
運転しやすく、室内は最大級
2015年8月にフルモデルチェンジしたソリオは、「背の高い軽自動車」が、そのままコンパクトカーになったような車。室内の広さ、燃費、走りと全方向に進化した万能コンパクトになりました。
ソリオは、スズキ店とスズキアリーナ店で扱われています。これらの店舗は、ススキ系の別会社ということになるため、同士競合させて値引き交渉に持ち込むことができます。
三菱のデリカD:2が、ソリオのOEM車です。まったく同じ車(ロゴ等が違う)ので、相見積もりを取って値引き交渉しやすいです。
トヨタスペイド、トヨタポルテあたりが競合車となります。が、同士競合、兄弟車競合の方が効果的かも知れません。
とはいえ、一応ライバル車の見積もり取ってから、スズキのディーラーに行くと良いと思います。時間がないあなたは、ネット見積もりが便利です。オートックワンというサイトで、新車のネット見積もりが出来ます。
エアロパーツ装着の「バンディット」もありますが、お買い得感が高いのは中級グレードのX-DJE。装備も充実しているので、今回はX-DJEを選びました。
車両本体価格 | 1,603,000円 |
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車両本体消費税 | 128,240円 |
自動車税(年額) | 34,500円 |
自動車取得税 | 43,200円 |
自動車重量税 | 22,500円 |
自賠責保険 | 40,040円 |
リサイクル料金 | 11,000円 |
登録諸費用(概算) | 50,000円 |
支払合計 | 1,932,480円 |
※エコカー減税適用で、自動車取得税は60%、自動車重量税は50%それぞれ減税になります。
7~14万円
フルモデルチェンジ直後など、どうしても値引きがうまく進まないときがあります。オプションを多めに装着して、オプションから値引きしてもらう作戦も有効ですが、下取り車があるなら、下取査定額をがんばって、実質値引きを広げていくといいかも知れません。
素直にディーラーで査定をして貰う前に、ご自身で査定をしておきましょう。
近所のガリバーやアップルといった中古車販売店で査定するのも良いのですが、なるべく高く買って欲しいという場合は、複数業者を自宅に呼んで査定してもらう一括査定が良いかも知れません。
スズキソリオは2015年8月にフルモデルチェンジしました。何が変わったかというと…ボディサイズは殆ど変わらないのに、室内が広くなった(スズキマジック!?)、Sエネチャージ搭載(グレードによる)で、27.8km/lの低燃費を実現、軽量ボディで1300ccクラスを超える加速性能あり、ディアルカメラブレーキサポート(オプション)設定あり。ちなみに、バンディットっていうのは、ソリオの上位グレードのことなんですね。
現行で注目したいのはS-エネチャージ搭載ということ。効率のいいデュアルジェットエンジン(DJE)の改良型との組み合わせで、JC08モード燃費27.8km/lを達成。ボディを約100kg軽量化した新プラットフォームを採用したこともあって、燃費はストロングハイブリッド以外のガソリン登録車だとパッソの27.6km/lを抜いてトップになっちゃいました。だから、ソリオを選ぶなら、S-エネチャージ搭載グレードを選びたいところですねー。
インパネは、スピードメーターが中央につきました。これ、ただ中央についただけだと、表示切り替えとかトリップメーターのリセットの操作が「遠くて押しづらい…イラッ」てなるところですが、操作スイッチはちゃんとハンドル左手奥のダッシュパネルに配置しているので不便さは感じないんですよね。「ハンドルに隠れてメーターが見えないよ」なんてことがないのも良いですね。見やすいです。また、先代よりもボンネットが短くなって、前方の見切りがよくなりました。Aピラーも細くなって、死角も減り運転しやすくなってるんですね―。
装備面では、助手席側のパワースライドドアは全車標準装備。運転席側はハイブリッドMZが標準装備、バンディットにはオプション装備になります。ここは、個人の考え方にもよりますが、電気系統がイッたときを考えて、片方は手動で開くようにした方がいいのかなーって気がします。
ドライバー正面にインパネアッパーボックスがあって、ここにETC車載器を入れられるのがちょっと嬉しい。スッキリするんですよね。USB端子もついているので、スマホの充電などにも使えます。インパネアンダーボックスは、まあ、ゴミ箱として使うのかな。よく100円ショップで買った小さいゴミ箱を車内に置いてる人がいますが、それをスッキリさせられるってことで、細かい気遣いが嬉しいところです。といっても、汚れたものを入れるのは気がひけるので、結局100円ゴミ箱も置くかも(笑)4人で乗ることが多いなら、後部座席のパーソナルテーブルは重宝しそう。ちょっとしたものがおけるドリンク置き場として使えるんですよ。最低グレードのGだとオプションになります。それ以外は標準装備。
気になる乗り心地はというと、100kgも軽くなったせいか、加速性能が気持ちイー!んですよね。加速時にはS-エネチャージが作動するので、燃料消費を抑えつつ、効率的に加速できるんですよ。アクセルをいきなり深く踏み込むと動作しないので、流れに乗る程度の気持ちで踏み込むのがコツみたいです。軽量化のデメリットは、あえて上げるとしたら道路から伝わるノイズがそれなりに聞こえるっていうことでしょうか。風切り音などボディの上部からの騒音はうまく抑えるようになっているみたい。
優しげな顔つきのソリオと、細目でギラッと獲物を狙いような面構えのバンディット。あなたなら、どちらを選びます?