幅:日本の道なら35〜40mmが最適
日本の公道は基本的によく舗装されているため、タイヤ幅は35〜40mm程度あれば十分です。 40mm以上なら砂利道や軽いオフロードも走破できます。 細すぎるタイヤは乗り心地が硬く、荷物を積んだ状態での安定性も落ちるため、ツーリング用途では不向きです。 daiwa-cycle.co(https://www.daiwa-cycle.co.jp/feature/1475)
💡 購入前チェックリスト
- フロント・リアフォークにダボ穴があるか
- フロントトリプルかダブルか(旅の期間による)
- タイヤ幅は35mm以上か
- キャリア・泥除け・スタンドが標準装備か別途購入か
- 適応身長に自分のサイズが含まれているか
スポーツバイク専門店でスタッフに旅のスタイルを伝えてから相談すると、失敗が少なくなります。 touring-shimanami(https://touring-shimanami.com/touringbike/)
参考:ランドナーの選び方と人気モデルの詳細スペックを確認できる専門サイト
【2025年】ランドナーのおすすめ6選|選び方や専門店を紹介 - CYCLE HACK
荷物の積み方ひとつで、走行の安定性や快適さが大きく変わります。 ツーリング自転車の積載スタイルは大きく分けて2種類です。 touring-shimanami(https://touring-shimanami.com/touringbike/)
サイドバッグ(パニアバッグ)スタイルは、キャリアに装着したサイドバッグで荷物を運ぶ最もオーソドックスな方法です。 代表格のドイツブランド「Ortlieb(オルトリーブ)」のサイドバッグは片側20L・耐荷重9kgのモデルがあり、4つ装着すれば80L相当の荷物が運べます。 完全防水の設計で、大雨の中でも荷物が濡れない安心感があります。 touring-shimanami(https://touring-shimanami.com/touringbike/)
重心が低くなるというメリットも見逃せません。 背中にリュックを背負うスタイルと比較すると、重心が体から自転車へ移ることで走行が安定します。 慣れると荷物を積んでいる方が「まっすぐ走りやすい」と感じるほどです。 touring-shimanami(https://touring-shimanami.com/touringbike/)
バイクパッキングスタイルは、サドルバッグ・フレームバッグ・ハンドルバッグをキャリアなしで装着するスタイルです。 キャリア分の重量が省けるため軽量化でき、ロードバイクなどダボ穴のない自転車でも実践できます。 ただし積載容量はサイドバッグに劣ることが多く、キャンプ道具一式を積むには工夫が必要です。 touring-shimanami(https://touring-shimanami.com/touringbike/)
自転車に荷物を積む際、法律上の上限があることは意外と知られていません。道路交通法では自転車の積載重量は最大30kgまでと規定されており、違反すると2万円以下の罰金または科料になります。 JIS規格ではクラスによって10kgまたは18kgと定められているモデルもあるため、取扱説明書での確認が必要です。 webc.sjc.ne(https://webc.sjc.ne.jp/chuo/blocke_pdf/10082/43402?path=1883%2Fblocke_65c5be8c9f2ef.pdf)
積載の基本ルールは「重心を低く、中心に」です。 重い荷物をバイクの中央・下部に配置し、左右のバランスを揃えることが安定走行のポイントです。 adventureleo-kyoto(https://adventureleo-kyoto.com/sekisai/)
参考:自転車ツーリングの積載ルールと注意点がわかるPDF資料
バイクライダーが「タンク満タンでどこまでも」行けるように、自転車ツーリストには「輪行」という強力な移動術があります。 輪行とは、自転車を分解して専用の輪行袋に収納し、鉄道・飛行機・船などの公共交通機関に持ち込む方法です。 これを活用すれば、北海道や九州など遠方のツーリングも現実的になります。 touring-shimanami(https://touring-shimanami.com/touringbike/)
ランドナーは輪行のしやすさも考慮して設計されているモデルが多く、「フォーク抜き輪行」という方法でフレームをよりコンパクトにまとめられます。 「デモンタブル」と呼ばれるフレームを二分割できる機構を持つモデルもあり、大型の輪行袋なしで電車に乗れます。 touring-shimanami(https://touring-shimanami.com/touringbike/)
輪行時の荷物問題も解決策があります。キャンプ道具類は宅配便で現地のヤマト運輸の営業所留めで事前に送り、現地到着後に受け取るという方法が実践的です。 帰路は逆に自宅へ送れば、身軽に輪行ができます。 これは使えそうです。 touring-shimanami(https://touring-shimanami.com/touringbike/)
バイクと自転車のツーリングを組み合わせる「バイク&サイクルツーリング」も近年増えています。 バイクでは入れない狭い路地や自然の小道を自転車で探索することで、旅の深みが増します。 バイクのトランポ(バイク積載トラック)ならぬ「自転車積載キャリア」をバイクに装着し、目的地まで自転車を運んでから乗り換えるスタイルも実践者がいます。 youtube(https://www.youtube.com/watch?v=LI36YPcTKqA)
「どのブランドを選べばいいか」は、ツーリング初心者が最も悩むポイントの一つです。ここでは特に信頼性の高い定番ブランドを紹介します。
🇯🇵 アラヤ(ARAYA)は日本のツーリングバイク文化を長年牽引してきた老舗ブランドです。 1903年創業の新家工業株式会社によるブランドで、「Touriste」「Federal」などの現行モデルは、今でも新車で入手できる数少ない量産型クラシカルツーリングバイクです。 日本の道路事情に合わせた設計が信頼感につながっています。 touring-shimanami(https://touring-shimanami.com/touringbike/)
🇺🇸 Surly(サーリー)は1998年設立のアメリカ・ミネソタ州のブランドで、世界一周サイクリストの間で圧倒的なシェアを誇ります。 クロモリフレームにモダンなデザインを組み合わせた「Bridge Club」は、サイドバッグからバイクパッキングまでどんなスタイルにも対応できる万能モデルです。 touring-shimanami(https://touring-shimanami.com/touringbike/)
🍁 Kona(コナ)はカナダ・バンクーバー出身のブランドで、アドベンチャー系の「ROVE」シリーズが有名です。 スチールとアルミの両フレームモデルをリーズナブルな価格で展開しており、初めての旅自転車としても選びやすいラインナップです。 touring-shimanami(https://touring-shimanami.com/touringbike/)
価格帯の目安:
- エントリーモデル:5〜10万円(クロスバイクのカスタム、コーダーブルームKESIKI Touringなど) daiwa-cycle.co(https://www.daiwa-cycle.co.jp/feature/1475)
- ミドルクラス:10〜20万円(アラヤFederal、マリンFOUR CORNERSなど) daiwa-cycle.co(https://www.daiwa-cycle.co.jp/feature/1475)
- ハイエンド:20〜50万円以上(サーリー、オーダーメイドランドナーなど) touring-shimanami(https://touring-shimanami.com/touringbike/)
大型自転車チェーンではランドナーを扱っていないことが多く、専門店での購入が推奨されます。 大阪周辺であれば「ナニワ銀輪堂」(大阪市、京セラドーム近郊)がレストア工房レンタルサービスもあるユーザーフレンドリーな専門店として知られています。 daiwa-cycle.co(https://www.daiwa-cycle.co.jp/feature/1475)
参考:ランドナーやツーリングバイクを実際に手にとって選べる専門店情報
| ハンドルタイプ | 姿勢の特徴 | 向いている用途 |
| --------- | ----------------- | ---------- |
| プロムナード | 背筋がまっすぐ、超楽なアップライト | 街乗り・短距離通勤 |
| ノースロードバー | 緩やかなアップライト | 街乗り・ツーリング |
| フラットバー | 前傾姿勢ぎみ | 街乗り・スポーツ走行 |
| セパレートハンドル | 強い前傾姿勢 | スポーツ・サーキット |
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